ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

51回常盤寄席

2009-08-21 23:13:17 | 落語
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・常盤寄席の玄関・・・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・天満橋からの黄昏の中之島・・・・・・・・・・・・・・・・・

一、笑福亭智之介・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」

この噺、良く聴いているので、色んな人がと思いきや、
私が聴いているのは、ざこば一門と笑福亭だけ。

上る、高いという言葉に、ドンドンエスカレートする
北浜の相場師のもっと舞上るさまを見たかった気はしましたが
智之介さん、安定感があって、この日一番楽しめましたで。

二、桂ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「天災」

あじゃくれもんが、おとなしく見える。
「ボーンとどついて、鼻血がダーツと」、この何をすんねんと思わす
ここでのあじゃくれぶりが、この噺の勝負どころ。

師匠のざこばさんや、雀太さんの、ごんたくれさは無い。
新婚三ヶ月の甘い生活に浸っているひろばさんには無理でっか。
喧嘩でもした時、一発、ボーンと嫁さん殴ってみなはれ、
すべては「天災」といや、「芸の為」といえるのか、
「離婚」騒ぎになるかは、保証しかねますが。


三、林家竹丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「立候補」(三枝作)

子供会であるが、選挙の話。まさにタイムリー。
主人公のたけし君の名字は、小沢。
他の立候補者は麻生と鳩山君。
特に、麻生君は、実際の公約も口のいがみも同じ。

竹丸さん、染太さんの半分の体重とか。
なぜか、重みのない、誰に、いれようか、
私も迷う選挙戦でしたな。


四、林家染太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「夢八」

大いに期待しましたが、まだ完璧ではないようで・・・。
また、この噺の難しさ、・・・ようみえましたで。

特に、床を叩いて、次の朝まで一気にかけ上るところで、
二度も、三度も、暑いですなと、汗を拭く染太さん。

熱き夢八の世界が、現実の会場の世界ヘ、クールダウン。
もったいない。

・・・ずっと八兵衛と一緒に、夢、見続けさせてくださいな。
また、次の機会での、「夢八」、期待してまっせ、染太さん。
常盤寄席は、勉強会、遠慮せず、一年以内にも
再度、常盤寄席でかけてくださいな、楽しみにしてまっせ。

でも、若手の勉強会、51回目、ご三人さん、立派でおますな。


2009年8月21日(金)午後7:00開演
51回・常盤寄席
常盤漢方薬局ビル5階


一、笑福亭智之介・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、桂ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「天災」
三、林家竹丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「立候補」
四、林家染太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「夢八」

09-59-270






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