たばこの気持ち

◎　臭覚ということに関して、現代の社会状況は危機的な様相にあると思います。なぜかというと、嫌な臭いは抹殺することが当然とされているからです。各種消臭剤が日常生活にあふれ、おやじ臭とか、加齢臭が嫌われ、男の身だしなみとしてコロンや香水が、コンビニでも定番商品となっています。体臭を抑える傾向に加え、社会的には「たばこの臭い」が急速に嫌われています。臭いだけではなく、「毒を持った臭い」として非難の的にされています。

◎　でも、私は感覚的に思うのですが、「たばこの臭い」を含めた各種臭いについて、人間が本来持っていた臭いを嗅ぎ分けるという能力を、昨今の世相が奪っているのではないか、と思うのです。嫌な臭いには「鼻をつまむ」とか、「近くに●▲がある」と確認するとか、臭いをいったん嗅ぐことによる効果があると信じています。異臭に対する抵抗力だって必要なのですから、無臭社会こそ人工的で異常な社会だと思います。

◎　この２階ロビーの後方階段の手前に、たばこの自動販売機がありますし、喫煙者にとってはたばこを吸える場所が比較的多く確保されており、箱根富士屋ホテルはストレスを感じずに済む環境にありました。

◎　しかし、神奈川県内であることから、受動喫煙防止条例がさらに規制強化されたりすると、ホテル内での喫煙がまったくできないことになります。そうなったら、仕事やプライベートの旅行でも困ったことになります。それだけは嫌だなー、と思いました。

東京芸術劇場の喫煙コーナーは、劇場の裏手のすき間にあります。
見上げると、画像のように景色になっています。

こんな場所でも、喫煙者にとってはありがたいことです。
閉鎖的な空間ではなく、オープンスペースであることも助かります。

ＪＲ東日本のガラス張りの狭い喫煙室だと、気が滅入ります。
春には春の景色が見え、外の空気と通じている。
そこでの一服は、やはり室内よりも美味しいと思います。

★　新聞報道などによると、街角のたばこ屋さん、たばこ屋のおばちゃんなど言われてきた小規模のたばこ屋さんが、ｔａｓｐｏカードの導入によって、お客さんがコンビニに流れたことにより、苦境に立たされているようです。

★　たばこ自動販売機での売上げが落ちれば、自動販売機の数も減少してきます。それまでは、内外メーカーが売上げ確保のために、どんな小さなたばこ屋さんにでも、複数台のたばこ自動販売機が設置されていました。

★　おそらく、飲料自販機と同じように、有利な条件で設置されていたものと思われます。しかし、売上げが落ちても落電気料だけは変りませんから、稼働率に応じた対応をせざるを得まくなります。そんな急激な変化が、コンビニの「ｔａｓｐｏ効果」とあわせ、今、急激に進行中なのでしょう。

★　銀座ライオン新橋店の喫煙コーナーです。高い天井の店内であることから、ことさら仕切りのない場所に、ソファ形式の椅子とスタンド灰皿が２つという喫煙コーナーがございます。

★　客席とは離れた通路の一角に設置されており、喫煙席はないので、たばこを吸うときはここへ来なくてはいけませんが、ことさら不便は感じませんでした。でも、いつまでこのままの形で喫煙コーナーが残るかは心配になりました。このご時世、いつ撤去されても文句のいえない状況がありますね。

銀座ライオン新橋店のたばこ自動販売機です。
売れ筋の内外たばこ会社の製品がずらりと揃っていました。
その中に、「売れ切れランプ」のついたものが３つほどありました。

たばこの自動販売機の稼働率は、どこでも急激に落ちているようです。
もちろん、それはｔａｓｐｏカードが必要だからです。
幸い、私は所持していますので自販機で買えます。

それでも、朝のせわしい時間帯などではコンビにを利用します。
飲料を買うときに、ついでに買っておこうとします。
コンビニのｔａｓｐｏ効果、それに私も少なからず貢献しているようです。

今朝は海の日の祝日ですが、早起きして庭に散水しました。
一部の鉢植えは、水分不足でヘナヘナになっていたので、
たくさん水をあげたら「待ってました」と喜んでいるようでした。

私は普段、マイルドセブン・スーパーライトを吸っていますが、
ガツンとした味を吸いたくなると、わかばもしくはエコーを買います。
嗜好品に関しては、一途な人が多い中、自分は移り気なのです。

☆　先日、同じチームのメンバーが清原和博さんの新著「男道」を読み終えたので、お借りしました。小さい頃、野球中継があると祖父の膝に乗って、ジャイアンツ戦を見ていたそうです。祖父の吸うたばこの煙は気にならなかったそうです。

☆　私も小学校に入るまでは、おばあちゃんっ子でしたから、一緒に行動していました（幼稚園はありませんでした）。おばあちゃんもたばこを吸っていたのですが、たばこの臭いや煙はまったく気になりませんでした。

☆　僕はたばこが大好きです。そのほかの嗜好品としては、コーヒーが好きです。ブラックで飲んでいます。缶コーヒーではＪＴの「アロマ・ブラック」しか飲みません。

☆　たばこ会社が製造販売しているから、という理由ではありません。単に美味しいと感じているからです。緑茶も好きですし、和菓子も大好きです。

☆　東京芸術劇場の喫煙コーナーのスタンド灰皿には、画像のような掲示がされてあります。灰皿なのに、空き缶や紙ごみなどを捨てる人が多かったのでしょう。

☆　でも、これだけきちんと注意文言が掲示され、スタンド灰皿の周囲もきれいに保たれていると、吸い殻以外を捨てる人がいなくなるのでしょう。良い循環というやつですね。