11月25日(金)
3時過ぎ、起きる。4時20分頃、散歩に出る。
確か昨日が新月。なので、今朝は月が見えない。
つい先日、ほぼ同じ時間に玄関を出たら、東の山際に言葉通りの上弦の月が出たところだった。弓に張った弦を強く引き絞ったような形の月。
今朝は、その細い弓のような月が完全に消えている。
日が昇って。
本当に雲一つない上天気で、気温はさほど上がってないようだが陽射しは強く、全く晩秋とは思えない。
洗濯物を干そうとアルミサッシのガラス戸に手を掛けたら、サッシの枠が火傷しそうなくらい熱くなっていた。思わず手を引っ込めた。
風はない。天気も信じられないくらい、良い。でも、眠い。
全く外をうろつく気になれない。何より今日は凶日。
出ないでおこうと思ってはいたのだが、こんな天気なら(早起きしているのだから)出石まで、というのもあったかも、という思いも時折り浮かんでくる。
何となくモヤモヤするのでネットの天気予報を見たら、朝来(あさご)や豊岡は午後から雨勝ち、と。
大体、既に10時を回っている。そんなことを今更調べたって今から出たら帰りは夜だ、全く意味はない。
「どうせ雨なんだから。ま、しょうがない」
「酸っぱいブドウ」のツーリング版みたいなものか。
明日も天気が悪いらしい。
となると、蕎麦を食べに行くのは今度の日、月が最後だ。それ以降はあちらは大体、雨か雪。日本海側の鉛色の空が広がることになる。
「車で行くんなら雨くらいどうってことないだろう」という意見もあるだろうけど、「蕎麦を食べに行く」のは目的の一つであって全部じゃない。
「車、或いはバイクで行く」ことも目的であり、目標でもある。どちらかと言えばこちらの方に重きを置いている。同じならやっぱり天気のいい日に浮かれて行きたいもの。
「雨風の中を敢えていくのが風流」
という趣味人には、残念ながらなれそうにない。
夕方、4時。
散歩以外で、せめて一歩でも外に出よう、こんないい天気なんだから。
、と思い、SRの給油に出た。
「もう少し早く出ていたら良かったかな」
そう感じたのが今日一番の手応え、か。