Tさんと私の妹と3人で三峰山に登った。
快晴、今日は樹氷は無理だろうな。
三峰山にはだいぶ前に登ったことがあるけど、記憶は薄れている。
榛原から日祝だけの臨時バスがでていて、9時発の第1便に乗った。
往復2700円 1時間かかって「みつえ青少年旅行村に到着。
少し下ったところから不動川沿いの林道に入る。
しばらく登って鳥居をくぐると、不動の滝。勧進縄が張られている。
夏ならば近くに行ってマイナスイオンを浴びたいところだが、
今日は山道から眺めてすぐ出発
辺りにはミカエリソウらしい群落か、枯れた枝がたくさん見られる。
山道に入ってやっと倒された木に少し積もっている雪を見た。
早くも上から降りてくる登山客が、雪の状況を聞くと、「もっと早く
来ないと樹氷はもう落ちてる」といわれる。
やっぱりなー。
道もだんだんきつくなる。木の階段道と地道が続く。
妹とTさんはおしゃべりしながら歩いてるけど、私は余裕がなく、
黙々と歩く。背中の荷物が重い。
11時半ごろやっと避難小屋に到着。
中には男の人が2人位、空いている。小さな明り取り窓からの
光だけなので、薄暗い中、Tさんがコンロを出して昼食の準備
お昼は「おじや」でした。熱い「おじや」は山では一番のご馳走。
ほんとにおいしかった。重い荷物を持ってきてくれたTさんに
感謝。
背中に入れた汗取りタオルも抜いてすっきり。二重に靴下を履いてる
のに足がすごく冷たい。コーヒーも飲んで出発
小屋の屋根からはツララが下がっていた。ツララを見るのも久し
ぶりだ。
雪は0~5センチたいしたことはないけど、帰り道が凍ててそうなので、
アイゼンをつける事にした。
小屋の前で調節していると、ツアーをつれてきている男性に、
「そんな手間取ってたら凍死するよ」といわれた。
ごもっとも、先に合わすぐらいはしとかんとあきませんね。
そこから凍てた道を約30分で三峰山山頂(1235m)
やっと着きました。
快晴で青く澄んだ空が大きく広がっていた。
樹氷は溶けたり落ちたりして全くない。少し枝の元や先に
ついているのがあるくらい。
去年の高見山(1248m)は、雪もたくさん積もって、あたり一面樹氷という
最高の場面を見れたけど、今年は暖冬なので仕方ない。
室生火山群の倶留尊山(くろそやま)・大洞山・尼ヶ岳などが連なっ
ている。
手前には神末(こうずえ)集落が固まって見えた。
そこからは八丁平経由で下山予定。
道は泥んこのぬかるみ道、滑らないように気をつけねば。
葉を落とした落葉樹の中を歩いたり、泥んこ道を歩いたり。
八丁平は開けた草原で、明るい日差しは春のようだ。なんていい天気。
でも、アシビの蕾はまだまだ固い。
なおも黒土のぬかるみ道を下る。
気がつけば、予定の 登リ尾道の分岐を見過ごしたらしく、遠回りの新道
に入っているよう。
ぬかるみの道だけど、はっきりしているのでこのコースで下ることにする。
尾根道を上がったたり下ったり、新道峠を越える。
細い尾根道で、アイゼンに引っかかって見事に転んでしまった。
服が汚れたぐらいで、谷に転げ落ちなくてよかったこと。
ここでアイゼンを外す。
途中で蕾をつけたミヤマシキミがあった。
ヒメシャラの赤い木肌が見られる下り道を滑らないように気を
つけながらくだり、やっと自動車の通る林道に出、神末川に沿っ
て下る。
ケヤキ谷橋という木製のかわいい橋があった。
ほどなく無事バス停に到着。4時が最終便なので下山が遅れると、
バスがないので帰れなくなってしまうが、遠回りしたけど、
時間内に降りてきたので、1台早いバスに乗れた。