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2025.03.13 素敵なとゆ(雨樋)。

私が、Iさんのお宅に、1ヶ月に1度づつ、御招待をいただく様になってから、

10年ほどたったと思います。

 

その間、高級住宅地の豪華な建物が並ぶ歴史を感じるお宅の数々は、少しずつ

消えてゆき、瀟洒な洋風の建物に変わって行くのを、目撃しました。

毎回、少し、ドキドキしながら、この通りを通っていました。

今回、コロナ明けの訪問で、数年ぶりだったので、なおさらでした。

 

その中でも、私が一番気がかりだったのは、このお宅のことでした。

古い立派なお屋敷です。

 

その何が心配だったかと言いますと。

素晴らしい細工の雨樋です。

つまり、これです。

それが、健在だったのです。そこにそのまま、あったのです。

この建物は、そのまま、手がつけられずに、ありました。

 

そのまま、ここにありました。

あ、まだある。助かった!

古風な素晴らしい雨樋は、以前の姿のままで、凛として、ここにありました。

ホッとした私は、それを、目に焼き付けて、帰ってきたのでした。

これが、私の中での、その日のハイライトでした。

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