12月12日(日)
昨日土曜日はSRで出た。
隣市にコーヒーを買いに行く。百グラム。目的はそれだけ。
だから、本当の目的は往復三十キロ弱走る、ということにある。
つまり、気が変わったら四十キロになるかもしれないし五十キロになるかもしれない。
はっきりしているのは、三十キロ弱より少なくなることはないということ。何故って「コーヒーを買いに行く」のが目的だから。
ついでに、酒を飲む予定の日だったから帰りにはスーパーマーケットの惣菜売り場に寄るつもりだった。
出たのは2時近くになってから。
SRのエンジンはキック二回目で掛かった。
先日と同じく、ついでに寄った道の駅に「むかご」はなかった。今年はもうあれで終わりだったんだろう。時期は少々過ぎたけれども、何といっても山芋(長芋)の有名産地である鳥取から持って来るんだ、むかごは言葉通り「売りに行く」ほどある筈だ。
でも、こちらではもう売れる時期ではなくなったとみて、仕入れを終了したのだ(と思う)。
地元の野菜を売るところから始まった道の駅の野菜直販が今は全く関係のない、というか遠方の物も並べている。
「そんなのは変だ」という考え方もあるかもしれないが、大手の流通から離れて、地域同士が連携して物を売る、そんな場に道の駅がなっているのを見ると、郊外に大型店舗を誘致したがために街中はシャッター通りになってしまったことに対して、ささやかながら地元民の巻き返しがやっと始まったような気もする。
それはともかく。
「むかご、もう一袋買っておいても良かったか」と思ったりもする。
けど、昨年はそうやって買って、二袋目は使い切るのに年明けまでかかったから。
二週間ほど前、朝来の道の駅にも同じものが置いてあった。値段も同じだった。あの時買ったネギはまだ残っている。湿った新聞紙で根をくるんでおくと一ヶ月近く持つ、と教えられたのでそのようにしている。
むかごはそんな手間は要らないけれど、残っているかどうかわからない。まだあるネギを買い足そうという気はないから、行ってむかごがなかったら「何だかすっかり空振り」、みたいな気になる。でも、「念のため」に二、三日中にもう一度行ってみるのも良いか?いや、これから数日で天気が崩れるらしい。
食い意地ばかり張ってないで、「今年はこれまで!食べたきゃ来年の秋まで辛抱しろ」?
その代わりに、(えらく早いが)もう菜の花を売っていたので買って帰ることにした。
やっと本来の目的、珈琲。
喫茶店に入るが、腰を落ち着ける気にはならず、豆だけエスプレッソ用に挽いてもらって買って帰る。
カフェレーサーを気取ることは出来なかった。
「ここから始まる」って。
何が?