みどりの野原

野原の便り

3月17日 温泉を・・見に。

2013年03月17日 | Weblog
温泉大好きの私だが、今日は見るだけの温泉。
先日「鳥地獄」を見た時、温泉に由来するものだと聞いていたが、温泉は大阪にたくさんあるという。

今日は河内長野の温泉を見に三日市町駅から石見川沿いに歩いた。
木陰が恋しいいい天気だった。


川・用水路、水の豊富な所だ。 放置されている石臼は昔、水車を使って漢方薬をつくっていた名残らしい。


橋の名は鬼住橋 鬼住とは地名で「ここは母(鬼)で、父鬼という所もあるよ」近くにいた人が教えてくれた。
鬼伝説があるのだろう。人気のない鬼が住んでいそうな場所だったのかな?

さて、温泉だが・・
大阪には温泉が多く、ここ河内長野にも昔から泉源があったという。


川のそばに下りていくと・・ 井戸枠の中に湧き出す天然の炭酸水 周りには茶色い鉄分が付着していた。
岩の割れ目から湧き出していたのをボーリングし、井戸枠をはめたものらしい。
汲みだし用のポンプやパイプが残っていて昔は利用しておられたのだろう。
河内長野ではかつては温泉水に含まれる炭酸ガスをとりだす工場もあったらしい。
「炭酸水」というのでコップで汲んで飲んでみたが・・炭酸というよりも鉄分と硫黄のような匂いと味 まずい。
「ここは鉄分・塩分・硫黄など含んでいるが、井戸によってはサイダーとして飲めるものもあります」とのこと。
参加者の中にも近くに井戸があって「お客があると砂糖を入れサイダーですって出してた」という人もいた。
「自家製ラムネ」便利~。
こういう自然の湧出地が数多くあったらしい。
温泉としても利用していて、温泉ブームもあったとか。
前に見た「鳥地獄」も温泉成分が噴き出す場所だったのだ。

でもこれが温泉って?・・
温泉法によると『温泉とは地中から湧出する温水・鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で、別表に揚げる温度または物質を有するもの』(資料より)

「水温が25℃以上」か「規定の17の成分の内1つでも含んでいる」と温泉と呼んでもいいそうだ。
大阪に温泉が多いのは断層と関係があるらしい。


      シロバナタンポポ          色鮮やかなウバユリの葉 
春の草花はほぼ勢ぞろい。     


   延命寺

池の底にヒキガエルが何匹かいた。子供の網に捕まったヒキガエル。  
               右)聖徳太子御手植えと伝わる「夕照モミジ」樹齢800年~1000年 歴史を感じさせる風格がある。
                               

帰り道、上を通る橋の下にスズメバチの巣があった。 古い巣の上に作られた2階建ての巣は珍しいらしい。
この橋の下には他にも何か所も大きい巣があった。


  観心寺で解散となる。河内長野駅まで歩くという人と一緒に歩いたがかなり距離があった。
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3月16日 日本最古の人工林 樹齢400年植林スギの巨木

2013年03月16日 | Weblog
川上村の植林地を訪れる。

早く着いたので「蜻蛉の滝」へ。


高さ約50メートル2段の滝 カメラには入りきらない。
 
もくもく館からはマイクロバスと自家用車で村有林近くまで送ってくださる。
途中にはやっと竣工の日を迎える大滝ダムが水をたたえていた。
反対運動や、試験湛水での地滑りなど・・で、完成までに50年もかかったとか。


細い林道を通り、村有林近くで車を降りる。 そばを流れる谷川の清らかな流れ。

 
さっそく植林の山へ。いきなり急。 
        右)よく管理された植林地 スギにヒノキも少し混じる。
作業にはいるのも大変そうな急斜面を右へ左へとつづら折れにぐんぐん登っていく。

 
         切り株         ミヤマシキミが蕾をつけていた 
途中で一休みを入れて約1時間、巨木のある場所に到着。
傾斜地で巨木を見ながら弁当を食べる。

川上村は日本でも最初に植林を始めた所だとか。
500年前のスギ・ヒノキの「日本最古の人工林」の巨木は「歴史の証人」として保存されている。

 
樹齢400年、徳川家康のころに植えられたというスギの巨木 高さ54m すっくと立ちまだまだ若々しい。
                  右)見上げると・・すごい・・
近くには樹齢300年余の木が何本か残る。

「山を買うなら北向きが良い」というそうだ。同じ樹齢でも太さは暖かい地方に比べると細いらしい。
その分、材が密なのだろう。

林道に降りて、少し奥にある「水汲み場」まで案内してくださった。


湧水というので、苔むす岩の間から湧き出すのを想像していたが、コンクリート壁からつき出たヒューム管から水が出ていてガクっ。
コップを借りて飲んでみた。癖がなくておいしかった。水量はあるのですぐに水筒いっぱい汲めた。

 
山にはユズリハが多い。   葉の付け根、小葉の付け根に対生の鋭いトゲ 中軸には翼のある木、これは何だ? 
帰って調べたらフユザンショウだった。
ミカン科というのはすぐにわかったのだが、前にも見たことがあるのにすっかり忘れてた。
昨日に続き今日も巨樹三昧。
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3月15日 しまなみ海道ウォーク 大三島 クスノキ巨樹

2013年03月15日 | Weblog
今回は珍しく近鉄奈良駅発が取れた。
電車も座って行け、気分も楽だったが・・

宝塚あたりで事故があったとかで渋滞。
8時に奈良を出発して今日の出発地「大三島」に着いたのは13時45分。
遠いのは覚悟のバスツアーウォーキングだが、参った。参った。

日が合わずに来れてない前回の終点地「多々羅しまなみ公園」
 
   きれいな多々羅大橋      しあわせの鐘を鳴らして出発

今回は参加人数が25人?と少なめ。歩く速度は早くはないが、列が短く時間の融通が利きにくく写真が撮りにくい。
 
きれいな砂浜 水もきれいで海水浴によさそう。 コンクリートの隙間に銀色の葉 カワラヨモギ?

大三島は愛媛県今治市。かんきつ類の山地らしい。
撮り残したハッサクの木やレモンの木もあった。
列の後ろの方で歩いていると、道路の下のレモン収穫中のおばさんが「レモンあげようか?」
ほしいけど下に行く道がずーっと向こう。
行ってる時間がない。もう追い付かないと・・
それを見ておばさんがレモンを投げ上げてくれるがなかなか届かない。
なんとかそこにいた4.5人が1個ずつ受け取った。
友達の分も・・と追加でいただいて、離れてしまった列に急いで追い付く。

 
   峠越えの山道に入る。  オオバヤシャブシやヒメヤシャブシが多かった。

上浦町から大三島町に入る。
ゴールは大山祇神社
 
広~い境内絵立派な社殿 山祇神社はあちこちにあるが、こんな大きい所は見たことがないなあと思っていたら、ここは全国にある山祇神社の総本社で「伊予国一宮」だという。国宝や重文に指定されているものも多いとか。

 
天然記念物 乎智命(おちのみこ)御手植えのクスノキ 樹齢2600年 堂々たる姿に感動

 
もう1本 これも天然記念物 能因法師雨乞いのクスノキ 樹齢3000年 これは日本最古のクスノキだとか。
これを見ただけで今日来た価値があった。
この貫禄が撮れなくて苦労していてふと気が付いたらツアーの他の人たちは隣の道の駅に行ったらしく誰も残っていなかった。

道の駅でレモン茶の試飲・試食などして土産のワカメも買った。

 
満開のサクラは「椿寒桜」の札があった。シナミザクラとカンヒザクラの交雑種だそうだ。

奈良駅~我が家に着いたのは11時前になったが、渋滞を挽回する巨木に出会い満足。 
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3月14日 矢田民俗公園 ウメ見ごろ ひな祭り展

2013年03月14日 | Weblog
矢田民俗公園 
江戸時代に建てられた大和の民家15棟が移築復原されている。
そのうちの町屋集落2棟と吉野の民家2棟を見学
 
吉野集落
 
    旧前坊家       展示してあった製縄機 画期的なものだったのだろう。
木で作った唐箕(とうみ)や農機具・藁など自然素材の利用など昔の暮らしには人間の知恵が詰まっているなあと感心させられる。 

丘陵地を生かした里山をまわるコースも気持ちよかった。
もう少しすれば尾根道のコバノミツバツツジなども咲くことだろう。

 
    ソヨゴメタマフシ         中に黄色いタマバエの幼虫がいた

 
      梅林は見ごろ         カンヒザクラも間もなく咲きそう  

公園内を歩いてもなかなか立ち寄る機会のなかった民俗博物館
常設展で「大和のくらし」は、一昔前の農業・林業などに関する道具が数多く展示され、懐かしいものもあった。
季節展「ひなまつり」
 
人形(ひとがた)や紙雛などのひな祭りの原点となる展示が良かった。


 立派な御殿が連なる雛飾り

気持ちのよい一日だった。
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3月12日 初めてのスッポン料理

2013年03月12日 | Weblog
妹と同級生 そのご主人と私は同級生 4人がお互いに知り合いながら、初めてご一緒した。

懐かしい顔合わせも楽しみ。しかもスッポン料理を予約してくれているというのでそれも楽しみだった。
筒井駅で待ち合わせて車ですぐの割烹料理店。

スッポン料理というのは食べたことがない。味は癖があるかな? 
スッポンで連想するのは「噛みついたら離さない」・料理で出される「血」(テレビか何かで見た)・・ 
なんでも来い。と構えていたが、出されたお料理は上品。
 
 
煮凝り・煮物・吸い物・さしみ・揚げ物・あえ物・お酒で割った血 飲みにくくない。そのままでは固まってしまうらしい。
レバーや卵(体内にある黄身だけのもの)ぷりぷりのコラーゲンはお肌に効きそう。
スッポンは養殖もので1kgぐらいの大きさのメスを購入されるのだとか。
メスは普通卵を持っているから。
頭部と足先は料理としては出ない。
姿が見えないのでグロテスク度はなく、丁寧に料理されて臭みもなくおいしかった。
9品と最後に雑炊と漬物 おはぎでおなかも心も満足・満足。
珍しいスッポン料理と共に久しぶりにゆったりと過ごした。

先日博物館で展示されていたスッポン。カメ目 スッポン科
首をのばしていたので首は引っ込まないのかと思っていたが、甲羅は亀のような固いものではないがその中に首は引っ込むそうだ。
肉食性だが時に水草も食べるらしい。

小笠原でアオウミガメ(草食性)を食べたことがあるが、肉食性のアカウミガメは臭くて食べないとのことだった。
おかみさんのお話によると、スッポンもやはり臭みはあるという。
なのでその下ごしらえには相当手間がかかるそうで、丁寧に下ごしらえされているのだろう。全く臭みはなかった。
「噛まれた時は無理に離そうとしないで水につけると離します」とのこと。覚えておこう。・・って?
野生個体は減少しているらしい。どんなところに住んでいるのか野外では見たことがない。
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3月11日 飛鳥 トラツグミをじっくりと

2013年03月11日 | Weblog
飛鳥駅から甘樫の丘へ。

 
      アオモジ満開      ニワトコ 天ぷらにするとおいしいよ。でも食べすぎには注意。

 
      ヒサカキ 雄花           トサミズキ咲き始め
ジョウビタキ・ツグミ・ホオジロ・モズ・エナガ・カワラヒワ・ヤマガラ・・皆さんのおかげです。

今日のいち押しはトラツグミ。近くで長い間見られた。
  
私のカメラでも撮れたぐらいに近かったが・・  Tさん撮影のトラツグミ

終わってから2手に分かれて帰る途中、キジに遭遇。ラッキー。
 
     私の移したキジ             Tさん撮影のキジ
近そうに見えても私のカメラでは鳥はなかなか撮れない。カメラも腕もだいぶ違う。
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3月10日 ロゼットいろいろ

2013年03月10日 | Weblog
花や葉がしっかり延びていたらよくわかる植物も花もなく葉も地面に張り付いた春浅い時は分かりにくい。

 
      ツボミオオバコ                ブタナ

 
      オニタビラコ     コオニタビラコ(春の七草 ホトケノザ)はもう花が見られた。

 
    ヒメムカシヨモギ          オオアレチノギク

 
        ヒメジョオン              メマツヨイグサ   
毛の有無・多い少ない・葉の形・葉脈・・・

 
        テントウムシ          オオイヌノフグリ

帰る頃、雨が降ってきた。
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3月9日 築山周辺 野鳥 

2013年03月09日 | Weblog
近場の公園~池巡り。


鳥の片翼が落ちていた。誰に襲われたの? 受難の鳥 あなたは誰? 

 
         公園や池やお堀や住宅地を巡る。

 
        ウメ満開              オウバイ満開

   沈丁花もいい香り

 
公園のヒマラヤスギ ばらばらになった種鱗と翼の付いた種子がいっぱい落ちていた。
        右)根の出かけた種の皮をめくってみると黄緑の葉がちゃんと準備されていた。 
珍しい鳥はいなかったが、32種類もいたようだ。
ウグイスのすっかり上手になった歌声も聴くことができた。

クイズで、最終賞品を巡り珍しくじゃんけんに勝ち残り、もう一人の人と景品「特大のブロッコリー」を半分こ。うれしいお土産。
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3月8日 尺土駅からぶらぶら歩き 初めてのツクシ見つけた。 

2013年03月08日 | Weblog
朝、失敗して、予定の所に行けず、一人で尺土駅~新庄あたりをうろうろ。
黄砂で葛城山・二上山も白く霞みおまけに中国で発生したPM2.5も飛んでいるとのことで、花粉症ではないが今日はマスク着用。

二上山の方が西。これを頼りにとにかく南へ西へと気の向くままに・・。

 
古い民家の間の空き地に今年初めてのツクシ発見。 やっぱりもう出てる。
5本ぐらいあったので、きれいそうな2本をとりあえず採った。 後で採ったのも入れて、卵とじにした。

大きいイチョウが目に付いた。
 
照久寺 イチョウの大木。貫禄があるなあ。これに次ぐ中イチョウもある。古いお寺なんだ~。
イチョウだけ見て行き過ぎようとしたが・・右)あれっ。これはイチョウじゃないな
近づくと「菩提樹」の名板が。「蓮如上人御手植えの菩提樹」と書いてあった。

少し行ったところに鳥居が見えた。
 
鳥居の向こうに社殿はない。帰って調べたら、400mほど西の森の中にあるイザナギ神社の一の鳥居だそうだ。
                    右)その右側に「孝女 伊麻女の墓」があった。

近くのお寺 現徳寺 は見覚えがあった。
 
 
柵で囲われた中に「松柿」の木が。 蓮如上人がマツを台木にカキノキを接ぎ木されたものだとか。
実がたくさん成るらしく枝にヘタが残っていた。 
                  右)境内の梅が満開 ミツバチが何匹か花から花へ飛びまわっていた

 
        大和棟の民家        道標には「右 大坂 さかい 道」と読める。
帰って子供に尋ねたら、ここはかつての下市街道(高野街道)らしい。

 
前に高田バイパスが見えた。これで自分の位置が分かった。
     右)車で通らない道を入ってみた。起伏の多い集落を通り抜け・・山麓線もくぐって・・

 
造園屋さんの植木畑にあったヤシ(カナリーヤシ?)の切り株? 
葉柄の基部の間に種子(それとも果実が乾いたもの?)が挟まっていた。

少し山手にある社会教育センターで弁当を食べて下る。
(デジカメの電池切れ)

斜面でツクシをとっている人がいて私も今年初めてのツクシ採り。(写真は上のツクシと共に)
やせっぽちだった。(ツクシや大根は太い方がいい)

駅近くの柿本神社へは来たことがある。確かリュウキュウマメガキがあったはず。
小さいヘタがたくさん落ちていた。

新庄駅に到着。今日のお散歩終了。
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3月7日 万葉の森周辺 

2013年03月07日 | Weblog
昆虫館近くから万葉の森へ。
一気に暖かくなり・・というよりも今日は暑いぐらい。
ヒメオドリコソウ・ホトケノザ・ハコベ・オオイヌノフグリ・ミチタネツケバナ・・春の草花はほぼ勢ぞろい。


       ヤマネコノメソウ

 
          ツバキ園のツバキも花が咲きだした。


蕾をいっぱいつけてこれから・・という時に剪定されていたツバキ。
なにも今この時期に伐らなくても・・・花が咲ききってから伐ったらいいのに・・と思う。

蕾の着いたまま伐られた枝を少しもらってきたが、咲くだろうか?

万葉の森でお昼。 涼しい日陰を探す。
ついこの間まではあんなに恋しかったお日様を避けて・・人間って現金なものね。
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