「朽木のハンカチノキ」のお誘いがあった。
降水確率はずっと高いまま。でもGO!ということになった。
「トンネルを抜けれはそこは青空(せめて曇り空)だった」とはならず・・・
車窓からはすでに田植えが終わった田んぼの景色。
タニウツギらしいピンクの花、林床にはシャガの大群落がところどころに見え、木に咲いた白い花も見えた。
お昼に立ち寄った、レストランの駐車場にさっそく数本のハンカチノキがお出迎え。
じゃじゃぶりの雨。
車中で雨具とヒル除け対策をする。
そして、くつきの森に到着。
以前は「朝日の森」と言われたところ。h16年初めて連れてきてもらって、初めてハンカチノキを見た。
入口付近には見事なフジの滝 ハンカチノキも1本あったが、早速ハンカチの木のある広場へと向かった。
わあ咲いてる!よかった。満開だった。
梢まで白いハンカチがびっしりとついて、見事! 独特の香りが漂っていた。
雨は少し手加減してくれてはいるが降り続いている。
最近はハンカチノキもあちこちで植えられ、身近に見られるようになってきたが、こんな大木は見たことがない。
いったい何mあるのだろうか? 4本並んで咲いて壮観だった。
ハンカチに見える白い2枚の苞 花は中心部にある。
雄しべらしいものがたくさん見え、柱頭の付いた雌しべも見える。
たくさんの雄しべと1個の雌しべなのか、花の集まりなのか? よくわからない。
果実は花柄に対してゆがんだ位置についているが、この時点で子房はすでに偏っている。
不思議な花だ。花が目立たない分、大きい苞が虫寄せをしているのかも。
ハンカチノキを堪能して、少し森の中を歩く。
ヤブデマリ トチノキの花
サワオグルマ?? カマツカ
園内の落ち葉道を歩いていたが、ふと気が付いて各自ヒルチェック。
「ついてる」「私も」「私も」
ヒル除けにショートストッキングを履いていたのに、その上に重ねていたソックスに1匹食いついていた。
それを取り、靴にも大小2匹。と、腕がチクリとしたように思い袖をまくると手に1匹食いついていた。
それを取った跡は少し赤くなっていたが、帰った今もかゆい。
いつもなら写真の1枚も撮ってやるのだが、傘にカメラに・・余裕はなかった。
それに、カメラの調子も悪い。
6人、ほぼ全員にヒルはついていた。こんなに多いとは・・
田んぼのヒルと違ってヤマビルだと思う。
ところで、昔は田植えに入ると足に必ずというほどヒル(チスイビルというらしい)が付いていた(のを見た)が、今でも田んぼにはヒルがいるのかなあ。
農薬の影響もあるだろうし、今は田植えも機械でやるので、ヒルは食糧難になって絶滅状態??
雨の中傘をさしてのハンカチノキのお花見だった。思わぬヒル騒動もあった。車の中にも1匹お土産が付いていたらしい。
そう云えば過日、渡辺教授の講演がここで有り、お嬢様ともお逢いしたっけ。多分ダビディアの木の横を通っていると思います。
それにあんな大きい(樹高の高い)木はそうそうありません。でもヒルには参りました。