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『日本中枢の崩壊』(その2)

2016年01月31日 | O60→70(オーバー70歳)
【69ページ】
政権交代後、民主党が公務員制度改革の案を作ったが、労働基本権の問題を除けば、まさに、密室で官僚が作った案をベースに話が進んだ。なぜ顧問会議を無視するのか。政令で設置が決まっているのに、これを無視した。公開の場でやれば、組合に都合の悪い議論が出てきて、これに抵抗しにくくなるからではないかと思う。これではまともな改革などできない。

【75ページ】
特に、これとこれをいったん認めると、管理職以下にも同様の議論が起きる恐れがある。公務員の最大の特権は、よほどの悪事を働かない限り、クビにならないどころか降格もないし、給料も下がらない点。この強力な身分保障は絶対に失いたくない既得権である。
従って、幹部に限定するといっても、将来、自分たちにも同じ議論が及ぶ可能性を察知して組合も強力に反対したのだ。

[ken]私は労働組合が、一概に、既得権益だけに執着する抵抗勢力だとは思いません。しかし、本書が指摘するような図式は否定できず、世の中に対して、説得性のある「労働組合の存在意義」を自らが提示できていない、という現実を痛感させられました。
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炊事当番(鶏の膝軟骨カレー炒め)

2016年01月31日 | O60→70(オーバー70歳)
▼二俣川駅で途中下車し、ライフの食品売り場で50円のメンチカツとコロッケをカゴに入れ、今夜のおかずは何にしようと物色していたら、タイのアラ(200円)と鳥の膝軟骨(198円)が目につき、「タイのあら煮を試してやろう」と考えて買いました。膝軟骨はカレー炒めにしました。
▼帰宅後、今、経営権争いでもめているクックパッドを参照しながら、いろいろ面倒でしたが無事に作り終え、家族からも大好評でした。
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今やらねばいつできる。わしがやらねば誰がやる。

2016年01月30日 | たばこの気持ち
▼昨日、懸案であった『JTのM&A』新貝康司著(2015年6月 日経BP社)を読み終えました。昨年から二度本屋さんに立ち寄り、いずれも売り切れ入荷待ちでした。
▼ならば、最寄りの図書館で検索したら、貸出中で予約もすでに13人ありました。そんな中、職場の後輩の机の脇に本書が積んであることを発見し、喜びいさみ「4~5日でいいから貸してくれ」と頭を下げて、お借りすることができました。
▼国際的なビジネスマンにして、グローバル企業のCFOであった新貝康司氏が、実は後継のとおり、すこぶる日本的な慣習や心意気を背景に、JTのトータル3兆数千億円に及ぶ二つM&Aを取り仕切った、という述懐に驚きを覚えました。

【255~256ページ】
〈失われた「飲み会」の良さを取り戻す仕掛けづくり〉
バブル崩壊後の失われた10年は、インフォーマルで濃密なコミュニケーションの機会が失われた10年でもあったからなのです。つまり、それまで行われていた、就業時間後の職場仲間との飲み会に代表される、インフォーマルな交流の機会が、1990年代の人員削減、組織階層の簡素化と、バブル崩壊後の負の遺産への対処で、業務が繁忙期極める中、失われていったのです。
----強い組織とは、元気で、高いスキルを持つ個が、部門横断的に協働し、より高い成果を追い求める組織であると説明しました。どうせ、それまで意図せず存在していた90年代までの濃密なコミュニケーションを失ってしまったのであれば、今度は意図して、部門横断的な協働可能とするコミュニケーションの仕掛けを作ってはどうかと考えるのです。

【304ページ】
《関心なくして敬意なし、敬意なくして信頼なし、信頼なくして協働なし》といった、ごく当たり前の基本動作を地道に実行する大切さ----。
正直、苦しかったことがたびたびありました。そのようなとき、いつも心の中でつぶやいていた言葉がありました。それは、彫刻家の平櫛田中氏のあの有名な言葉でした。
「今やらねばいつできる。わしがやらねば誰がやる」
この言葉が、私に強い気概を与え、背中を押し続けてくれたことは、ギャラハー買収にとって幸いつであったと言えます。
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『日本中枢の崩壊』(その1)

2016年01月30日 | O60→70(オーバー70歳)
先日、『日本中枢の崩壊』古賀茂明著(2011年5月、講談社刊)を読み終えました。その第1回目になりますが、今後11回にわたり、私の抜き書きとコメントを掲載させていただきます。

【31ページ】
私は過去に電気事業関係のポストに就いた経験のある同僚から、「東電は自分たちが日本で1番偉いと思い込んでいる」という話を何回か聞いたことがある。その理由は後にも書くが、主に、東電が経済界ではダントツの力を持つ日本最大の調達企業であること、他の電力会社とともに自民党の有力な政治家をほぼその影響下に置いていること、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)という組合を動かせば民主党も言うことを聞くという自信を持っていること(電力総連会長から連合会長を務めた笹森清氏は菅政権の内閣特別顧問)、巨額の広告料でテレビ局や新聞等に対する支配を確立していること、学会に対しても直接間接の研究支援なので絶大な影響力を持っていること、などによるものである。
簡単にいえば、誰も東電には逆らえないのである。

[ken]長年、労働組合で仕事をしてきた自分としては、連合への批判や問題点について、本書には的を射た記述が多くありました。悔しくもあり、反省もあり、私が目にしてきた過去の出来事を客観視することができました。
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屋形船での極上の一服!

2016年01月29日 | たばこの気持ち
▼1月17日午後4時半から、お台場ルートの屋形船で、総勢42名、約3時間、詩吟の諸先輩方と新年会でした。屋形船には、屋根の上とトイレ脇に喫煙所がありました。
▼一服しながら、メビウスを吸っている先輩女子と立ち話をしました。「タバコは精神安定剤だもの。とても止められないわ」とおっしゃっていました。心底、同感いたしました。
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路上撮影の一瞬!

2016年01月28日 | たばこの気持ち
▼ちょっと気にかかった景色があると、とくにタバコに関する情報ですが、私は路上でもスマホを構えシャッターをきります。
▼結果、ものすごく画像がたまっていくのですが、1月14日午前10時10分前、職場近くの横浜家系ラーメン2階の窓に「喫煙席ございます」の言葉と、タバコのマークが目立っていたので、そこにスマホを向けていたら、後ろから「おはようございます」という同僚女子の声がしました。
▼いやはや、「所かまわず」ということが、いくばくか恥ずかしかったですね。
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ちょっと開いちゃうんですけど!

2016年01月27日 | たばこの気持ち

▼最近、日によって、ナチュラル・アメリカン・スピリットを吸ってるのですが、メンソール製品だと、内箱の紙がアルミ箔なので、外箱を開閉してもきっちり閉まります。
▼しかし、別にこれといった問題ではないのですが、ノン・メンソール製品だと、内箱の紙がろう紙なので、反発が強いらしく、いったん開封すると、外箱を押し上げるので少し空いてしまうのです。
▼悪く言えば、若干、お行儀が悪いと申しましょうか、見た目がだらしないっていうだけの話です。その後、内箱の紙を手に取り、花に近づけて臭いをかいでみたら、ろう紙ではありませんでした。私の勘違いでした。
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招かない猫のオブジェ!

2016年01月26日 | O60→70(オーバー70歳)
▼招き猫といえば陶器に決まっていますが、先日、田町駅前ビルのドラックストアで鉄製・猫オブジェをみかけました。赤塚不二夫さんのマンガみたいな顔をしていました。
▼店主が、招き猫の替わりに置いていると推測しますが、どうしても感じが出ていませんね。黄色とか、金色ではなく、丸みもないからトゲトゲしくて、ギョッとしちゃいました。
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声を出すためのルーティン!

2016年01月25日 | たばこの気持ち
▼このところ、詩吟教室の予習はしているのですが、基本となる発声練習を怠っていました。昨秋から、これではいけないと感じつつ、いきなりの吟詠を発声練習の代わりにして、それで良しとしていました。
▼私の本数は2本なのですが、女子の生徒さんたちは4本なので、一緒に吟ずると声が出ない部分もあります。まだ栃木県在住の頃は、ふんだんに練習できていたから、少々高い本数でも声は出ましたが、もう限界です。
▼たばこを吸っているから、ということも言い訳には出来ません。そこで、詩吟教室の始まる前に、改めて4本の駆け上がりで発声練習をしたところ、声の出方がスムーズになった気がします。何事もルーティンに手を抜いてはいけない、と痛感しました。
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国政から市政へ【早川勝さんの本】

2016年01月25日 | O60→70(オーバー70歳)
▼本書『社会党・裏方・表方』は、かつての社会党本部スタッフを手始めに、故郷の愛知県豊橋市から国会議員となり、その後、豊橋市長をつとめた早川勝さんの著作です。
▼インタビュー形式で読みやすく、内容にも奇をてらった記述や過剰な表現がなく、バランス感覚に富んだ仕上がりになったいます。著者は、専売公社民営化法案の前後、労働組合としての対応をめぐるプロジェクトで、たいへんご活躍され、私も身近に接しさせていただきました。当時を振り返りながら、自分の考え方の良い棚卸しになりました。
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