
◎ 今夏からイオンの真岡店は、格安ショッピングセンター(BIG)に業態変更しました。ケーズ電気の併設から少し遅れましたが、店名も変えてリニューアル効果は期待できそうです。店内のレイアウトに大きな違いはないものの、商品数を絞り込み大量に陳列する方式をとっていました。以前に比べると、集約力がかなりアップしていると思いました。

◎ とくに、297円弁当が充実していること、野菜類が格安であると感じました。4年前に家族旅行に行ったとき、グアム島のスーパーマーケットを利用しましたが、形態はそれに似ていました。でも、商品の鮮度管理をはじめ、イオンの方がずっと充実していますね。それから、入口左手、宝くじ売り場そばには、スタンド灰皿も設置されているので、たばこ好きの自分にとっては嬉しいのです。

◎ 私の食後の散歩コースには慶応大学も組み入れてあります。キャンパス内には、数ヶ所、立派な喫煙コーナーがあり、喫煙「OK」というタテ看板も設置されています。先日、そこで一服してきました。前回は昼休み時間ということもあり、たばこを吸う学生さんたちで大混雑していました。今回は、すでに夏休みのせいか格段に学生さんが少なく、喫煙コーナーも空いていました

◎ 昨年との変化としては、新しいステンレス製のスタンド灰皿が設置されていました。でも、古びたスタンド灰皿にも味わいがあって、新旧のバランスがいいと思いました。世相に流されることなく徐々に変えていく、たばこに関しても「有害」「禁止」といった極端な考え方に走らない、そういった慶応大学の姿勢に改めて好感をもちました。

◎ 先日、近所を散歩していたら、駅前通りに「キネマ屋」というお店がありました。自分はまだ一度も入ったことがありませんが、昭和時代の懐かしい看板などを外壁や入口に掲げたり、置いたりしています。そのなかに「たばこ」の看板がありました。落語の世界でも、映画やテレビにしても、「たばこ」は普通のシーンとして登場していました。「たばこ」の3文字はそれほど身近なものだったのですね。
◎ しかし、2003年の健康増進法施行、WHO「たばこ規制枠組条約」の採択に伴い、たばこは急激に悪者扱いをされるようになりました。以降、日本の喫煙人口の減少が加速しました。新聞雑誌はもとより、テレビコマーシャルからたばこが姿を消し、ドラマなどでも喫煙シーンは滅多に見られなくなりました。キネマ屋の前に立ち、たばこが身近にあった昭和時代が、私はとても懐かしく思い出されたのです。
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