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初版発行(平成25年)の本、当時益田ミリさん、44歳、おばさんに突入しかけた時期で、おばさんへの抵抗と気にしてないというやせ我慢が入り混じる。26歳で上京して漫画家、エッセイストして世のなかで認められた時で、漫画「すーちゃん」が映画にまでなった年で売れっ子作家で余裕が出てきた様子もうかがえる。周りを見ていても、気にするがゆえのオドオド感と怒りからくるイライラ感が共にわき起こる。
最後の方で、「わたしは、サッパリした人でも、芯が強い人でも、おだやかな人でも、小さいことにこだわらない人でも、甘え上手でかわいい人でも、裏表のない人でも、他人のことを悪く思わない人でも、豪快で太っ腹な人でもない。重ね重ね、残念だ・・・・・。」とある。
自分の性格で何ともしようがないことは、誰にでもありますな・・・この、あるある感が、ミリさんの本の、ある面魅力ですな。
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