今日のお客は“風”だけでした・・・

先週の日曜日と同じように、今週の日曜日も晴れたらいいなと思っていました。

でも、目を覚ますと雨こそ降ってはいませんが、曇り空の風の強い日。

昨日買った詩集の中にあった、この詩を直ぐに思い出したんです。


　 『風と陽射しと私』

　　風が　

　　硝子戸を叩くので
　
　　中に入れてあげた

　　そしたら　

　　陽射しまで入って来て

　　三人で　おしゃべり

　　
　　おばあちゃん　独りで寂しくないかい？

　　風と陽射しが聞くから

　　人間　所詮は独りよ

　　私は答えた


　　がんばらずに

　　気楽にいくのがいいね


　　みんなで笑いあった

　　昼下がり



風がベランダの硝子戸を叩くので、私も同じように中に入れてあげましたが、当然、陽射しは来ていません。

二人だけだと会話が弾まないので、昼間からビールを飲みながら、風と話してみたのです。

今回の風評被害、季節外れの風邪、ゴルフでどうしたら風を読めるかetc・・・



風を読む前に、周りの空気を読むようにと、風に云われたような気がします。

午後から山の神と買い物に行く予定でしたが、ビールで赤い顔になった私とは、歩きたくないと断固拒否の答え。

仕方がないので、夕方までどこにも出ずに、風と話しておりました。


たまにはこんな日曜も、気楽でいいのかもしれません。　


Christopher Cross - 『Ride Like The Wind (風立ちぬ)』