みどりの野原

野原の便り

9月18日 久しぶりのEちゃんと & タマシギ

2007年09月18日 | Weblog
「会いたいわ」とEちゃんからハガキとメールが来て、一緒に飛鳥に行くことになった。

職場でご一緒してから後1回会ってるか。子供さんの歳からして8.9年ぶりかな。
おしゃべりしながら飛鳥を歩き、お弁当を食べ、懐かしく楽しいひと時を過ごした。

「歩いてもいいよ」とのことだったが、あまり歩かせても・・との気遣いは親子ほど歳が
違う彼女には不要だったと、後で気が付き苦笑する。
すっかり同じ歳の気分になってるわ私。へへへへ・・・

石舞台から稲渕の案山子ロードを歩く。


          ヒガンバナはもうすぐ見ごろ

畑へ
「見晴らしのいいところ」の希望にそって車で畑へ。
山の稜線に近いところまで登る。


            見晴らし抜群

              
                       ツリフネソウが咲いていた 

本薬師寺跡へ

ホテイアオイは真っ盛り。東塔跡

そこで「タマシギがいる」と教えてくれた人があった。

カメラを構えている人もいるその場所へ行くと・・・
タマシギ がいた。かわいい!




1.2.3 ちょっと離れて4.5羽
大きいのが親か。
ホテイアオイの途切れた水の中をつつきながら歩いている。

望遠があればいいのになあ。写真撮りたいなあ。





土手から4mぐらいのところで5羽が右へ行ったり左へ行ったり。
肉眼でもよく見える。クチバシが長く、足も長い地味な色合いの鳥だ。

カメラマンが「この鳥はメスは卵を産んだらどこかへ行ってしまい、オスが卵を温め、
ヒナの世話をするんですよ」と教えてくださった。

「わあ、今日の家と一緒やわ」とEちゃん。
「今日は主人がお留守番で子守をしてるわ」

私も「男が育児に参加するのはいいことやん」と思った。

帰って、ネットで調べてみたら、この鳥はメスの方がきれいで目立つらしい。
メスは卵を産んだらオスに預けて違うオスを探しに行くんだとか。
なんかうらやましいようだ。

でもそれは確実に子孫を残すためのタマシギの戦略らしいと知り、
ただうらやましがった私と違う遠謀深慮があるんだと知る。

子育てにがんばってるお父さんタマシギがんばって!
同じく子育て真っ最中のEちゃんもがんばってね。


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9月17日 鉢が峰 で 同窓会

2007年09月17日 | Weblog
鉢が峰で市民大学の同窓会をした。

久しぶりの顔あわせ。去年お世話いただいたスタッフの方も合わせ総勢16人
みんな元気そう。
それぞれの場所で活動している仲間たちだ。

「堺自然ふれあいの森」
ここは、堺市が墓地の計画をしていたところだが、墓地の需要が減ってきたことや、
「墓地よりも自然を残したい」という市民の願いがあり、アンケート調査した結果、
貴重な森を残すことになった。

パンフによると、面積約1.7Ha 70%が傾斜地の放置された里山・30%放置農地など。
「豊かな自然環境や多様な生き物の生息空間を保全するため、市民協働により後世に
残す里山公園」と位置づけられている。

「森の館」
里山保全管理活動の拠点となる施設。
指定管理者が常駐し、自然学習やレクリエーション活動の場として利用されている。
去年の4月にオープンした。


       階段の竹飾り 揺れるとカラコロと鳴る
館の中にはクラフトや川魚やいろいろな展示・自然関係の図書なども置いてある。

「いっちんクラブ」は、ここを拠点に里山保全管理活動をするボランティア組織である。

「森の館」を見学した後、「いっちんくらぶ」に所属して活動しているUさんの案内で、
ふれあいの森の散策路を歩いた。

クロバイ広場・ヤマガラ平・尾根みち・見はらし広場から 里道を通って「森の館」へ
戻るコースを歩いた。

堺の友達のいち早い情報で、オープンまもなくの去年5月4日にここを訪れ、木の実の
クラフトを作らせてもらい、散策路を歩いた。
その後、もう一度立ち寄っている。 今日で3度目になる。

今回、同じようなコースを歩いたが、散策路の整備や畑の利用も進み、「いっちんくらぶ」
の活発な活動が伺える。

 
             刈り取ったネザサを利用した垣根

 
              自然な感じの手作りベンチ 

        
              コース途中の見晴らし広場で休憩

森の中にはクロバイ・シリブカガシ・タカノツメ・コナラ・ソヨゴ・コバノミツバツツジ・
ネズミサシ?・モチツツジ・ヤブムラサキなど。
臨床にはウラジロやコシダが多い。
ミヤマウズラやラン(名前不明)・ノギランもあった。

 
         ソバ畑                 もち米の田んぼ

その他にも、ワタ・ピーナッツ・シソ などが栽培されていた。
ここでの活動に利用されるそうだ。

午後からはここから近くの鉢が峰まで観察しながら歩いた。

             
             畑の斜面に自生のオミナエシ

このあたりは地域の自然を愛する人たちの働きかけにより、持ち主さんが手刈りで草を
刈って下さっているおかげで、キキョウ(花は終わっていた)やワレモコウなどが残っている。

家からは遠いけれど、大好きな場所で、ここへ来ると、いろいろ考えさせられる。

終わってからは懇親会。
ソバ焼酎が効いたのか、仲間に会えた興奮が続いていたのか、いつもはぐっすり眠る電車
の中で、今日のメモも整理できたし、絶好調だ。
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この花はなんでしょう。  都祁周辺

2007年09月16日 | Weblog
この花は何でしょう?  答えは最終にあります。


さて、今日は国道針から都祁周辺を歩いた。


ため池にはコウホネやマコモ・タヌキモ・ミソハギ

土手ではキキョウやワレモコウ・コバナノワレモコウなど

他にも、ナンテンハギ・タチカモメヅル・タムラソウなどの花、ユウガギク・ヨメナなど
野菊の仲間、

ヤブツルアズキやヤブマメなどマメ科の花

アオハダガマズミ・コバノガマズミ・ウメモドキの赤い実

タチシオデ・タカノツメなどの実
 
  
       キキョウ                タムラソウ

  
       ヤマザクラ大木               アオハダ


        手前にコバナノワレモコウ

絶滅危惧種を含む貴重な花がたくさん見られた。

自然度の高いこんな場所がいつまでも消えずにいてほしい。

イネも黄金色に頭をたれ、稲刈りが始まっている。

野山は秋真っ只中だった。

クイズの答え   
「サトイモの花」
めったに咲かないそうですが、今日こられた先生の畑で見つけられたそうです。
初めて見ました。

マンゴーに近いようないいにおいがしました。

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9月15日  行灯作り & 飛鳥光の回廊プレ点火

2007年09月15日 | Weblog
飛鳥で明日・あさって「飛鳥光の回廊」が行われる。

今日はプレ点火があり、それに関連して「あんどん作り」のイベントがあった。
2時過ぎから夜8時半ぐらいまで歴史公園館でお手伝い。

”あんどんづくり”
親子や家族連れやご夫婦・友達同士が、準備した紙に絵を描いて枠に貼り「あんどん」
作りをされた。
そのあと、手作りあんどんにろうそくの火をともしてプレ点火の会場へ持って行かれたり、
持って帰られたり。

ろうそくをつけると、ぐっと絵が浮かび上がる。
自分が書いた絵のあんどんに子供たちはみんな満足そう。

  
     一所懸命描いたよ                出来上がり

  
      何描こうかな              さすが大人立派な絵

  
      こんなあんどんも           全部僕が書いたよ             


"点火体験"

6時前からは「飛鳥光の回廊」のプレ点火ということで、会場の芝生広場や公園館
周辺に並べたあんどんに火をともす体験が行われおおぜい参加された。

お手伝いの合間に見に行ったが、きれい!ろうそくのほのかな明かりは癒される。

   
        芝生公園へ            立体の飾り

  
        点火体験             上から見ると”白虎”

 
   竹の家「たいし君」「あすかひめ」      里山クラブ10期生の作品


長時間だったが、みなさん喜んで帰られ、点火体験の後、「点火してきましたよ」とわざわざ
立ち寄って声をかけて下さる方もいて、そんな時はお手伝いのみんなもうれしいものだ。

「あすか光の回廊」は明日・あさって本番ですよ~。
 歴史公園の芝生広場で6時~9時
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9月14日 花が自分を見ていると感じたことがありますか?

2007年09月14日 | Weblog
9月に入って、子供向けの本を2冊読んだ。

「植物は考える生き物?」
冒頭「あなたはチューリップやバラの花に見られていると感じたことがありますか? 
(ちょっとびっくりする)

人間は花を咲かせる側、育てる側、野菜を作る側、食べる側と思い込んでいるが、
「不思議」な体験から、その考えは捨てなくてはならない。とある。

嘘発見器が強いストレスを感じたときにグラフが大きく乱れることから思いついて
ドラセナに嘘発見器を取り付け、1枚の葉を熱いコーヒーにつけたが、特に反応がない。
いたずらに熱中して、葉を焼くことを思いつきマッチのあるほうへ歩き始めたら、
ドラセナに取り付けたポリグラフの針が大きくふれた。
焼くフリをしたときには何の変化もないことから、「自分が本気でないことを見破った。
心を読み取っているんだ」と確信する。

(うっそー)

虫(ナミハダニ)に食べられた豆(リママメ)が悲鳴をあげ、ある匂い(物質)
をだして虫を食べてくれる虫(チリブカダニ)を呼ぶ。
その時、仲間の警戒信号に驚いた近くのまだ食べられていない豆も同じようにその物質
を出してあらかじめチリブカダニに応援を求める。

ネムノキやケヤキは地震を予知する。

いろんな実験をした結果「植物はよく見えている。ひどい仕打ちを受けるとおびえる。
感じる力がある。感じ、考え、覚えている」
「かわいがり話しかけると成長が早い」(これは聞いたことがある)


あとがきでは「植物を利用するだけでなく、この宇宙のパートナーとして先輩として、
人間が生き残るための方法を聞く相手は植物だと思えてなりません」
と結ばれている。

動けずにその場でなされるがままのような植物は、本当はなんでもよくわかってるんだよ。
コミュニケーションもできるだよ。
知らないだけで本当かもしれないと思えてきた。

もう1冊の絵本「草のふしぎ大研究」
この本の最後も「雑草さえ絶滅してしまうような環境で人間はどうやって生き残るのか?」
という問いかけで結ばれていた。

今の世、人間がおごりすぎているのかもしれない。
子供の本ながらいろいろ考えさせられた。





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9月13日 飛鳥の秋

2007年09月13日 | Weblog
今日は里山クラブの13期の講座の下見を兼ねてハイキング

     
芝生広場へのところに「飛鳥光の回廊」用と思われる行灯が作ってあった。
竹製でSさんの創作らしい。灯りが入ればきれいだろうな。

公園から中尾山古墳を経て朝風峠へ、
ツルボ・ヌスビトハギ・ノブドウ・クズの花も満開。
他にもいろいろ咲いてるよ。


坂を上がって朝風峠へ着いたとたん、涼しい風がすうう~っと通り抜けて、
ああ気持ちいい。

今日は天気もよく見晴らしもいい。

ここからは案山子ロードに入る。

早くも案山子は出揃っているよう。
今年のテーマは「元気」 作品はちょっと地味目?かな。
でもかわいいのがいくつもあった。

右に左にあるので、いくつも見落とした。
今度は気をつけて全部見よう。

(案山子の写真は今回は載せません。又のお楽しみに)


      ミズアオイ満開
                
                   まだ青い棚田 ヒガンバナもまだ出ていない。

弁当の後は、石橋を渡り、車道を歩いて石舞台公園へ。

 
            石舞台公園  

公園の端のほうの木が何本か切られて株だけになっていた。
木を切るのはやめてよー。

                   
                      風舞台で太鼓の練習をする幼稚園児

       
                   ハギ ・ ススキ ・ ナンバンギセル

      
        イヌマキの実 子供の頃よく食べたなー

カキやクリ・・実りの秋は目の前だ。

・・とはいえ歩いたら暑い。駅前でかき氷を食べて帰った。
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9月11日 ②午後の部 上醍醐へ ゴー

2007年09月12日 | Weblog
静から動へ、午後はバスで移動して醍醐寺から上醍醐を目指す。

豊臣秀吉が花見の宴を催したという醍醐寺
桜の名所だが来たことはない。桜のきれいさと人の多さを想像する。
五重塔や三宝院の唐門の横を通って山道に入っていく。


山頂へ2.6キロの道標がある。
みんな初めてのところだけど、だいぶきついらしい。 

            
  「お助け杖」があったので、いるかどうかわからんけど借りて行こう。

            
          ず~っと階段       ミドリセンチコガネたくさんいる。6.7匹見た                                                           
しばらくはたいしたことないやんと思って上っていくと、階段になった。
ずっと上まで続いている。

不動の滝のそばを通る。丁石を数えながら登る。

     
湧き水があった。チョロチョロだけどコップに溜めて順番に飲む。
むちゃくちゃ冷たくはないがのどを潤す。

途中で毎日登っているというおじさんと一緒なり案内してくださる。

吉本興業に勤めていたとかで、そんな話をしながら歩く。
74歳というその方は杖もつかずさすがに元気。冬も登ってるんだって。

時々顔見知りの人と挨拶を交わしておられる。

         
   相生の杉 夫婦仲良くなるようにみんなに   マルミノヤマゴボウ
   なでられて幹はツルツルになってる

やっと16丁登りは終わりらしい。杖が役にたった。
しばらく歩いたところに、
西国11番札所の准胝堂・開山堂・五大堂など、立派な建物が並ぶ。

醍醐山頂の標識があった。
暑かった~。よく登ってきたね。と言っていたが、標高はなんと450mだと。
ええ~っこんだけしかないの? 7.800は登ったと思ったのに。

今日は少し曇っているが、晴れていれば見晴らしもいいとのこと「淡路島も
見えますよ」とおじさん。びっしょりだった汗も引いてきた。

S君は若いのにお土産に数珠を買い、持ってきた朱印帳に押印してもらって
いる。無信心な私とは大違い。


帰りはヒグラシにせかされて、下りて来たら5時半ぐらいになった。

もう下の醍醐寺も戸締りをしてあった。


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9月11日 ①午前の部 薬品会社の植物資料館

2007年09月11日 | Weblog
2回目の訪問

研究員のYさんが案内してくださった。

前5月には心もとないようだったのが、夏を越してずいぶん成長して花が咲き、
花だったのは実になっているものもある。当たり前だけど・・・
Hちゃんが持ってきた前の写真と比べるとよくわかる。

気になっているものをチェック。

                ツノゴマ
  
             ツノゴマ花                     若い実
        

            枯れた実はこんな形                  
            
                           
                            キバナツノゴマ 似たような実がなる     
            テッポウウリ

 
              テッポウウリ花
                        
                                 テッポウウリの実
なんでテッポウウリって言うのかな?確かめたいと思った。Yさんも協力してくださったんだけど、
はじけなかった。残念!


その他
 
           
  クサントロエア ドラギュラタ(ススキノキ科)      実になっている 尖って痛い
  日本名なし
1粒の種から育てて22年 花が咲いて 高さ3,35メートルになっている。

                      
         秋ウコン                 ヒコウキソウ
                              これが1枚の葉

種を外国と交換したりしておられるので珍しいものがたくさんあるが、1つ1つ世話が違うので大変そう。
仏教の聖木サラソウジュもだいぶ大きくなっていた。
薬効成分を含むものがいろいろあるが、毒のものもあるので要注意

午後は移動して、上醍醐寺へ 次に続く



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9月10日 シジミ汁

2007年09月10日 | Weblog
十三干潟でとれたヤマトシジミ。

昨日から薄い塩水に漬けてあって、何回も水を取り替えた。

本当は3日ぐらい砂出しすればいいんだろうが、
昨日シジミを捕っていた人がそんなにしなくても大丈夫と言ってたし、
活きのいいうちにとシジミ汁にした。


           こんなに捕れたんだよ

夕食のメニュー
ランチョンマットに乗せたらご馳走に見えるでしょ。


作りおきの煮豆
作りおきのひじきの煮物
ほうれん草の白和え 
秋刀魚の蒲焼風に焼きナスの練り味噌乗せ・唐辛子添え 
シジミ汁 これが今夜の主役です。
おいしかったですよ。


イシマキガイ
イシマキガイはカワムツ・ドジョウの水槽に入れるつもり。
コケの掃除をしてもらってからね。(あまりひどいので)
それまでは別居です。

娘のところにも分けました。


          コケ掃除頼むよ~

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9月9日 淀川の干潟  シジミがいっぱい捕れた

2007年09月09日 | Weblog
「さがそう!干潟の生き物たち」 という キッズプラザ大阪主催のイベントがあり、
お手伝いで参加。

十三駅前で受付を手伝った後、荷物を持って干潟のある河畔へ移動。

          
                     河畔へ移動

講師の K先生から淀川・干潟のお話
「淡水」「汽水」「海水」の話。淀川は5府県を通って大阪湾に流れ込む。
上流に大きな湖を持つ川は淀川だけ。
目の前の淀川は100年ほど前に造られた川で、今、大川と呼ばれているのが、淀川はだった。

ここは生物が豊富で自慢できるところです。
自然の中で体で感じる勉強が大切だよと言われた。

カードを使い、参加者の親子に問いかけながらの説明はすごくわかりやすい。

去年、数回先生の講座を受けたことがあるが、淀川への愛着と情熱が感じられて、いっぺんに
ファンになってしまった。
毎日の川にかかわる活動で、見事な小麦色肌だ。

このあたりは汽水(海水と淡水が混じった)ということで、塩分濃度を測定したら1.9%とでた。
(海水は3%)
今日は塩分濃度が高いらしい。
「後で川の水をなめて見てください。塩辛いです」と言われたのに、すっかり忘れてしまっていた。

ここを利用する鳥も多く、観察場所になっているそうだ。

淀川の水は、山手を流れる川と違ってぬるい。
川幅はすごく広く、河口が近いかと思ったが、海までは7キロほどあるとのこと。

先ずはカニ釣り
汐がひきはじめてできた干潟に下り、棒の先にたらした糸の先にタクアンをつけてカニの前に
垂らせば釣れるという。面白そう。

スタッフの身を忘れて自分の竿も準備。

暑い日中カのせいか、お昼寝中なのか、残念ながら釣れない。カニの姿がない。

先生が草むらにあったベニア板をのけると、その下にいたたくさんのカニがいっせいに逃げ出した。
タクアンをたらしたが、それどころではなさそう。
手で捕まえるほうが早い。

クロベンケイガニ(足毛深い)・ヤマトオサガニ・ケフサイソガニ、アシの中にはアシハラガニ
がイベント中に捕まった。

 
           タクアンで釣れる?                捕まったカニ

次は、シジミ捕り競争
3班に別れ、50センチ四方の枠の中で何匹探せるか。3箇所移動して競争。
2つの班は50匹ぐらい。150匹捕れた班もあった。

先生のお話だと、15年前に同じ方法で、4900個捕れたという。ウッソー!
聞き違いかと思ったが後で5000個近いと言われたので聞き違いではなさそう。

  
        50センチ枠の中でどれだけ捕れるか       3班は150個捕れた

後は自由にシジミ捕り 
スタッフもどうぞ。ということで袋をもらった。がんばるぞー。
干潟は殻だらけ。手で砂を掘ったり、上にごろんと出ているのもあり、穴の中から覗いて
いるのもいる。

結構捕れた。そしてわりあい大きい。3センチクラスのもある。

携帯で娘に知らせたら、「淀川のシジミ食べられるのかな~」と返信が来た。
食べられるそうだよ。

ここのシジミは汽水域に棲む「ヤマトシジミ」。
川の水が少なくて塩分濃度が高くなると死ぬそうだ。
琵琶湖のは「セタシジミ」・淡水に棲む「マシジミ」というのもいるとのこと。

シジミ汁にするべく、帰って薄い塩水に漬けた。

その後、ウナギの仕掛けを見に行く

泥田のようなところを通って、ヨシの間に水路状になっているところに、以前にウナギ捕りに
使われていた仕掛け(土管)があるのを、一つ一つバケツの中にあけて行く。
ずっと奥まで入って、仕掛けは6.7箇所あったかな。
ウナギが入るたびに歓声があがった。

大小さいのウナギが6匹ぐらい捕れた。

           
                    どろどろの中を歩いて

            
       ウナギの仕掛けをバケツへ          こんなのも捕れた

午後からは投網で魚とり
久しぶりにK先生の投網を見る。

見るほどにたやすくはないらしい。
先生は12.3歳のころからやってるというだけあって、網が広がる様はすごくきれい!

         
                       名人芸

ボラ・セスジボラ・メナダ・ヒイラギ・キチヌ・スズキ・マハゼ・ウロハゼ・アベハゼ・チチブ
など、たくさんの種類の魚が捕れた。

貝の観察
コウロエンカワヒバリガイ・カワザンショウガイ(山椒の実のように小さい)・イシマキガイ
イシマキガイは魚の水槽に入れておいたらいいと聞いてもって帰った。
イシマキガイを捕ってる男の子に「何か魚飼ってるの?」と聞いた。
答えを聞いて「エッ!アナゴ?アナゴ飼ってるの?」と聞き返して「アナゴ飼うわけないやん。
タ・ナ・ゴ や」と笑われてしまった。そりゃそうだよね。

この辺では珍しいカニ「ハクセンシオマネキ」の穴を見に行く。

穴が開いている中にカニがいるらしい。じっと我慢。動かないでと大人も子供も息を詰める中、
一瞬穴の中にカニの一部が見えた。と思ったが、引っ込んでしまった。
動いたと思ったら穴に蓋をしてしまったり、なかなか姿は見せないうちに、時間切れになって
しまった。

水槽
最後に、先生から今日見たり捕れたいきものの解説があった。

混雑した水槽の中で、大きい魚が違う魚を飲み込もうとして半分口にくわえたまま死んでいる
魚もいた。 身の程を考えないで食べるからやがな。

水槽に手を突っ込んで魚をやウナギを触ったり、子供たちの目は輝いている。
 
 
          水槽には捕れた魚がいっぱい

帰る時、水槽の中のウナギを「おいしそう~。おいしそう~」と名残惜しそうな男の子がいて、
笑ってしまった。よっぱどウナギが好きなん?

小さいウナギは、スタッフのレンジャーのお兄ちゃんが「ペットに飼ってみます」と連れて帰った。

他の魚は川へ返された。

日陰はないので暑かったけど水辺ではそんなに暑さは感じなかったが、家に帰って足を見て
びっくり。 半ズボンから出たひざの上は真っ赤になっていた。
向こうではぜんぜん気づかなかったのに。

ゲットしたシジミはどうなったか?
あすのブログで報告しま~す。




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