ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第9 回 雀の学校・・・・桂枝雀一門若手落語会が、米朝一門孫弟子会に。

2008-04-10 23:58:50 | 太融寺
初めての、太融寺での落語会に参加。
仕事を済まして、入れば6時半過ぎ
お寺さんですが、オール椅子席で、安心

既に、高座にはまん我さんが、「似顔絵」の
ほめ言葉を・・・・マクラで。

一、桂まん我・・・・・・・・・・「子ほめ」・・25分

ナカナカの勢いのある、話しぷり。
喜六も、それほどのアホではなく。
米朝一門の、きまじめさが前面に。

二、桂雀喜・・・・・・・・・・・・「おごろもち盗人」・・20分

六畳一間、2万5千円のアパートの話し。
ドロボウに入られた話しから、本題ヘ

そろばんのハジク音、お見事。

盗人の身動きとれぬ状態から、財布を取り上げ
お金を頂戴するくだり、もう少しねっとりと
時間をかけての、やりとり、山場が欲しかった。

三、桂紅雀・・・・・・・・・・・・「がまの油」・・20分

大道での物売りの話し。
「がまの油」を売る際の、立て弁口上はお見事。聞き惚れた。
恥ずかしいから出来なかったが、心の中で、拍手、拍手。

その後、酒を飲んで、へべれけ。言葉も意味不明。
あとで出た、雀松さんが、
酒で酔うてるというより、クスリでらりっていると。
もう少し、時々正気に戻ろうというのがあれば、ベストか。

でも、最初の立て弁は、気持ち良く、拍手喝采。

四、桂雀松・・・・・・・・・・・・「紙入れ」・・20分

間男のはなし。
イヤラシさもなく、米朝一門の噺に。

姉さんの艶っぽさが、もう少し欲しかった。
落語に、色気を望むのは、贅沢か。

五、桂雀五郎・・・・・・・・・・「桜の宮」・・25分

マクラなしで、いきなり本題ヘ。
開口一番ではなく、トリで、おおネタをやれば
貫禄十分・・・。

淡々とした、話しぷり。筋は解り、おもしろしが・・・。

本物のあだ討ちの助っ人が入った際の
巡礼役の兄弟のあわてぶりがもっと・・・・・・期待。

登場人物が思う「あれ、どうなってるの」の感じを
なまなましく伝えて。


今回、最初のまん我さんから、順に
25分、20分、20分、20分、25分と計ったように
JUSTで高座を下りる。時間厳守が決まり事か。

初めての、枝雀一門若手会だったが、
何か、米朝一門孫弟子会みたい。

枝雀師匠の、弾けた(ハジケタ)芸は、
雀々さん以外では、継承する方は、いないのか。

次回・・第10回、雀の学校・・・は
6月5日(木)・・・PM6:30分開演・・・・です。
まん我さんの「ざこ八」、雀喜さんの「軒付け」
おもしろそう。


第9回、 雀の学校、、、桂枝雀一門若手落語会
2008年4月10日(木) 開演 PM6:30~
大阪北・太融寺本坊2F

一、桂まん我・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂雀喜・・・・・・・・・・・・「おごろもち盗人」
三、桂紅雀・・・・・・・・・・・・「がまの油」
中入り
四、桂雀松・・・・・・・・・・・・「紙入れ」
五、桂雀五郎・・・・・・・・・・「桜の宮」
コメント
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