ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

朝から特濃6~2023.08.11

2023-08-11 09:09:09 | 落語

朝から特濃6~2023.08.11

今日は朝から繁昌亭へ、電車が空いてると思ったら世間様は祝日そして盆休みが始まってるらしい。私は毎日がお休みみたいなもんですから、曜日の感覚はあっても祝日はあまり関知してないですな。
 
一、桂文鹿・・・・・「さわやか勝負パンツ」
当初トリだったようですが、ほかの仕事があったようで朝一番の登場。ほぼ80%事実に基づいたお噺とか。得意のインドでのバスで出会った日本の一人の女性旅行者がお腹の調子が悪くて悪戦苦闘。でも海外旅行では、水道水は飲むな、生野菜は食べるな、かき氷も食べるな、とはよく言われましたが・・台湾や韓国での屋台や縁日では一切口にすることもなく、それはもう味気ないもんでおました。さっさと足早で降りた文鹿さんの「さわやか勝負パンツ」でおました。
 
ニ、桂かい枝・・・・「ハル子とカズ子」
これまた、時間を意識しての手短で、得意の「ハル子とカズ子」さん。まあ、皆さん朝は弱いらしくて、さらっとしたした高座。これまでの二席、中身は別にして話っぷりは特濃ではなく淡麗な落語を・・。
 
三、露の紫 ・・・・「雪の旅笠」
ようやく、夏らしく怪談話を。露のと言えば大師匠の得意の噺。お寺の本堂でロウソクの灯りで聴く怪談噺、さぞ怖いでしょうな、こわがりの私には無理でおますが。
 
四、笑福亭松喬・・・「親子酒」
うどん屋に絡むところはなく、親父さんが息子との「アルコールを絶つ」との約束を破って飲み始める。でも、今日は日本酒ではなくビール、夏バージョン何でしょうか。冬になれば熱燗にでもなるんでしょうか。季節によって気ままに飲むもの替えれるとは落語家さんご器用でございますな
 
仲入り
 
五、桂三象・・・・・「大 大阪辞典」(作・三枝)
あれ、支度にとおっしゃてたので「三象踊り」かと思っていたら、普通の高座姿で、師匠の創作「大、大阪辞典」を・・・。でも、三象さん、どこか訛りがあるのか大阪人と言いながらどこかニュアンスがおかしい。 どこともなくおかしみがわいてくる三象さんの落語でおました。
 
六、笑福亭喬介・・・「饅頭怖い」
大トリの喬介さん、演目は「饅頭怖い」。東京の小屋へ行くと皆さん15分ずつぐらいで二つ目も真打も次々出てきて疾風のごときの高座の連続なんですが、トリ、主任の方の落語はみっちりと長講落語を。いつも、最後のこれが見れただけでも良かったと、満足で亭席をあとにするんですが・・・。
そう思うと、大トリって大変ですな。
 
贅沢いうと「算段の平兵衛」か「ねずみ」「立ち切り」あたり聴きたかったですな。まあ、聴きたければ独演会、来いでおますか。「厩火事」「崇徳院」も早く聞いてみたいでおます。

 

朝から特濃6

2023年8月11日(祝・金)午前10:00開演

天満天神繁昌亭

一、桂文鹿・・・・・「さわやか勝負パンツ」
ニ、桂かい枝・・・・「ハル子とカズ子」
三、露の紫 ・・・・「雪の旅笠」 
四、笑福亭松喬・・・「親子酒」
仲入り 
五、桂三象・・・・・「大 大阪辞典」(作・三枝) 
六、笑福亭喬介・・・「饅頭怖い」
 
 
 
 
 
 
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第24回・かわむこう寄席~2023.07.08

2023-07-08 10:10:10 | 落語

第24回・かわむこう寄席~2023.07.08

今日は、桜亭不二子さんをお目当てに、紀ノ川越えて和歌山に・・・。皆さん、お疲れ様でした。良い落語を聞かせていただきありがとうございました。

素晴らしい落語、皆さん芸達者、そして笑顔が素敵な落語家さん。ネタおろしも久しぶりの蔵出しもあると言いながら、どなたも個性豊かで、どの演目も十八番と言えるようなニンにあった落語ばかり。長くに渡って自主公演を開催されていて、歴史と実力のある「紀の会」さんですな。

声は大きく、元気があって、お客様に楽しんでいただこう、そしてご自分も楽しんでおられる。この楽しさが一番ですな。私も落語を初めて三年目に突入、まずは、今日の素人と言いながらのベテランさんの落語に接して、「声は大きく、元気をもって、楽しむ」の初心忘れべからずでおますな。

第24回・かわむこう寄席

2023年7月8日(土)午後2:00開演

和歌山市・河北コミュニティセンター

一、おひさま亭にっこり・「金明竹」

二、美山はな福・・・「野ざらし」

三、笑泉亭讃吉・・・「竹の水仙」

四、鶴亭和尚・・・・「転失気」

五、桜亭不二子・・・「遺言」

六、星家するめ・・・「植木屋娘」

①、和歌山市河北コミュニティセンター
②、可愛いイラスト・かわむかい寄席
③、女性陣・左から、はな福さん、不二子さん、にっこりさん
④、仲入りのお二人、讃吉さんとはな福さん
⑤、男性陣、左から、和尚さん、するめさん、讃吉さん
⑥、第24回・かわむこう寄席~2023.07.08


①、和歌山市河北コミュニティセンター
②、可愛いイラスト・かわむかい寄席
③、女性陣・左から、はな福さん、不二子さん、にっこりさん
④、仲入りのお二人、讃吉さんとはな福さん
⑤、男性陣、左から、和尚さん、するめさん、讃吉さん
⑥、かわむこう寄席のネタ帳・味のある寄席文字
⑦、第24回・かわむこう寄席


コメント (2)
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桂文華・35周年記念落語会~2023.06.23

2023-06-23 22:22:22 | 落語

桂文華・35周年記念落語会~2023.06.23

今日は、文華さんの落語会へ。骨太の文華さんの落語好きでおます。そして私が演じる落語「青菜」と「七度狐」が聴けるとは、大いに勉強させていただきます。

 

幕が開くと、まずはスクリーンがあって、“お祝いメッセージ”が30人ほど次々に、皆さん落語講座などの生徒さんとか日頃からの文華さんファンでしょうか。でてくる人も皆さん楽しそう、笑顔が一番です。

一、桂文華・・・・・「七度狐」

今日のお目当てのひとつ「七度狐」。文華さんも、上方らしく鳴り物が入る噺をと選ばれたらしい。見台もあって小拍子のツケもあり、この噺鳴り物なかったらやはり少し寂しいですよね。やはり見台出して、小拍子だけは使えるように稽古しましょうか・・・。

私にとっての「七度狐」は55年前に出会った仁鶴さんのがどうしても離れず、あの時のセリフが飛ぶとやはり寂しいですよね。

二、笑福亭呂翔・・・「豊竹屋」

呂翔さんの「豊竹屋」。精一杯の高座。やはり浄瑠璃が語れんとこの噺、面白みも半減しますな。これから呂翔さん、浄瑠璃かじるだけではなく、本格的に語って欲しいですな、楽しみでおます。

三、桂文華・・・・・「青菜」

これもお目当ての「青菜」。久しぶりの阪神の試合が気になるのか、「教育が行き届いていて、漢語を志して・・」の仕込み飛んだり、文華さんどこか乗れないような具合。これも初めて聞いた仁鶴さんのイメージが強く、全体に骨太ではなく、ぼってりとした雰囲気に・・・るーちゃん餃子でおます。

四、桂慶治朗・・・・「いらち俥」

イケメンの若手売り出し中の慶治朗さん。噺っぷりもさすが米朝一門。スッとした語り口に爽やかさが漂う。噺は若手咄家グランプリと同じ「いらち俥」、残念ながら優勝は逃されたようですが、近いうちに受賞されるのは間違いないですな。来年は若手咄家グランプリ、覗きに行かんとあきまへんな。

五、桂文華・・・・・「井戸の茶碗」

善人ばかりが登場する「井戸の茶碗」。素朴な侍二人が文華さんと相まってほど良い心地よさに、主役が清兵衛さんから、わき役の千代田朴斎さんと高木作左衛門に移って、めでたしめでたしとあっさりと上品なお噺に。

ああ、それと贔屓の方が寄贈された素敵なスポ―ツタオルが記念品としてご来場の皆さんにプレゼント、文華さんの落語会には忘れずに持って行かんとあきまへんな。

次は、11月3日の「文華の日」ですか・・・。

桂文華・35周年記念落語会

2023年6月23日(金)午後6:30開演

天満天神繁昌亭

一、桂文華・・・・・「七度狐」

二、笑福亭呂翔・・・「豊竹屋」

三、桂文華・・・・・「青菜」

仲入り

四、桂慶治朗・・・・「いらち俥」

五、桂文華・・・・・「井戸の茶碗」

 

 

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第13回・心斎橋質屋寄席~2023.05.28

2023-05-28 16:16:16 | 落語
第13回・心斎橋質屋寄席~2023.05.28

良かったですな、新治さんの「中村仲蔵」、大当たり。

まずは、主催者の慣れた感じで笑いも交えてのご挨拶と思いきや、実は智丸さんのお父様と・・智丸さんは、このお父さんのしゃれっ気引継いでるんですな。この会は今回で13回目、始まってから15年、元々桂福車さんがまとめ役だったんですが、今は智丸さんが引き継いでおられます。

今回で、四回目ですが、最初DMが来たときは「質屋から手紙来てるで」と嫁さんがびっくりしてましたが・・・。

一、桂雪鹿・・・・「寄合酒」
まずは、得意の形態のバイブレーションから大師匠のモノマネと、でもよう似てますね。持ち寄り散財ではなく、盗品ばかりですが、料理知らずの男連中のスカタンぶりに、まあ最後に酒さえあれば楽しい集いになったでしょうな。

二、笑福亭智丸・・「鹿政談」
今個人的に、一番注目の智丸さん。大ネタの「鹿政談」を軽いタッチで表現。今風のお奉行さまで、鹿の世話役もお裁きもすべてさっりとしていて、いたって今風。智丸さんが演じる「鴻池の犬」や「高津の富」、どんな風に仕上げられるのか聴いてみたいですな。

三、笑福亭伯枝・・「鰻谷」
落語講座でお世話になっている伯枝師匠。
これは、レアな演目ながら、地元にちなんでの「鰻谷」を。鰻、もともとは「ヌルマ」と呼ばれ忌み嫌われてたのを長堀南通りにあった「菱又」が初めて料理して出したと・・・。食べたものが「ヌルマは旨いな、お内儀」「おないぎ」「うなぎ」となったと・・・。でも魚偏に日四又、ひしまた、と書いて「鰻」とは、ようできた話でおます。これで、鰻という字は間違いなく書けますな。

仲入り

四、桂三扇・・・・「引出物」(桂三枝・作)
得意の師匠の三枝さんお創作落語、本日は押し入れに押し込められた「引出物」の悲喜こもごも。水槽や、押し入れや、冷蔵庫(これは小春団治さんでしたが)身近なところでモノが喋ると物語ができるんですな。三扇さん、主婦だけに普通に暮らす身近な生活ぶりは、自然でよろしおますな。

五、露の新治・・・「中村仲蔵」
さて、本日の大当たり。たっぷりの高座。11年前に初めて新治さんで聴いたときも大感激した「中村仲蔵」。今、話題の歌舞伎界ですが、やはり大事なのは女房、役者いや男を支えるのはお内儀ですな。ああ、今日は「鰻谷」と言い「中村仲蔵」といい、良妻のお内儀続きでおますな。


第13回・心斎橋質屋寄席
2023年5月28日(日)午後2:00開演
心斎橋・大質ビル5階

一、桂雪鹿・・・・「寄合酒」
二、笑福亭智丸・・「鹿政談」
三、笑福亭伯枝・・「鰻谷」
仲入り
四、桂三扇・・・・「引出物」(桂三枝・作)
五、露の新治・・・「中村仲蔵」



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豊田チラシ・バザール in ツギハギ荘~2023.05.13

2023-05-13 12:12:12 | 落語
豊田チラシ・バザール in ツギハギ荘

ラッキー。「ぶんろこう」さんの落語会に来ると、7日までで終了していた豊田公美子さんの「チラシ・バザール」が延長して開催中。

あの落語会も、あの落語会も豊田さんの作だったのかと圧倒される1000枚。写真があればイラスト、グラフィック、そして筆記体と、落語家さんを知り尽くしておられるだけに、個性を生かして一枚一枚愛情を注ぎこんだチラシ。

広告会社でつくられたものではなく、お囃子の豊田さんの作、グレードは超一流、それでいて仲間内と落語家さんも気軽にお願いしたのがようわかります。上方落語協会から「縁の下の功労賞」と特別賞を授与して欲しいですな。

今月末までバザールは延長とか、落語ファンは必見でおます。






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第二回・新新作派・動楽亭~2023.04.29

2023-04-29 16:16:16 | 落語

第二回・新新作派・動楽亭~2023.04.29

一時の開場前に着くと既に十人ほどの方が並んでおられて、予約の確認とお支払いを済ませた者から順に、文鹿さんの手づくりの“さわやかおみくじ”を引く。今日は三本の大当たり1000円のキャッシュバックと何本かのシールが当たるそうです。私は27番で「超凡」、超、平凡ということですか、各項目は落語にちなんだお答えが並ぶ。例えば、【願い事】では、お菊の幽霊が温泉で足湯とか、遊び心がいっぱいで開演までの間、楽しませてもらいました。

一、笑福亭智丸・・・「寿限有」
「寿限無」があまりにもご利益がある過ぎて、初代は今や200歳、そのあと170歳、140歳長生きし過ぎて寝たきりの時も長すぎて問題。そこで今度生まれてきた子には限りなく短くなるように、縁起の悪い言葉を並べた名前を「寿限有」。この言葉の選び方に、歌人でも智丸さんのセンスがあふれる。師匠仁智さんの創作のDNAを引き継いでるのは智丸さんではないかと・・・秀逸の「寿限有」でございました。

二、桂春若・・・・・「兵庫船」
今日のゲストの春若師匠の登場。あとで新作をしますので、古典の方が軽くても良いと言われたので「百年目」や「はてなの茶碗」ではなく、前座噺っぽいものでと言いながら、おきまりのショートジョークから「兵庫船」へ。少し脱線しながらもゆったりとした船旅、よろしおますな。

三、春若、文鹿、智丸・・「座談・新作を掘り下げる」
春若さんにとって新作はどんなものかという問いに、昔は今ほど新作演じる人も少なく、4本しか手掛けてないと。
入門当時の上方落語界の状況をあれこれ。そこで出てきたのが、昭和42年頃の梅ヶ枝町の電子ビルでされていた“実験寄席”のはなし。そうなんですこの落語会こそが、私が落語が好きになった原点。(七枚目にその時のパンフレット載せときました、物持ちよろしおますな)
新作に話を戻すと、春若さんは新作はネタを繰ることができないので逆に苦手であると・・・。それを受けて文鹿さんは「新作は毎回、改良と言うか改善というか触っているので、なかなかこれがと固まることがない」と。(クラシックでも昔の作曲家の自作自演のピアノ曲もそうだったようです)
新作も作者が亡くなった後でも演じられたときに「古典」になるとすれば、生前にはどれだけ良い噺でも「古典」にはなり得ず、本人はその評価を得ずして亡くなると・・・。
私なりには、何度聞いても面白く、また他の落語家さんが手がけたくなる噺、これこそ「古典」になる要素でどんどん広く語り継がれて、時が経って気がつけば「古典」になっていると・・・。

四、桂春若・・・・「壬生菜に鴨(小佐田定雄)」
そして、数少ない春若さんの新作。小佐田定雄さんの作で。京都のいまも続いている“名づけ親はあなた”の上方落語勉強会での一席。
新選組の初代局長、芹沢鴨の物語。地語りで進められ、講談噺みたいな一席。初演は調べると2004年3月24日に春若さんで初演・・・。300近い噺をつくられている小佐田さん、鴨は壬生菜ではなくやっぱり葱ですな。

五、桂文鹿・・・・「奈良の男と京都の女」
「東男と、京女」ではなく「奈良男と京女」の合コン。いつの間にやら、奈良と京都の良いとこの競い合い、悪いところのけなし合い。
神戸と大阪、大阪と京都。京都と滋賀。大阪と和歌山。大阪と奈良。和歌山と奈良。この六チーム対抗、おのずからAクラスとBクラスに分かれるようで、取り組み次第では面白い試合になりそうですな。

次回の「新新作派」はゲストが桂三象さんで9月13日(水)18:30開演でおます。
 
第二回・新新作派~ゲストに桂春若師を迎えて
2023年4月29日(土・祝)午後1:30
動楽亭
 
一、笑福亭智丸・・・「寿限有」
二、桂春若・・・・・「兵庫船」
三、春若、文鹿、智丸・・「座談・新作を掘り下げる」
仲入り
四、桂春若・・・・「壬生菜に鴨(小佐田定雄)」
五、桂文鹿・・・・「奈良の男と京都の女」

①、動楽亭・小雨が降り出したので早めに開場を。
②、新新作派・智丸さん際立ってきましたな。
③、さわやかおみくじ・超凡とは
④、座談・春若さんにとって新作とは。
⑤、昔の上方落語事情を語る春若師匠。
⑥、聞きたいことは山ほどありながら、遠慮がちの智丸さん
⑦、実験寄席のパンフレット・私の落語の原点(1967年)
⑧、本日の演目

①、動楽亭・小雨が降り出したので早めに開場を。
②、新新作派・智丸さん際立ってきましたな。
③、さわやかおみくじ・超凡とは
④、座談・春若さんにとって新作とは。
⑤、昔の上方落語事情を語る春若師匠。
⑥、聞きたいことは山ほどありながら、遠慮がちの智丸さん
⑦、実験寄席のパンプレット・私の落語の原点(1967年)
⑧、本日の演目
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第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席in高石~2023.02.08

2023-02-08 21:21:21 | 落語
第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席in高石~2023.02.08

一、露の新幸・・・・「金明竹」

これまた、新幸さんの十八番「金明竹」。本格的でありながら、どこか新鮮さを感じさせる新幸さん。早く師匠直伝の大ネタ聴きたいもんですな。

二、桂阿か枝・・・・「お血脈」

この頃聴く機会の多い阿か枝さんの「お血脈」。「金明竹」といえば一時、阿か枝さんでしたが、文枝師匠のはんなりした「舟弁慶」「稽古屋」など聴いてみたいですな。

三、露の紫・・・・・「合鍵の変」

おばさんが多い客席なので、ここは得意の「合鍵の変」を。嫁さんの怒りが聞く度ごとにエスカレート、ヒートアップしている。鶴二さんとの二人会などに行って大ネタ聴かせてもらわんとあきまへんな

四、桂九雀・・・・・「井戸の茶碗」

久しぶりの九雀さん。噺は「井戸の茶碗」、ただし、千代田朴斎ではなくその奥方がでてくる。でも、この噺、武士は食わねど爪楊枝で、武士の誇りが噺のキモなのに、主人公が亡くなってその奥方に入れ替わる意図は・・・・。
その娘の身なりがみすぼらしい時、さてその奥方はどんなお姿だったのか、気になりましたな

私の列には小学生子供が二人、色っぽいマクラにも大いに笑って、よしよし。
何ごとも経験、この四席で1000円とは価値ある落語会、ほんまよろしおましたな。


第三回大阪落語祭~立春大吉寄席in高石~
2023年2月8日(土)午前7:00開演
アプラたかいし

一、露の新幸・・・・「金明竹」
二、桂阿か枝・・・・「お血脈」
三、露の紫・・・・・「合鍵の変」
四、桂九雀・・・・・「井戸の茶碗」




第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席in高石~2023.02.08


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第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席~2023.02.04

2023-02-04 18:18:18 | 落語

第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席~2023.02.04

一、笑福亭呂翔・・・「米揚げ笊」

可愛いですな、呂翔さん。愛嬌があって、あちらこちらの先輩たちの落語会に引っ張りだこなのもうなずける。落語も途中言い間違いもあったが、それもご愛敬。上方落語会のアイドル、呂翔さん、孵化していく様を見届けるのはたのしみですな。

二、桂壱之輔・・・・「青い瞳をした会長さん」(三枝作)

この春に春之輔襲名を控えている、壱之輔さん。落語は創作、三枝さんの「青い瞳をした会長さん」。襲名後はどんな噺家さんになられるのか、今から楽しみですな。

三、桂春蝶・・・・・「やかん」

この頃、エンジンフル回転の春蝶さん。だいすきな「やかん」。前半の甚兵衛さんとの掛け合いでは、「コンビニへ300円持って行って、170円のホットドッグ買うとお釣りはいくら」とか。それを文科系と理科系の違いに押し込めたり、日頃のおもしろいと思ったことを惜しげもなく散りばめる、そのセンスと意欲、凄いです。また後半の講談で一気に数珠つなぎに語るところも凄い。
一度で二度美味しい。満足度満点の春蝶さんの一席でおました。

今月25日は岸和田の浪切のせんしゅう亭は春蝶さん、いまから楽しみでおます。

四、笑福亭鶴光・・・「試し酒」

師匠松鶴さんの思いでばなしをたっぷり。あれっ、落語は無いの?と少し不安になったところで、「試し酒」に。やはり酒の噺は笑福亭に似合いますな。

五、桂米左・・・・・「ふぐ鍋」

ききっちりと米朝さんの匂いが漂う米左さんの「ふぐ鍋」。
この冬四回目の落語の「ふぐ鍋」ですが、実際のふぐ鍋、一度も口にしてないのは寂しいことでおます。

六、桂雀三郎・・・・「寝床」

まさに、師匠枝雀さんの「寝床」。「おがぁ、おがぁ」だけで進めてしまう。奇天烈で、仕草の派手なところ、師匠の動の部分間違いなく継承されてますな。

今日は、各人の目指しておられる落語がはっきり、くっきり、見えたような素晴らしい落語ぞろい。大阪落語祭は、よろしおますな。

第三回大阪落語祭
立春大吉寄席~上方落語だらけの九日間~
2023年2月4日(土)午前15:00開演
心斎橋PARCO・SPACE14

一、笑福亭呂翔・・・「米揚げ笊」
二、桂壱之輔・・・・「青い瞳をした会長さん」(三枝作)
三、桂春蝶・・・・・「やかん」
四、笑福亭鶴光・・・「試し酒」
仲入り
五、桂米左・・・・・「ふぐ鍋」
六、桂雀三郎・・・・「寝床」












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第三回大阪落語祭・立春大吉寄席~2023.02.04

2023-02-04 14:14:14 | 落語


第三回大阪落語祭・立春大吉寄席~2023.02.04

一、桂三実・・・・「寿限無」

聞きなれた「寿限無」も若手にかかれば、一味も二味も違ったものに。三実さん、繰り返しのところは高速の早回しでしゃべり、母親の思わず言う、キムタクに松潤に「短くしょうとすれば、できるやん」のツッコミ。
こうして噺は、膨らんだり萎んだりして、進化していくんでしょうな。

二、笑福亭喬介・・「饅頭怖い」

光っさんが食べる饅頭や最中の美味しそうなこと薯蕷饅頭に、最中、栗饅頭、羽二重餅に551の豚まん。それぞれの食べる仕草は師匠譲り。まだまだ寒い冬には、豚まん食べたくなりましたな。

三、桂よね吉・・・「皿屋敷」

マクラ大好きなよね吉さん。いつものごとくマクラ長めになったので、導入のところでコンパクトな説明で短縮してからの「皿屋敷」。まあ、この頃ビデオも倍速見がはやりらしいですが、どんどん短縮版がうまれそうな、よね吉さんの「皿屋敷」でおました。

四、桂千朝・・・・「鹿政談」

今も昔も七福や樋屋寄応丸。変わらぬものの良さですな、千朝さんの落語。あの独特の口調もだんだん聞きなれて最後には心地よいリズムとなる。
実を言うと、千朝さんの落語、ほん好きでおます。「蔵丁稚」「鴻池の犬」「饅頭怖い」どれも大好きでおます。じっくり、まとめて聴きたいですな。

五、桂米紫・・・・「宗論」

米紫さんの、熱演の一席。でもこの「宗論」。普通、政治と宗教の話はご法度なんでしょうが、キリスト教、ヤソ教に仏教。信じる者は救われるとはよく云われましたが、統一教会も含めてやはり宗教はデリケートな問題ですな。

六、月亭八方・・・「四天王寺の眠り猫」

左甚五郎のお噺。こちらは四天王で、かの日光の東照宮の「眠り猫」とは対で大晦日と元旦に鳴き合うと。落語には「ねずみ」「竹の水仙」「三井の大黒」とかありますが、講談では「陽明門の間違い」というのがあるんですが、是非聞いてみたいもんですな。
八方さんの「四天王寺の眠り猫」、思わず花月かホールに居るような気楽な心持で聞かせせて貰いましたで・・・。

これだけの熱演揃いの落語が、1000円とは「大阪落語祭」よろしおます。
今年も「歳末寄席」お願いしまっせ。


第三回大阪落語祭
立春大吉寄席~上方落語だらけの九日間~
2023年2月8日(土)午前11:00開演
心斎橋PARCO・SPACE14

一、桂三実・・・・「寿限無」
二、笑福亭喬介・・「饅頭怖い」
三、桂よね吉・・・「皿屋敷」
四、桂千朝・・・・「鹿政談」
仲入り
五、桂米紫・・・・「宗論」
六、月亭八方・・・「四天王寺の眠り猫」









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2023年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ~gomame339

2023-01-01 09:09:09 | 落語


2023年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ

幾つ何十になっても、皆さんの“ごまめ”でいたいと、
今年も「ごまめのうた」歌詞を掲載させて頂きます。

    ごまめのうた
             島田陽子
  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちに ついてくねん
  さっさとしいや ほっとくで
  しかられたって へいきやねん
  ごまめで いれてくれるねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
    ちいさい子かて なかまやねん

  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちは おこらへん
  とっととしたかて おそいのン
  しゃあないいうて まってるねん
  ごまめやさかい かまへんねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
     ちいさい子かて なかまやねん
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新新作派・動楽亭~2022.11.17

2022-11-17 21:21:21 | 落語

本日は個性派揃いのご三人様の御登場。
何が起こるか、ワクワクの落語会ですな。

期待以上に中身の濃い、落語会でおました。

桂文鹿・・・・「天覧文福一門会」

初めて聞きましたが、文福一門の文福さんに文鹿さんまめださんそして仁智会長、米団治さんにざこばさん。それぞれのキャラを活かしながらの登場に親しみを感じる。まあ、自由きままに師匠も含めて一門紹介されてますが、そこにはほのかな愛情がかんじらえれますな・・・・。


露の新治・・・「千早ふる」

古典と言いながら、小ネタのギャグ満載の「千早ふる」。古典も触ればさらにこんな風に面白くなる。でも一定の枠は超えない上品さ、そこに新治さんの粋をかんじますな。

新治・文鹿・智丸・対談「掘り下げる新作論」

新作、創作、改作、古典のちょいさわり、色々ありますが、すべてに各落語家さんの個性、味、センスが表れますな・・・。

でも、すべての落語の基礎は古典、その土台があればどんな形の建造物も立つことはできますな。それがおもしろいかどうかは別のはなしですが・・・。

けっして新作が古典からの逃げ道になってはいけませんな。
やっぱり、総じて古典の上手い噺家さんの創作はやはり面白いです。

中入り

露の新治・・・「福蓑」(木村智子作)

良かったですな。落語台本コンクールの受賞作らしいですが、擬古典というか時代背景が落語史のもので、すんなり入っていけるし、ちょい人情さもあって良い噺ですな。何度も繰り返し聞きたくなる「福蓑」でおます。
作者の木村智子さんってお幾つぐらいの方か、興味わきますな・・・。

笑福亭智丸・・「念仏嫌い」

宗論みたいに各宗派のお題目が次々でてくる。抹香臭いのは結構苦手なので、なぜか馴染めない一席。でも古典と創作、両方こなす上方落語の両刀使いの智丸さんに大いに期待でおますな。


新新作派
2022年11月17日(木)午後6:30開演
動楽亭

桂文鹿・・・・「天覧文福一門会」
露の新治・・・「千早ふる」
新治・文鹿・智丸・対談「掘り下げる新作論」
中入り
露の新治・・・「福蓑」(木村智子作)
笑福亭智丸・・「念仏嫌い」




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第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会~2022.10.30

2022-10-30 16:16:16 | 落語

第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会~2022.10.30
第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会~2022.10.30

コロナ禍で前回は中入りの際、全員いったん会場を出ての総入れ替えだったので、今回も中入りの時間が30分。でも、今年は沈静化のため入替えは無し、それで時間を持て余した長い長い中入りに・・。ですから12時丁度に始まって、5時半に終わるロングラン落語会に。座っているだけでお尻が痛くなりましたな。

詳細は、後日に。



一、桂小梅・・・・「平林」

「定吉、定吉は居りませんのか・・・」で、隣の落友のあずきさんとにっこり、いまあずきさんが稽古されてるのがこの「平林」。生の見本が見れるなんてラッキー、よろしいな。
小梅さんの明石での初高座も確か「平林」だったような。もう11年になるんですね。ますます、師匠に似てきた小梅さんでおました。

二、笑福亭風喬・・「相撲場風景」

笑福亭のお家芸「相撲場風景」。風喬さん、やはり松喬一門の実力派、汚くならないながらも骨太の落語、よろしおますな。

三、桂梅團治・・・「抜け雀」

この宿の場所はどこなのか、小田原、もっと大阪に近い長浜、草津。どこでも良いような気がするんですが、何となくモヤモヤ感の残る梅團治さんの「抜け雀」、これって何なんでしょうか。

一、露の端・・・・「ん廻し」

「北野田から来たのだ」のキャッチフレーズの瑞さん、さすが地元でファンの方がいっぱいの会場。噺は、往年のスターがぞくぞくでてくる「ん廻し」
、この話「ん」づくしでギャグを放り込むにはもってこいのネタ。演じるよりそれを考えてる時が楽しそうですな。

二、桂華紋・・・・「ふぐ鍋」

もう華紋さんの十八番ともいえる「ふぐ鍋」。もうぼちぼち解禁の季節になりましたな。なぜか、くどさが研ぎ落されて上品な「ふぐ鍋」に、今年もあと何回食べることができるんでしょうか。

三、桂坊枝・・・・「堪忍袋

本日一番、秀逸の坊枝さんの「堪忍袋」。ハリと勢いのある声で客席を圧倒。
よろしいな、最高でおます。

落語には声の大きさがいかに大事かようわかりますな。いま「一文笛」を稽古し始めていますが、あまりシットリとするのではなく、できる限りのメリハリのある声で秀を諭したいもんですな。

一、桂弥壱・・・・「桃太郎」

いまや「平林」とともに聞く機会の多い「桃太郎」。今迄ベテランの演じられる「桃太郎」が味があって好きだったんですが、でもこの前聞いた、秀都さんのが鮮烈。普通の「桃太郎」では物足りなくなってしまいました、こわいですな。

二、桂小鯛・・・・「親子酒」

入門されて15年、今や若手咄家グランプリに優勝して乗りに乗っている小鯛さん。でも酒飲みの噺って難しいですな。
酔ってる主人公と酔ってない演者、このころ加減が難しいですな。大ネタに挑戦、ますます聞く機会が増えそうな小鯛さんでおました。

三、桂文之助・・・「夢の酒」

よろしいな、色っぽい文之助さん。「夢の酒」、落語って「夢」にまつわる噺、多いですな。まあ、オチがいままでは嘘でした、夢でした、というもんですから、題材にはしやすいんですな。
「星野屋」や「片棒」ではないですが、またまた何度も聞きたくなる文之助さんの「夢の酒」でおました。

一、笑福亭呂翔・・「つる」

いまや、各落語会に引っ張りだこの呂翔さん。この可愛さに先輩達もイカれてるんでしょうな。「つる」といえば米朝一門という気がして、笑福亭では喬介さんと呂好さんしか聞いたことが無いんですが笑福亭が演じる「つる」。
この、単純な噺で笑いをとるとは、落語は難しいですな。

二、林家そめすけ・「私がパパよ(桂三枝作)」

「大阪人情落語24区」が聞けるかと期待していたんですが、よう考えるとここは堺市、維新がらみで結構堺と大阪はいがみ合うてますもんね。
そこは避けて三枝さん作の「私はパパよ」、よろしいな創作落語、普段の喋りマクラがたのしい、そめすけさんだけに古典より創作。やはり「大阪人情落語24区」まとめて聞きたいもんですな。

三、笑福亭竹林・・「死神」

この会の幹事役、竹林さん、北野田にすんで40年とか、地元でこんな落語会ができるなんて、これだけでも地元への恩返しですな。噺は失礼なながら風貌も似てきたような「死神」。
人の命ってわかりませんもんね、案外各人のロウソク見ると
太いの細いの、炎の勢いあるの細々と点いているだけのものと、真ん中でポキット折れていたりして怖いですな・・・。

来年も開催されそうなので、必ず参加したい落語会見っけでおます。

第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会
2022年10月30日(日)12:00開演
堺市立東文化会館・フラットホール

第一部
一、桂小梅・・・・「平林」
二、笑福亭風喬・・「相撲場風景」
三、桂梅團治・・・「抜け雀」
第二部
一、露の端・・・・「ん廻し」
二、桂華紋・・・・「ふぐ鍋」
三、桂坊枝・・・・「堪忍袋」
第三部
一、桂弥壱・・・・「桃太郎」
二、桂小鯛・・・・「親子酒」
三、桂文之助・・・「夢の酒」
第四部
一、笑福亭呂翔・・「つる」
二、林家そめすけ・「私がパパよ(桂三枝作)」
三、笑福亭竹林・・「死神」

①、堺市立東文化会館
会場の堺市立東文化会館、終演後は日も暮れて、三日月が出ていました。

②、ほぼ全員、通しで落語を楽しまれた客席。


③、第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会

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第14回・ぶんか寄席~2022.07.24

2022-07-24 16:16:16 | 落語
今日は、ぶんか寄席を観に「北野田に来たのだ」。

たっぷり二時間の落語会。各自十八番の演目で楽しませてもらいましたで。
詳細は後日・・・・。

一、露の端・・・・・「動物園」

「今日は北野田から、北野田に来たのだ」のキャッチフレーズで北野田出身の瑞さんの登場。10月30日開催の北野田エンタメフェスティバルの告知もしながら、ホームグランドの強み。噺は「動物園」、可愛くてこんなネタを演じると、まだまだアイドルの匂いがプンプン。

でも、10年後になっても「今日は北野田から、〇〇に来たのだ」と聴けるのでしょうか、さてどうなってるのかたのしみですな。

二、笑福亭喬介・・・「ぜんざい公社」

北野田駅前寄席をを続けておられる喬介さん、来月で90回目と、凄いですね。でも、その記念すべき一回目聴いているんですよ「ねずみ」聞いたの思い出しました。
「ぜんざい公社」と言えば、先代の春蝶さんですが、やはり喬介さんらしく明るく、楽しくなった「ぜんざい公社」に・・・。
でも、お弟子の喬明さんの落語、早く聴きたいもんですな。

三、旭堂南龍・・・・「山内一豊と千代」

春蝶さんでおなじみの「山内一豊と千代」、どちらも出は同じか・・・。でも味付けは、落語寄り、講談寄りと微妙にひらいています。

どちらが好きとはあえて言いませんが、この微妙な違い、おもしろおます。

四、桂文華・・・・・「悋気の独楽」

師匠の文枝さんの十八番の「悋気の独楽」、よろしいな。
女中のお竹どんの骨太さでこの噺は決まり。それで御寮さんの上品さ、定吉の無邪気さも際立ちますな。

千鳥橋のほうに拠点を替えられた文華さん、そちらの方へもおっかけていかんとあきまへんな。

五、桂春若・・・・・「三十石」

あの愉しい、ショートジョークで始まり、演目は前回に続いての「三十これもこれも五代目文枝さんにつけていただいたと、やはりどこははんなりしてますな。
でも今日の下座からの舟歌は喬介さん、思わず転覆しそうでしたが、これも愛嬌。朝明けの労働歌も聞けて、たっぷりと大阪の八軒屋までの船旅たのしめましたで。

第14回・ぶんか寄席
2022年7月24日(日)午後2:00開演
堺市立東文化会館

一、露の端・・・・・「動物園」
二、笑福亭喬介・・・「ぜんざい公社」
三、旭堂南龍・・・・「山内一豊と千代」
中入り
四、桂文華・・・・・「悋気の独楽」
五、桂春若・・・・・「三十石」

①、北野田・堺市立東文化会館

②、堺市立東文化会館・五階メインホール


③、本日の演目

④、第14回・ぶんか寄席

⑤、北野田エンタメフェスティバル落語会
コメント (4)
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ほっとあわとく寄席・梅田新道~2022.06.04

2022-06-04 20:20:20 | 落語
ほっとあわとく寄席・梅田新道~2022.06.04

今日は、梅田新道にある「あわとく」さんで、伯枝師匠の落語会が。
このお店、私が生まれ育った処から50ⅿも離れていない元酒屋さんで、ご近所ではよく遊んだもんです。気になってたんですが、通るのはいつも昼間で、伯枝師匠の行きつけのお店とは聞いていたんですが、こうして訪問できるのは嬉しいもんでおます。・・・・少し前に行って、近くを探索致します。





⑪、ごまめとあわとくのマスター
55年ぶりの出会いですが、一目見てわかりました、変わりませんな。
近くのお店、“衣笠”や“川並”に“遠州”、“キャビン”の話など次々わいてきて、懐かしおました。
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「笑福亭伯枝のおもしろ落語講座・13」~2022.04.16

2022-04-16 13:13:13 | 落語
「笑福亭伯枝のおもしろ落語講座・13」
(2022.04.16)

ついに、第三クール、二年目に突入。
生徒さんも11時の部は変わらず、皆さん気心の知れたメンバーで楽しく始まる。

皆さんの新しい演目は、
人支亭白木さんが「看板の一」、ごま亭きなこさんが「あたま山」
善哉亭あずきさんが「皿屋敷」、和泉家ジャスコさんが「代脈」
五条亭楽園さんが「開帳の雪隠」、そして散歩亭ごまめが「狸賽
」ですが、
 
初稽古の日なんですが、みなさん、既に稽古されておられて素晴らしい出来。落語の作り方(台本等)も皆さん独自の方法で、アプローチの仕方がまちまちでおもしろおます。
 
この発表会は、9月ごろにあるようです・・・。


②、伯枝師匠と楽園さん。
 
③、白木さんとジャスコさん、あずきさんときなこさん。
 

④、2022年度・第1期(4月、5月、6月)
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