CubとSRと

ただの日記

低空飛行

2021年12月03日 | 日々の暮らし
 11月16日(火)
  
 昨日月曜はSRでドラッグストアへ行っただけ。それも家を出たのは2時。 
 毎日もたもたする時間が長くなるばかりで、午前中から出ることは滅多にない。

 ドラッグストアに行く途中、ホームセンターで墨汁を二つ買う。
 今回の目的、実はこれだけだった。ついでにガソリンスタンドへ行こうかという程度。
 家を出るまでに給油の件は無しになった。

 着けっ放しにしているタンクバッグを取らなければ(と言ってもマグネット式だから、別に手間は掛からないんだけど。早い話がめんどくさい)タンクキャップが開けられない。キャップのキーはエンジンキーと同じだから、エンジンを掛ける前に見なきゃならない。

 ほぼ一杯入っている。今度は積算距離計を見る。15キロ。給油してから15キロしか走ってない。
 そこまでやって思い出した。先日、珍しく満タンにしたんだった。で、御丁寧に積算距離計も0にして置いたんだった。ぼけじい、無駄をやる・・・。いやいや、これが大事なんだよ。
 英軍のF35が発艦と同時に墜落したのは、何でもエンジンの空気吸入口のカバーを外し忘れるという軽微なミスが原因だったらしい。無駄かどうかは後になってどうとでも言えばいい。事故を起こさないことが大事だ。
 今回は走る前にタイヤの空気圧もチェックした。

 エンジンは気持ちよく掛かる。
 先日の庭木の剪定にお金を払ったから、手元には一万円しか残ってない。月半ばにして一万円というのは、いくら何でも月末までは暮らせないだろう。
 半月早いけど生活費を引き出しに行かねば、と、家を出てすぐの郵便局でSRのエンジンを切る。
 引き出しを終え、まだ十分に暖まらないうちに切ったエンジンを改めて掛ける。掛かり難くなると言われている二度目。

 問題なく、あっさり掛かる。
 ホームセンター、ドラッグストアと今日は4回、掛けては切り、を繰り返したけど、もう完璧と言っていい。

 ただ、スロットルを大きく開けると、加速する前に時々息継ぎのような様子を見せる。やっぱりいきなりのワイドオープンは苦手だ。優しく回せば機嫌よく加速する。気持ちよく走れた。もう25年近く乗っているが、飽きないし、神経が疲れるように感じることもない。

 「低空飛行」っていうと、何となくダメみたいな気持ちになるけど、考えてみると「飛行機」が低空とは言え、「空を飛んでいる(飛行している)」わけだから。
 墜落する心配もなく、ちゃんと飛んでいることに間違いはない。つまり飛行機としての要件は十分に果たしている。
 飛行機だ。だから飛べるのが「幸せ」だ。そして低空飛行時の視界はきっと鮮明で、とても刺激的だろう。
 「高空」を、或いは「高速」で飛べないとしても、それはこの際関係ない。

 SRも同じ。
 高速で走れずとも、爆発的な加速力はなくとも、単気筒エンジン特有の心地よい震動と排気音を感じながら走ることが「幸せ」。
 バイクだから。道の上を気持ちよく走ることができるから。
 勿論、その気と腕があればSRは十分に速い。

 というわけで、ホームセンターまでの予定が、片道10キロ先にあるドラッグストアまでに変更となったのはごく自然の成り行きだったんだろう。
 
コメント
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