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千日亭がある上方ビル
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こじんまりとした高座
一、桂小梅・・・・・・・・・・「時うどん」
この会、師匠から「年末暇やから、二人会でもやろか」と、
年末仕事入るからどうしようかと思っていましたが、
27日の下座の仕事を除ければ、これが実質落語の仕事納めに・・・と。
あのマクラで小梅さん、自分で云うて、自分で笑うのは、師匠譲りか。
「時うどん」、忙しい年末の落語会、座れて、落語がはじまりホッと、
そして、小梅さんの名調子にうつらうつら、気持ちの良い「時うどん」の一席。
二、桂梅団治・・・・・・・・「切符」
「切符」四度目のお出まし、それでも飽きないのは、
やはり落語のおもしろさ、エッセンスが詰まっているからなんでしょう、
梅団治さん曰く、すべてが創作ではなく「つる」や「住吉駕籠」などの落語を
活かしながら創った鉄道落語、あるとき銀座落語会に呼ばれたのが、
創作人情噺の会で、人情のかけらも無かったので、松ちゃんのくだりを入れて
噺に拡がりができたのがこの「切符」とか。
梅団治さんの「切符」、何度聴いても楽しめるのは、もはや古典の域ですな。
三、桂小梅・・・・・・・・・・「馬の田楽」
今日の楽しみは、小梅さんの「馬の田楽」。
鶴二さんとの出会いの記念すべきネタの「馬の田楽」。
米朝さんとは違った、「梅やらはん」の無邪気さがキモ。
子供の幼顔が残る小梅さん、
子供たちのもっと純朴さにはじけて欲しいですな。
四、桂梅団治・・・・・・・・「鴻池の犬」
どっしりとした梅団治さんの「鴻池の犬」。
これまた何度聴いても、兄弟愛が滲む、名作ですな。
オチは「しー、こいこい」ではなく、「お椀」。
五、桂梅団治・・・・・・・・「鬼の面」
この噺、お面屋のおっさんが、主人公のおせつに、
母親似のおたふくの面をあげるくだりが、大好き。
母親を想う気持ちと、それを感じるお面屋の心情がうれしい。
一途に想う心、純朴な気持ちは、いつなんどきになっても、
周りの者の気持ちを動かすんですな・・・・。
今年の落語会も、これにて終了。
この「大放出、落語バーゲンセール」、来年も開催予定とか。
私の、来年の落語納めは、今から決定でおます・・・・。
大放出、落語バーゲンセール~1000円ポッキリ
2015年12月20日(日)午後2:00開演
千日亭・上方ビル3F
一、桂小梅・・・・・・・・・・「時うどん」
二、桂梅団治・・・・・・・・「切符」
三、桂小梅・・・・・・・・・・「馬の田楽」
四、桂梅団治・・・・・・・・「鴻池の犬」
仲入り
五、桂梅団治・・・・・・・・「鬼の面」
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