写真のように花弁が柔らかく襞の多い美しい八重咲きの花でした。この花は芙蓉の仲間で、茎の下の方から咲き始めて梅雨の終わり頃にはてっぺん近くの花が咲来ます。小アジア~中国が原産で、平安時代には既に日本にも薬用(根を漢方薬にする)として渡来し、当時は「唐葵」と呼ばれていたそうです。真っすぐに高く伸びて次々に花が咲くので、「立葵」になったのでしょうか。いまでも花は「ハイビスカスティー」として愛飲する人もいるようです。写真は7月2日に撮影しました。
しばらくぶりにカメラを持って観察に出かけました。真夏が近いことを感じました。紅褐色のトロピカルなアメリカデイゴの花です。南アメリカが原産のマメ科の植物で、メキシコなどでは、花を食用にされているそうです。和名を「海紅豆(カイコウズ)」と呼び、鹿児島県の花にも指定されているとか。この花を見るたびに暑い夏を想い起こすから不思議です。写真は7月1日に撮影しました。