今年はもう早春という時期は過ぎましたが、ある人が早春の季節に、春の訪れを感じることができる風物を探して散歩にでかねました。
その人は、中国の詩人・載益(たいえき)でした。
彼は一日中森を歩き回りましたが、春の訪れを感じるものはどこにも見つかりませんでした、
疲れきって家にかえると、庭の梅の木に花が咲いていました。
それを見て、「春はわが家にやってきていたのか」と気づきました。
そのとき、詠んだ詩が、
「春枝頭(しとう)に在って すでに十分」
です。
幸せをもとめ、あちらこちらをさまよい、歩いたが、どこにも見つからなかった。ところが、家に帰って初めて気がついた。私はすでに十分、幸せに暮らしていたのだ。
人間って、十分幸せなのに、「まだ幸せが足りない」という欲に振り回されて、探しまわります、
自分がいま、どれほど幸せかということに気づくべきだという戒めです。
生徒は、この絵のような春を感じています。
右下には花が咲き誇る春、左上には花が散り、若葉が出てきているという、春の移り変わりを表しています。
さて、今日は午後から参観授業、その後、学級懇談会でした。
今日の参観授業は、学級担任の授業が基本でした。
PTAの委員になってくださる保護者の方には、1年間お世話になります。
どうぞよろしくお願いします。