12月16日(木)
朝食を摂り終わったのが何と午後2時20分だった。
理由がある。
買ったまま2日間放置していた鯖を醤油で煮付け、それから朝食の用意をして、仕上げに茶碗一杯の御飯をレンジで温める。
御飯を半分近く食べた辺りで、ふと思い出した。
「今日はゴミ当番の日じゃなかったか?え?今何時?」
これはいけない。能く考えてみれば今日は木曜じゃないか!
ここに住むようになってから20年余り。仕事をしている時は
「一人で(半日休まなきゃならないかもしれない)ゴミ当番は無理だから」
、と隣の御主人が代わってやってくれるという好意に甘えて、祝日や休日以外は(だからほとんど)お願いしていた。
仕事をやめて田舎に帰っているうちはともかく、今はこっちにいるし無職。時間はある。
というわけで、この5年ほどはちゃんと責務を果たしている(自慢するようなことではないけど)。
つまり。
自慢じゃないが当番を忘れていたのは今回が初めてだ。
「朝食どころじゃない!町内会の義務だ、責務だ!」
慌てて食べかけの茶碗を置き、大急ぎで着替え、押っ取り刀(じゃないな、手ぶら)で集積場に向かった。
まずは状況の把握をし、清掃の必要があればバケツに水を入れ、箒、塵取りを持って取って返す。
幸いなことに今日は生活ゴミから流れ出た汚水の跡が全くなかった。それだけじゃない、いつもなら必ずあるゴミ袋からこぼれ落ちたゴミも全くない。それはもう見事なものだ。
これなら水を流すためのバケツはおろか箒も塵取りも要らない。
ゴミを覆っていた網が、回収時にいつも通り放り上げてあるのを適当に巻き上げて後ろのブロック塀に寄せるだけでよい。
それを済ませ、安心して帰り食事を再開。食べ終わったのが午後2時20分。
と言うわけで、とんでもない時間になった。
まあ、食べ始める前に鯖の煮付けを作ったのは1時半。朝食を摂り始めたのは2時前だったんだけど。早い話、初めが絶望的に遅かった。
朝、ゴミ当番だということを忘れてなければこんな「失態」はない。
2時20分には「あ~、腹減った」と思っていた筈。
となると、これは「物忘れ」よりも「失態」、か。