「第220回・和泉ワンコイン寄席」~2023.03.18
一、笑福亭智丸・・・・「馬の田楽」
私が鶴二さんファンになった記念すべき演目「馬の田楽」。梅ヤラはんとか、寅ンコはんと言いて呼び合う、寸足らずの袖口がコテコテに光った着物を着ている子供たち。この噺、主役は馬でもなく、馬方でもなく、最初にでてくるこの可愛いこどもたちですな。もうすぐ入門10年目になる智丸さん。大好きな若手のひとりですな。
二、笑福亭伯枝・・・・「淀川」
顎にマスクをひっかけて出てこられた伯枝さん。ぼちぼちマスクのするしないも各自の判断にまかせられてのマクラの為と思いきや、単に取り忘れて高座に上がられたようで、声をかけて良いものか躊躇していると、下座から智丸さんが「師匠、マスクされたままです」の声・・・・。
噺は別名、「後生鰻」、鰻の代わりに赤ん坊をまな板に・・・。神信心ではないですが、つじつま合わせにときたま大きな失敗するときがありますな。
ゴルフの池越えのショートホールでポチャすると思って、汚いボールで打つとまぐれのワンオン。前の組が拾い上げてくれて恥ずかしい思いを・・・まあ、これとはちょっとちがいますか。
まな板の鰻だけ助けてもしょうがない、こまめに電気を切ってもどれだけの節電になるのか、単に気休めということ世の中にはたたありますな。
三、旭堂南照・・・・・「桂昌院」
あの神田紅さんに教えて頂いた演目。三代家光公の側室。五代綱吉公の生母。
出身は織屋の娘とかの町民の出。でも玉の輿、やはり当時の憧れ、こうして講談にもなるぐらいシンデレラ物語だったんですな。
知らない歴史を改めて知る講談、小さな出来事でも新鮮で愉しいものでおます。
第220回・和泉ワンコイン寄席
2023年3月18日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ
一、笑福亭智丸・・・・「馬の田楽」
二、笑福亭伯枝・・・・「淀川」
三、旭堂南照・・・・・「桂昌院」
次回・221回和泉ワンコイン寄席
2023年4月15日(土)14:30開演
笑福亭伯枝師匠と、笑福亭呂翔さんと旭堂一海さんでおます。
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