畝傍山周辺、本番の朝。
雨続きの毎日の中、曇り空でラッキーな出発。
参加者は少なかったが、その分ゆっくりと回れ、下見で見逃したものもいくつか見れた。
植物の他、虫も生物も・・
細かいことは報告書に書くので、ここでは簡単に。
ヤブガラシの葉裏の真珠体を観察。
「節足動物やアリに餌として提供して食害から守ってもらう」と書いたネット記事もあったが・・謎の物体。
溝にびっしりミズユキノシタらしいもの。ここでは初めて見た。
少し持って帰ってよく見たら、葉腋に若い果実が付いていた。
花も花弁のない目立たないものらしい。
ナルコユリ 果実あり。草に紛れて下見で気がつかなかった。
ウマノスズクサの群生しているところで、ジャコウアゲハの幼虫
ウマノスズクサはジャコウアゲハの幼虫の食草。
毒草であるウマノスズクサを食べて育ちその毒を体内に蓄えるそうだ。
蛹も見てもらえた。その姿が後ろ手に縛られた皿屋敷のお菊さんににているので「お菊虫」と言われる。
雌の成虫が1頭飛んでいた。
タシロラン 下見の時に見つけた所と違う場所でいくつも見つかった。
この場所では初めて見る。花が終わったものも多かった。
午後見るつもりだったタシロランが予想外のところでたくさん見れたので、午後からは雨がぱらついたこともあり平坦コースに変更した。
オニグルミ 房状に付いた果実
ヌマガエルのようだ。お腹は白かった。
トビズムカデ 葉の上で何やらお手入れ中?
コガネグモ 何匹か見たが、全部脚を揃えた下向きの姿勢。
下向きの姿勢には意味があるのかな?
途中で見たコヒルガオ
セイヨウヒルガオ
下見の時は繁っていたのに刈り取られたのか?細々と残るのみ。
花の開いたのはなかったが、コヒルガオとの違いを観察。
コヒルガオの苞は大きく、ガクを包んでいる。
セイヨウヒルガオ 苞は線状で、ガクを包まず、花柄の途中にある。
花もコヒルガオよりずっと小さい。