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つくば植物園で咲いています。わが国各地の山地のややじめじめした樹の根元付近で生えています。以前三重県に住んでいた頃木陰で咲いているのを見て、大変興味を持ったことを覚えています。早春に花を咲かせる花の一つですね。花の咲き方も、ニョキッと伸びた茎から外側に向かって咲いているように見えますので、とても変わっているように思います。花の色は淡紫色から薄紅色までいろいろあるように思います。和名は伝説の動物「猩々」が好物の酒を飲んで顔を赤くし、葉が地面に広がっている様子が袴を感じさせるため名づけられたようです。説明板によれば、学名「Heloniopsis orientalis」で、ユリ科、ショウジョウバカマ属の多年草です。写真は3月30日に撮影しました。