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学名は「Calystegia japonica」で、ヒルガオ科、ヒルガオ属の蔓性の多年草です。我が国の北海道から九州にかけてほぼ全域に分布しています。和名は「朝顔」が早朝から咲くのに対して、昼に咲き夕方萎む花であることから「昼顔」と名づけられたものとされます。では・・夜咲く「夜顔」はあるのか?確かにあります。自宅で咲かせたものを次回掲載します。「昼顔」には「セイヨウヒルガオ」など似た花がありますが、写真でお解かりのように、「ヒルガオ」には、花弁の付け根に2枚の苞葉があること、葉の形が独特の形をしていることなどから区別できます。暑い夏の日に咲く薄紅色の花は、なんとなくうんざりしている気持ちを奮い立たせてくれます。根茎が横に伸びて繁殖しますので、一度畑などに植えると種を蒔かなくても毎年咲いてきます。写真は7月8日に近くの農園の片隅にあったものを撮影しました。