ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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鰻谷寄席・10月度~2022.10.21

2022-10-21 16:16:16 | 笑福亭鶴二


鰻谷寄席・10月度~2022.10.21

たっぷり三時間半の落語会。
詳細は後日に・・・・。

開口一番、笑福亭喬明・・・・「牛ほめ」
可愛い喬明さんの「牛ほめ」。三回目だが聞く度ごとに師匠の喬介さんに似てくる。主人公のアホ声を発するだけで大きな笑い声が・・・。
いいですな、師匠の明るさが120%に輝いていますな。

一、笑福亭伯枝・・・・「源平盛衰記」
得意の夢グループの通販のマクラから、源平盛衰記へ。途中笑いの約束事も入れながら楽しい高座。時間切れで「扇の的」までいかず、途中で終わる。
「このあとは、来月の独演会へ」とさらりとお知らせもして、この後掛け持ちの繁昌亭へ急がれましたな。

二、桂福留・・・・・・「平林」
初めての出会い、福留さん。入門してまだ二年目だが飄々とした味がある福留さん。こういう落語家さん、どっかで化ける時があるんですな。

三、笑福亭恭瓶・・・・「真田小僧」
恭瓶さんの子供、そんなに憎たらしくなく多少おとなしめ、こんなところに恭瓶さんの優しさがふんわりでてくるんですな。父親に小遣いねだる子供、いまそんな子供見ないようになりましたな。

四、ブルーウェイブ・・「漫才」
初めてですが、どこがおもしろいのか消化不良のまま終わってしまった漫才。
辛いですな、落語は一人、漫才は二人、倍で辛いですな。

五、笑福亭生寿・・・・「これこれ博打」
よいですな。前回の「幽霊の辻」といい、このようなレアな落語を披露してくれる生寿さん。毎回、どのような落語をしてくれるのかワクワク。
さすがは、若手咄家グランプリ優勝者、これからのご活躍ますます楽しみでおますな。

六、桂春若・・・・・・「三十石
得意のマクラのショート落語は無しに即落語に。今や十八番の「三十石」。
伏見の宿屋の部分も、乗ってからのやり取りもカットしながらのショートバージョン。右上の時計が気になるようでちらちら、やはり「三十石」はゆったりとしたの刻の流れが欲しいですな。

七、代走みつくに・・・「漫談」
初めて見ました代走みつくにさん。すごいですよね。跳んだり跳ねたり、奇天烈な高座をピンで務めるとは。まだまだ、いろんな芸をお持ちなようで、強烈過ぎて失礼ながら怖いもの見たさで次回の出会いが今から楽しみでおます。

八、笑福亭松五・・・・「蝦蟇の油」
またまた、枯れた落語の松五さん。勢いで押しまくる「蝦蟇の油」もなぜかセピア色で昔の匂いがプンプン。結構。松五さんの落語、嵌まってるんですな

九、笑福亭生喬・・・・「紐落とし」
これまた、生喬さんらしい、めずらしい噺を。子供成長を祝う「紐落とし」、「七五三」は辛うじて残っていますな。子供の成長を願うのは、今も昔も変わりませんな。

十、酒井くにお、とおる「漫才」
よいですな。安心して楽しめるくにおとおるさん。解かっていてもでてくる「とおるちゃん」、その一声だけでほっこりしますな。笑いとは緊張と緩和と言いますが、緩和の連続に浸るのも良いものでおます。

十一、笑福亭喬介・・・「家見舞」
喬介さん、「祝いの壺」ではなく「家見舞」と言われてます。でも、こんな噺でも喬介さんにかかると大いに笑える噺に。でも、聴いていると喬明さんとそっくり、弟子に似てきたと思える師匠の一席でおました。

十二、笑福亭鶴二・・・「らくだ」
あの一時間の「らくだ」を敢えて鰻谷寄席で。25分ぐらいですか、それでも噺のエッセンスは凝縮しての落語。でも、落語ファンとしては、勿体ないと思えてやはり「らくだ」はじっくりよ聞きたいもんですな。
鶴二さん、来年4月9日に繁昌亭で独演会の開催が決定、その時は「らくだ」をフルバージョンでされる予定とか、今から楽しみでおますな。

安くて楽しい三時間半の鰻谷寄席、最低毎月は一度通いたいですな。

10月度・鰻谷寄席
2022年10月21日(金)午後1:00開演
心斎橋・角座

・、笑福亭喬明・・・・「牛ほめ」
一、笑福亭伯枝・・・・「源平盛衰記」
二、桂福留・・・・・・「平林」
三、笑福亭恭瓶・・・・「真田小僧」
四、ブルーウェイブ・・「漫才」
五、笑福亭生寿・・・・「これこれ博打」
六、桂春若・・・・・・「三十石」
七、代走みつくに・・・「漫談」
八、笑福亭松五・・・・「蝦蟇の油」
九、笑福亭生喬・・・・「紐落とし」
十、酒井くにお、とおる「漫才」
十一、笑福亭喬介・・・「家見舞」
十二、笑福亭鶴二・・・「らくだ」






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