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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

普段着の住宅術・中村好文

2021-05-23 05:05:05 | 本の少し

 

☆☆☆☆

中村好文さんが薦める住宅は、まさに男の理想すべき住まいだ。少年のときに憧れた樹上の家、あの小屋が原点である。「男の子は樹上に家を持ち、女の子は人形の家を持つ」まさにこの通り。ましてや大きなものではなく「小屋」というあの空間に憧れている。また「小屋」は人間が忘れかけてる〈営巣本能〉が投影されているかもと。私の子供時代の勉強部屋(単に机が置いてあったところですが)は階段下の二畳ぐらいの狭い空間、それでも自分の城と落ち着いてそこに座っていたことが思い出されます。途中にある「私家版住宅用語辞典」で、気になるのは“アルコーブ”の狭い空間、“腰壁と高窓”からの光への憧れ、“暖炉”の男の火の遊び、“ニッチ”の小さな本棚、空間、“上げ板”を使った秘密の隠し場、電車っぽい“上げ下げ窓”、“ドーマー、ウィンドウ”のある屋根裏、まあ、男の子、男がワクワクするおうちのエッセンスが込められている。こじんまりとした書斎、そして大きな書庫がある平屋のだだ広いお家に住みたいですな。そんなとき、内緒で寝転べる小さな茶室も欲しいですな・・・夢が膨らむ、「普段着の住宅術」でおました。

 

 

 


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