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抜き書き帳『黄昏旅団』(その2)

2016年08月31日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
【46ページ】
----。かたやグンはどうでしょうか。エコバッグを覗いてみれば、ちびた煙草、瓶のふた、雑誌のグラビア頁、鉛筆、食卓塩、猫じゃらし、知らないブスのプリクラ、すずらんテープの端切れ----いざというときに持ちぬしの命を救ってくれそうな重要なアイテムは見事にひとつもありません。
【69ページ】
タイゼンとグンの歩く〈道〉はしばらく葵衣子さんを眺める〈道〉になります。----。突然の雨に濡れる葵衣子さん。屋上で煙草を吸っている葵衣子さん。

[ken] 46ページの「ちびた煙草」とは、吸いかけの煙草なのでしょうか。それともエコーやショートホープみたいな短いサイズの煙草なのでしょうか、ちょっと特定できませんね。また、69ページでは「屋上で煙草を吸っている葵衣子さん」が描かれています。仕事や自宅などの室内で煙草を吸うシーンが、このところめっきり少なくなっています。喫煙室を設置している建物以外では、屋上が喫煙スペースとしての聖地といえるかも知れませんね。似合っている、もしくはよく見受けられるという意味です。(つづく)
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石見銀山「群言堂」の復古創新

2016年08月31日 | O60→70(オーバー70歳)
カンブリア宮殿の《石見銀山「群言堂」の復古創新》を興味深く拝見しました。とくに、創業者夫妻の次のような言葉が、強く印象に残りました。
「非効率を大事にする」
「みんなが忘れてきたことを思い出してもらいたい」
「働きながら暮らすのが都会、暮らしながら働く田舎」
「コンビニがあるから便利だけれども、それによって失うものがある」
「石見銀山にはコンビニも居酒屋もカラオケもないけど、ぜんぜん不便ではない」
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禁煙落語と禁演落語について

2016年08月30日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
▼8月29日夜は4時間半、浅草演芸ホールの寄席にいました。
▼今回のテーマは「禁煙落語」と聞こえたので、愛煙家の自分としては、とても気になったのですが、よくよく聞いていたら、「禁演落語(きんえんらくご)とは、国家権力などによって自粛を強いられ、事実上、上演を禁じられた落語のこと」でした。
▼なので、「禁煙」じゃなくて「禁演」なのですが、プログラムには「禁煙落語の会」と記載されていました。明らかな校正ミスですね。
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抜き書き帳『黄昏旅団』(その1)

2016年08月30日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
▼『黄昏旅団』は、文藝春秋社の新刊で、先輩女子のお子さんの著作です▼主人公であるグンやタイゼンなどの〈落伍者〉たちが、人の歩いてきた〈道〉を追体験することで、現代の世相や自分自身を振り返り、生きることの繊細な意味を問いかける、なかなかすの力作です▼私は栃木から横浜に転居し、ごった返す横浜駅構内や地下街、赤レンガ倉庫などで、どんどんと絶え間なく行き交う人々にもまれ、本書の道行きと重なるような感覚がありました▼まさに、絶好のタイミングで面白く読み終えようとしています▼「いつか読んだような雰囲気」や「既読感」はどうしてだろうと考えていたら、「ミヒャエル・エンデの名作『モモ』に似ている」と思い当たりました▼それから、けっこう泣かされた2012冬ドラマで、重松清さん原作の『流星ワゴン』、2016年春ドラマ『お迎えです』(田中メカ作の漫画作品が原作)とも重複するストーリーでした▼というわけで、本書から「たばこに関する記述」の抜き書きと、私のコメントを付記し、9回にわたり投稿しますので、ご一読いただければ幸いです。

【18ページ】
このコミューン(蒼穹の家)には、アナクロな生活規律があります。飲酒や喫煙は自由ですが、ほとんど嗜む者はおらず、電話やインターネットは通じません。
【28ページ】
グンのいでたちはというと、路地裏からの着の身着のまま、毛玉まみれのパーカーにブルゾンを重ね着してカーゴパンツを穿き、道端で拾ったシケモクや小物を放りこんだふにゃふにゃのエコバッグを提げていました。

[ken] たばこに関する記述を中心に抜き書きしていきますが、最初に登場したのは18ページのコミューン(蒼穹の家)における生活規律の「喫煙」で、次が「道端で拾ったシケモク」でした。そういえば、先日、エレベーターなしの5階に住んでおり、たばこが切れてしまった時にどうしてもすぐに吸いたくなって、ポケット灰皿から吸殻を選別し、久しぶりのシケモクをしましたが美味しくなかったです。(つづく)
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真夜中の佐野サービスエリア!

2016年08月30日 | ここで一服・水元正介
真夜中の佐野サービスエリアです。
佐野ラーメンをいただきました。
喫煙所は、売店から少し離れた場所に設置されました。
ゆるキャラの「さのまる」君は、七夕の短冊を真似した「おねがい★さのまる」でも活用されていました。効果あるのかねぇ〜って、思うけど。
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さいたま市大宮区のローソンにて!〈英訳付〉

2016年08月29日 | ここで一服・水元正介
ローソンのイートインスペースに、カウンターにステンレス製の灰皿が置かれ、壁際にもスタンド灰皿がありました。この店舗はガソリンスタンドに隣接しているため、店外に喫煙所がありませんでした。とても合理的なご判断であると思いました。

A stainless steel ashtray was placed at the counter and a stand ashtray by the wall in the Lawson's eat-in space.
Since this store is adjacent to a gas station, there was no smoking area outside the store.
We thought this was a very reasonable decision.



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『外務省に告ぐ』(その14/完)

2016年08月29日 | O60→70(オーバー70歳)
【343ページ】
外務官僚には、国家が本質において、利己的で、暴力的な存在であることが理解できていないようである。2011年3月11日の東日本大震災による大量破壊で、日本が弱くなったことは明白だ。国際関係は力の均衡によって成り立っている。日本の力が弱くなれば、そこに中国、ロシア、韓国などがつけ込んでくるのは当然のことである。

[ken] 今年の春から夏にかけ久し振りにAmazonを利用し、佐藤優氏の著作を中心に20数冊のまとめ読みをしました。もう縁はないと思っていましたが、マルクス経済学の復習もさせてもらいました。そして、生半可な知識は心や体に良くないことを痛感し、63歳とはいえ日々の勉強が必要であることを実感させられました。あやふやな言葉の意味や、歴史的事件の要約、年代と人名の再確認、地図上の位置なども正確に把握したり、国の面積や人口を確認したりすることが大事ですね。「わからない」と感じたら、すぐにスマホで調べ、念のためにメモしておくようになりました。やろうとすれば切りがないと投げ出さず、コツコツと続けていこうと思います。本書「外務省に告ぐ」の抜き書きとコメントをすることで、また一つ自分なりのテキストをまとめることができました。(終わり)
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『外務省に告ぐ』(その13)

2016年08月28日 | O60→70(オーバー70歳)
【339ページ】
結局、米艦への体当たりに成功した特攻機は1機もなかった。全機が撃ち落とされた。しかし、米軍は明らかに虚をつかれ、あわてふためいた。辺野古崎周辺は、大日本帝国最後の特攻隊が散華した場でもあるのだ。
【340~341ページ】
母は、戦後、プロテスタント教会で洗礼を受け、キリスト教徒になった。政治的には非武装中立を掲げる日本社会党の熱心な支持者になった。同時に、母は靖国神社にも参拝している。母とともに石部隊の軍属であったすぐ上の姉が、戦死し(享年19)、英霊として靖国神社に祀られているからだ。母はあの戦争での体験を踏まえ、日本国家とヤマトゥンチュ(沖縄出身者以外の日本人)に対する二律背反的な感情をあえて整理しないことに決めたようだ。

[ken] 沖縄では、普天間基地の辺野古移設が強行されようとしています。私は平和活動の一環として、5年前に辺野古海岸を行進しましたが、「大日本帝国最後の特攻隊が散華した場」であったことは知りませんでした。340~341ページに、佐藤優氏のお母さんが「非武装中立を掲げる日本社会党の熱心な支持者」と書かれていました。私は、自分なりに正しいと信じ、15年間ほど日本社会党の党員として活動したことがあります。その動機を振り返ってみると、熱心な支持者とは言えなかったのかな、という反省と後悔が残っています。(つづく)
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ヤマザキYショップの前で!〈英訳付〉

2016年08月28日 | 福島県塙町のお話〈非公式サイト〉
福島県東白川郡塙町、開店前のヤマザキYショップです。お店の前にはステンレス製のスタンド灰皿があったので、遠慮なく一服させていただきました。

This is the Yamazaki Y Shop before it opened in Hanawa-cho, Higashishirakawa-gun, Fukushima Prefecture. There was a stainless steel stand ashtray in front of the store, so I did not hesitate to smoke my cigarette.



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『外務省に告ぐ』(その12)

2016年08月27日 | O60→70(オーバー70歳)
【336ページ】
(チフスで)死ぬ直前に母は、やせ衰えた前川大尉からこう言われたという。
「俺はもうすぐ死ぬ。いいかよく聞け。俺が死んだら沖縄は負ける。日本も負ける。米軍は女子供を絶対に殺さない。捕虜になれ。そして生き残れ。将来、いい男を見つけて結婚し、子供をつくるんだ。こんな戦争に負けたぐらいで日本は滅びない」
【338ページ】
母は自決用に渡されていた2つの手榴弾うちの1つをポケットから取りだし、安全ピンを抜いた。信管(起爆装置)を洞窟の壁に叩きつければ、4~5秒で手榴弾が爆発する。母は一瞬ためらった。そのとき、母の隣にいた「アヤメ」という名の北海道出身の伍長が、
「死ぬのは捕虜になってからでもできる。ここはまず生き残ろう」
と言って手を上げた。
母は命拾いした。

[ken] 前回の続きとなる記述ですが、沖縄の民間人に対して、すべての日本兵が無謀な自決を強要したのではなく、佐藤優氏の母を救った兵士たちも実在したのですね。死を覚悟した前川大尉の言葉は、自暴自棄になりそうな状況にあって、佐藤優氏の母に生き残れと説きました。さらに戦況が厳しくなったときには、北海道出身の伍長が一緒に投降してくれます。まさに、佐藤優氏のお母さんは命拾いをしたのです。極限状態にあっての生き死には、運命的な人と人の出会いに影響されるような気がしました。(つづく)
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