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2020.11.07 おせちの器を用意した後で、助っ人現わる。

正月に、おせちを作らなくなって久しい。
神戸に居た頃、そして、今の住居に移ってからもしばらく、おせちを作って
いて、10年以上の間、多くのお客を招待していた。
その頃、仕事の過労で、手と足が激痛で、買い出しだけで動けなくなっていた。
足の痛みで、流しに凭れながらの作業、手は激痛だったが、何と、包丁が握れて、
布巾は絞れること、この2つが出来ることが感謝で、神様有り難うございます
と、驚喜していた。
阪神大震災で、自宅が全壊した私を、神戸に戻すまでがんばろうの合い言葉で、
1年半の間、献身的に協力してくれた友人達に、自分が生きているかぎり、
おせち接待を続けようと固く決心していたのに、寄る年波で断念してしまった。

最近は、企業のおせちを買う様になったが、ほとんど食べるものが無くて、
残ってしまうのが、もったいないので、今年は、おせちは、少しだけ自分で
作ろうと考えていた。

おせちと言っても、大好きなお煮染と、酢の物4~5種類あれば充分だと思う。


たまたま、数年前に近所の料理屋から取り寄せた時の、お重があるので、
これを利用しようと思った。


少し大きめの盃やぐい呑みを、仮に入れてみたら、なんとか、箱に収まった。
これらの器に、酢の物5種類(紅白膾、菊花蕪、千枚漬け、たたきごぼう等)、
それと、ごまめ、黒豆、いくら、かずのこ、菜の花の芥子合え、これらを、
ここに納めようと、考えた。


私は、お菓子用のお重は幾つも持っていて、昔は、それに盃を入れて区切りに
して、沢山のお重を作っていた。

しかし、中型のお重は持っていないので、考えた末に、この四角いタッパー
ウエアに、
お煮染めを詰めようと考えた。
これらの考えに行き着いて、嬉しくなっていた。

ところが、一昨日、摩耶さんから電話があり、K市場で魚屋と寿司店を経営
していて、今は閉店したOさんが、仲間達とお弁当などを作っており、今回
おせちを作ると言うので、頼みたいかと聞いてきてくれたので、お願いお願い
と大喜びで頼んだ。
彼女とOさんは、幼なじみで小学校の同級生。皆さん、今でも大の仲良しで、
恩師の何回忌などと、皆で集まってお墓参りをしている。これは、聞いたことが無い。

大企業のおせちは苦手だけれど、こういう、有志の集まりの手作りおせちは
食べたい。
助っ人現わる!用意した器は必要なくなった。
うれしい。助かった。摩耶さん、ありがとう。


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