Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

シラク入院!(Chirac,il a ete hospitalise!!)

2007-07-07 13:19:20 | 白猫シラク
これは今年の3月ごろのふくふくしているシラク



今日午前10時ごろ、シラクが縁側にやってきました。
雨が降っていたので、背中がガビガビ。

「あれま、今日は昼間にやってきたんだね」
と言いながら、高い缶詰(シラクは安いのは食べないのだ、贅沢者め!)を開けて食べさせながら、目の上の傷をチェックしつつ、タオルで体を拭いてやりました。
どうせ、また外に出ればガビガビになるけれど、少しでも毛のフワッとしたシラクになってほしくて。


背中を拭き終わっておなかを見てみたら、
な・な・なんと怪我してる(。゜(゜´Д`゜)゜。ウァァァン

おなかの真ん中へんに穴が開いてる。
膿が出てる。

うゎ~~~大変だわ。
この穴を放っておいたら、ここから細菌が入り感染症になることは十二分に考えられる。傷の周りをティッシュで押さえると、シラクは怒る。
痛いんだね。

これは、連れて行くしかないね、獣医さん。
シラクのこの傷、見て見ぬ振りはできない。
顔の傷は「放っときゃ治るよ」って言えるけど、おなかの傷はそうはいかないだろう。

と言うわけで、シラクをキャリーバッグに入れて車に積み込み獣医さんへ。
シラクにしては、初めての自動車ですよ。
でも、意外とおとなしい。きっと何がどうなってるんだかわからないんだね。

ときどき「シラク」って声をかけるを「ウァ~~ン」と答える。

車で10分ぐらい。
カーナビのテレビ、走行中は画像は出ないけど、音声は聴ける。
ちょうど、四肢を切断しても元気に生きている犬の話題が取り上げられていた。
その犬は何かの病気で四肢を切断しなければあとは安楽死の道しかなかったところを、飼い主さんの意思で、切断の道を選んだそう。今ではお散歩もできるし、トイレも自分でできるのだとか・・・。

運転中の頭をよぎることは「深刻な状態だったらどうしよう。大きな手術が必要だと言われたらどうしよう。いくらぐらいかかるんだろう」ってお金の心配だってした。


獣医さんに到着。すぐに看てもらえた。
おなかの傷は猫同士で戦って引っかかれたような傷ではなく、何かに突き刺さって穴が開いたのだとか。でも、もう化膿のピークは過ぎて膿みも殆ど出来っている状態なんだって。
傷の深さは1センチ以下。

本当なら自分で舐めてきれいにして治してしまうだろうけど、傷の場所は胸の下おなかの上って感じで、自分で舐めて治せる場所じゃなかったんだね。
ずっと、「グジュグジュしてて気持ち悪いなぁ」と思っていたんだろうね。
かわいそうなシラク。
ちょっとヘンだと思ったら、すぐに戻ってこなきゃだめじゃない。

が、いや、待てよ。
この前の月曜日の夜戻って来たときに、すでに傷はあったのかも。

ごめんねシラク、気づいてあげられなくて。


さて、治療法ですが、消毒して傷口を縫合、そして抗生物質を飲ませるもの。
部分麻酔で縫合手術ですよ、シラク。

今日は助手の先生が病院に不在で手術ができないため、
週末は病院にお泊り。
月曜日午前中に引き取りにいくことになっています。

初めて獣医さんに見せて、分かったことですが、シラクは生まれて5~6年は経っているようだと、歯や歯肉の状況から判断された。

そうなんだ。
私は、生まれてまだ1年ぐらいかと思っていた。
あの人懐っこさは仔猫のものだと。

5~6年のノラ猫を続けてきたんだとしたら、いくらゴハンをもらっているとは言え、自分から人間の膝に乗ってくるはずがないし、庭を歩く人間の後を追ってじゃれついてくるはずがないと思うんだけど。

ひょっとして、仔猫のうちはかわいいかわいいってチヤホヤされたけど、ある程度大きくなって捨てられちゃったのかな?
信じていた、守ってもらえると思っていたのに、ある日突然見放されて食べ物も安心して眠れる場所も失ったのかな?

シラク、苦労してきたんだね。

そういえば、シラクの上の左の犬歯、折れてた。
ひょっとして、この前わたしの脚を咬んで折れたかな?

今頃シラクは獣医さんのステンレス製のケージにいるのかな?
諦めて、隅っこで丸くなって寝てるかな?
「ここはどこだよぉ~~。どうしてここにいるんだよぉ~~。」と思ってるかな。

でも、シラク、傷が早くくっついてグジュグジュも治るんだから、我慢おし!
月曜日に迎えに行くからね。

さて、シラクが帰ってきてからが問題。
家の中に入れることはやはり難しい。
またリリースすることになるだろう。