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クズしいたけだって捨てたものじゃない!

2019年05月31日 | ここで一服・水元正介

ほろ酔い気分で、伊勢崎モールを歩いていたら、業務スーパーさんにクズしいたけが格安で売っていたので、三つは焼いて食べ、残りは干ししいたけにしてみました。
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真藤順丈作『宝島』について(その5)

2019年05月31日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
122〜123ページ チバナのところには週の半分も帰っていない。レイは美里に囲れた情夫だった。あの暴動をくぐり抜けて出所したときには、ある種の女たちが放っておかない色男に変貌していた。眉にも口元にもほど良い色気が乗って、二十代なかばにして鋭利な風格がそなわった。すっかり気前も良くなって、年下のごろつきにも慕われ、路地をくわえ煙草で歩く姿もさまになってなった。

124ページ 遊技場や映画館がひしめく一帯を抜けると、古い雑貨店や質屋、鍼灸院が並んだ裏通りに大きな廃倉庫があった。外壁のペンキがはげて蜥蜴のうろこのようにささくれだち、煙草の吸い殻が扉の前にふきだまっている。

171ページ あいさつを聞き流していたグスクは、斜めうしろの四人席に座った紳士の、広げた新聞紙のわきからあふれだす副流煙が気になった。壊れた蒸気船のようにもくもくと煙を噴いている。グスクは煙草を吸わないので食事の席で煙に巻かれるのは苦手だった。
煙のはざまに、四十がらみの男の顔が見えた。

171ページ ところがそんな男が同席させているのは、華やかなドレスで着飾っていても山出しとわかるふたりの島娘だった。女たちに食事をさせながら"煙男"は一言もしゃべらずに英字新聞を読んでいる。さりげなくこちらのやりとりに聞き耳を立てているようでもあった。金門クラブが気になるのか、もしくはこの煙男も、グスクのように場ちがいな部外者がまざっているのは面白くないのかもしれない。

【閑話休題】は、ヤマコの教師感についてです。私も年に一度、とある大学で一コマだけの授業をつけ持っているので、次の記述がとても参考になりました。

142ページ だけど準備や計画に寄りかからず、教師としての理想像にこだわらずに臨んだときほど、児童からの反響があった。路地裏でリラックスしているときのように驕らず、気負わず、子どもたちの世界をひろげるかもしれない知識を伝えることに無心で臨めばいい。そんなことはだれも教えてくれなかったけど、たぶんそういう心得は教わって身につくものじゃない。良い教師になるには、良い教師になろうとしないことが肝心なのかもね(つづく)
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花屋さんが多いと思う横浜!

2019年05月31日 | ここで一服・水元正介
横浜って花屋さんがやたらと多い気がします。それだけ、花に対する需要があるのですね。季節ごとに咲く花が多い、大小様々な公園もたくさんあります。

散歩していると、一戸建てのお家では花壇が花盛りですし、マンションの花壇も手入れが行き届いているようにみえます。

花の中央に、色の醒めた折りたたみ式のスタンド灰皿がありました。
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日本丸の帆がひろがった!

2019年05月30日 | ここで一服・水元正介
横浜在住4年半、周辺事情についてはまだまだ知らないことだらけです。

いつもは帆が付いていない日本丸も、年に10回ほど、ボランティアを募集し、帆をひろげるイベントがあると知りました。

直近では5月19日、日本丸の帆をひろげるのを見てから、横浜中華街の重慶飯店新館に向かい、福島県立棚倉高校の同級会に参加しました。

79歳の恩師である和知先生は、とても若々しくお元気でした。自分たちも、好奇心旺盛な先生を手本に、これからの長い老後を過ごしていこう、と友人たちと確認しあいました。
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真藤順丈作『宝島』について(その4)

2019年05月30日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
115ページ 糊のきいたシャツの襟元にも、捲りあげた袖口にも、引き締まった蜜色の肌をのぞかせている。両切りの煙草をくわえたその男が「あんた、タイラさんやあらんね!」と声を弾ませた。
「よう、レイ」と客の男が返した。

117ページ その日の気分でレイは、地元の街が好きにも嫌いにもなるけど、この島でもっともすばらしいものが特飲街の熱気だという思いが変わったことはない(華やかなネオンと雑踏、香水と煙草のにおい、つややかな嬌声。夜という夜にあふれかえる祝祭の多幸感、あきさみよう! )。

119ページ アメリカ煙草に火を点けた親分は、ほほをすぼめて火種を焚きつける。グロスを塗ったように汗ばんだウチナー面が、屋上の闇のなかに照らしだされる。

121〜122ページ 手まねきしてやると、山羊の目は嬉しそうについてきた。午さがりの美里では、寝起きの女給がすっぴんで煙草をふかししてふてくされたように軒先を掃除している。(つづく)
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ランドマークタワー展望台からの満月!

2019年05月29日 | ここで一服・水元正介
5月19日、ランドマークタワー大人1000円のところ、65歳以上の割引きと、23名以上の割引きで、1人700円でした。

しかも、一週間前の天気予報では雨だったのですが、雲ひとつない夜空に、でっかい満月、まるで天国にいる気分でした、まだ死んでないけど。生きてよかったです。
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真藤順丈作『宝島』について(その3)

2019年05月29日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
62ページ 起伏だらけの細い路地。美里はコザにもまして入り組んでいる。薮のなかでとぐろを崩した蛇のようにレイは通りを抜けていく。吸い殻を捨てたさきから次の一本に火を点けて、四つ目の火種が灯るころには、目当てのスラブ家のニ階を見上げていた。

62ページ 情熱のたぎりに身をゆだねてレイは女に襲いかかった。はずみで唇から煙草が落ちたけど、逃げる尻を追いまわすのに夢中で、足の裏で火種を踏んでもまるで熱くなかった。

69ページ もちろん見返りは必要だけど(煙草や金銭を紐でくくって投げ込むのさ)、この方法ならこまめにやりとりできるはずだった。ヤマコは毎日おなじ時間におなじ場所で、レイからの報せを待っていた。

90〜91ページ そのうちのひとり、顔の前にもくもくと煙草の煙を充満させた男が号令を発して、警官たちに射撃体制をとらせた。(つづく)
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真藤順丈作『宝島』について(その2)

2019年05月28日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
それでは、さっそく抜き書きのスタートです。

45ページ 赤タマやラクダ(アメリカ産の煙草をみんなが吸っていた)、砂糖、食用油、メリケン粉、シーフードや果物の缶詰----。

50ページ だからこそ憲兵たちは天敵だったのさ。たったいま島に駐留しているのはあの戦争を闘った兵士じゃない、占領のあとに本国から送られてきた連中だから、現地民へのささやかな心寄せもありはしない。かっこよく煙草を吸うことに躍起になって、島の娘たちをB円紙幣(このころはまだアメリカの発行する軍票が法定通貨だった)でなびかせようとする、おれさま以外の人間はおれさまを敬えって出合いばっかりなんだもんな!

54ページ 病院の窓から現れるなりレイは、塀に立ち小便をはじめた。滴も切らずにズボンを上げると煙草とマッチを出して一服する。コザのだれよりも手癖が悪いのはレイだ、同じ入院患者からせしめたらしい。

57ページ 四つの舎房に囲まれた広場では、暑すぎる午後に舎房を抜けだした看守は一服を入れていた。だけどレイたちは、好きなときに外気にふれられない。(つづく)
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こころの中の凶暴性について!

2019年05月28日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
自分の中の凶暴さが、こころの中に萌え出ずる時があります。多分、以前はそれを自制出来ずに、職場や家庭で抑えきれなくなっていた、という心当たりがあります。

そこで、数日ぶりに縫い物をしてみたら、スーッと静まっていきました。とても不思議な感覚でした。

この因果関係について、理由は定かではありませんが、イラついたとき、縫い物をすれば片がつくのなら、これほど簡単なことはないと嬉しくなりました。それから、福島県立棚倉高校3年5組同級会に、在庫の中から約70個(1人2〜3個)をおみやげとして持参し、同級生の皆さんにもらっていただきました。
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真藤順丈作『宝島』について(その1)

2019年05月27日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
講談社の小説現代2018年6月号に掲載された真藤順丈さん作『宝島』は、10ページほど読んでから、ずっとそのまま本棚に飾っておきました。

今年に入って5か月目、やっと本を読めるような自分の気持ちに整ったらしく、すでに年明けの直木賞受賞が決まった後ではありますが、なんとか全部読めそうです。

というわけで、本を読んだら「たばこに関する記述」の抜き書きをする、というノルマにとりかかりたいと考えています。何回の連載になるか心許ないですが、ご興味のある方は気長にお付き合いください。(つづく)
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