12月21日(火)
今日、火曜日は静かだ。
・・・と思っていたら、9時過ぎてから人の気配がして、結局3時半過ぎまで何かをガンガン叩く音や器材を運ぶガチャガチャという金属音が響いていた。
まあ、出なくて良かったのだろうかな、と思いながら静かになった外を見ると、工事の足場が完全に取り払われていた。あの音は足場の解体時の音だったわけか。
で、家の全容が明らかになった。
マジックミラーのような硝子窓で、建物内から外は見えるけど外から中を窺うことは出来ない奴らしい。
住んでいる側からすれば安心だろうけど、外側から家全体を見る方にしてみればあんまり感じの良いものではないな、と思う。レースのカーテンかなんかで家の中が見えないようにするのとは違う、「全面拒絶」だから。ほんと、「マジックミラー号」みたいで。却って好奇心を刺激され過ぎる。
まあ、ちょっと覗いてみたいというスケベ心を持つ方がいけないんだけど。
勿論、「マジックミラー号」に乗ったことも実際に停めてあるのを見たこともないんだけど。当たり前、か。
どちらにしても入居者があれば、今後、基本こちら側は窓は開けられない、と言うことになる。何故って、窓開けたって隣の家の壁と、(マジックミラー)窓しか見えないわけだから。
窓を開けて眼前に迫る隣の家の壁とマジックミラー窓を見て
「あ~、良い景色だ。今日も晴天!」
なんて、相当、「変」。
「窓を開ける」=「覗き」とまではいかずとも、「窓を開ける」≒「覗き」と思われることになる。あ~、やだやだ。
しかし良い点もある。
前に在った家よりも敷地が数十センチ低くなったとはいえ、今度の家は境界ギリギリの総二階。玄関周りの薄暗さはこれまで以上になったものの、二階の壁・窓とはこちらが引っ込んでいる分、それなりの距離があって夏場の朝方の強い日差しを彼らが完全に遮ってくれることになる。
案外これから過ごしやすくなるのかもしれない。