ブッタとシッタカブッタ 3 なぁんでもないよ【新装版】 (コミックエッセイ) | |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA / メディアファクトリー |
☆☆☆☆
「ブッタとシッタカブッタ」シリーズ、第三巻、シリーズ完結編。
といいながら、続編ともいえる、“愛のシッタカブッタ”と“ブタのいどころ”も
出版されているようで、また機会があれば読んでみたいですな。
ものの見方の癖を知れば、人生と自分が見えてくると、
作者はあとがきでも言ってますが、漫画を描いている意識はなく、
むしろエッセイを書いているような気持ちでしたと・・・。
読書に関するところをご紹介すると、
『読書』
本を読んで感動した時たいせつなのは
誰が書いたのかということより
自分が読んで感動したということである
感動とはそこに書かれていることで
見つけた自分の心である
読書とは著者との対話ではなく
本を通しての自分の心との対話である
『本と自分』
本に感動して
自分の心を見つけたとしても
いつまでも本の中に
いるわけにはいかない
・・・・・・・・
自分の現実に帰るしかない
『「空」という言葉がある』
空ということは
全てでもあるということ
空を知ったら
満ちていることも知る
空は無いでもあるでもない
無いでもあるでもないということでもない
読み終わったとき、静かに本を閉じる・・・・
そんな気持ちにさせてくれます。