箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

余裕をもって

2018年04月14日 11時38分22秒 | 教育・子育てあれこれ


私は、役割上、学校から出す文書やプリントを前もって読み、決裁をします。

そこで、感じることがあります。それは・・・

4月になり、勢いよく学級通信を出す担任がいます。

しかし、途中で息切れして出せなくなる場合があります。

それなら、最初から出さない方がましだと、私は思い、教職員に言います。

学校通信は、ゆったりとした心境で、慌て過ぎず出すものです。


車をとどめて

そぞろに愛す 楓林の暮れ (杜牧)



馬車に乗って移動中に、紅葉がきれいな林にさしかかりました。

せっかくだから車を止めて、この美しい風景を楽しもう。


慌てて落ち着きをなくすと、焦りが生まれます。

焦りはよけいな失敗をまねきやすくなります。

ゆとりを持って、ゆっくりいくほうが豊かな人生を味わえるかもしれません。

忙しい現代人が、つい忘れがちになることです。

また、急ぎすぎると、無理がうまれ、やる気が持続しないものです。

燃立つで勢いこむと、火はすぐに燃え尽きます。

絶えず湧き出る泉のように、水量は少なくとも、絶えることなく、余裕をもち、絶やさず継続することが肝要と、私は考えます。