先日の読書は、JR東日本顧問・山之内秀一郎著『JRはなぜ変われたか』(2008年2月発行)でした。私は仕事柄、労働側の目線でJRさんを見てきましたが、本書では経営側からの意図やJR東日本を現在の姿に立て直した経緯がわかりました。
東京駅の思い出も、18歳の時に地下の工事現場で1ヶ月アルバイトをしたことから始まって、書きけれないほどです。
また、24年間ほど東北新幹線(小山駅〜東京駅)で通勤していたことがあります。上野駅から東京駅まで延伸された直後に、私は川崎市から栃木県に転居しました。在来線への乗り換え時間に、小山駅ホームに停車していた北斗星や御座敷列車を眺めていたものです。
初めは座れなくて大変でしたが、車両数が増えたり、二階建て車両が導入されたりして、行き帰りとも座って通勤できました。3.11による変則運行や、復旧の日々も体験しました。今思えば、当たり前に利用していた新幹線通勤が、いかに贅沢なものであったを実感しています。
また、民営化後のJR東日本では車両はもちろん、駅舎でもデザインを重視するようになり、そのひとつとしてJR水郡線「磐城塙駅」が紹介されていました。完成したのは1993年(平成5年)10月13日ですから、私が通学で利用していた1970年当時とはまったく違う景観です。どんな本でも、読んでいるとたくさんの発見があるものですね。