みどりの野原

野原の便り

7月23日 草木の日 マルバツユクサ コウホネ ハス 

2022年07月23日 | Weblog

草木観察会

開始すぐの、階段の下の格子のはまった溝で・・
アゼナやらクグガヤツリやらコゴメガヤツリ コミカンソウ ニワホコリ・・
ここだけでも十分観察地になるやんと思うぐらいの雑草があった。


マルバツユクサも石垣の下で繁る。
この頃、あちこちで分布を広げている。


マルバツユクサは地中に閉鎖花をつけ、種子ができる。
ツユクサも苞の中に閉鎖花はできるが、開放花にできる種と、地中にも種ができるマルバツユクサはより繁殖力が強そうだ。

ヤブヘビイチゴとヘビイチゴの果実を見た時、「毒ではないがおいしくはない」と周りの参加者さんに説明していたら、スタッフ仲間が「ヤブヘビイチゴの方がおいしいです」 
へ~。食べ比べたことはない。今度味見してみよう。

チゴザサ・キシュウスズメノヒエ・・なんやかや細かい植物も見つつ・・


ハス ほとんど果実ができていて花は残り少ない。


折れた茎があったので切って茎の中を見る。
レンコンと同じような穴が開いている。
象鼻杯は、葉の中心の、茎につながるところに穴を開けておいて、葉にお酒を注ぎ、葉柄を通して飲むという粋な?飲み方。
イベントがあったりする。


池のコウホネ 水中から茎を立てて花が咲く。


花弁状のものはガクで、その内側にあるのが退化した花弁だそうだ。
その内側のたくさんの細い弁状のものが雄しべ、その内側に子房(多心皮)があり、先に柱頭が見える。
花と茎は咲いた後に倒れて水中で果実が熟し、水に浮かんで種子散布するらしい。
種子は見たことがない。


前もって株を掘り出しておいてくださったので、観察。
横に這う白く太い根茎が川骨(河骨)の名の由来。


田んぼにはコナギとウキアゼナがいっぱい。
ちょっとイネには気の毒なありさま。


田んぼの中から放り出してくださったウキアゼナ
白い花が可愛い。
家のあたりでは前にちょろっと見たぐらいで、あまり見かけない。


オオシロカラカサダケ 毒のきのこ。


クマゼミ アブラゼミ 両方雄だ。


下見した早い時間にはこのアオドウガネがコナラにいっぱい付いていた。
本番の頃にはほどんど見かけなかった。

今日は水田雑草が主なテーマなので、イネ科他、細かいものが多かったが、参加者の方は熱心にメモもとられていてすごいなあと思った。

後の時間はクラフト。
今月はタペストリー作り。
今回も、たくさんの種や果実やもろもろ・・準備して下さっていた。


私の作品です。
自分のタペストリーづくりに追われて、他の人の作品を見て回る余裕がなかった。
独創的な作品がたくさん出来上がったらしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする