おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

極寒(?)の日の晩酌・・・ 戻っちゃった~!「メラクリイスコ」

2017-01-21 20:33:23 | 海外日本食

МинМинさんのコメントに触発されまして・・・

大雪で毎朝どこかで車がシュルシュルシュル~っと雪から脱出できずもがいている音がする田舎区ナデジュダ・・・ 大家のエンチョおじさんがそろそろ家賃を取りに来・・・ないっ!! いつもウチから電話して家賃の取り立てを「請求」しないと来てくれないっ!! お金、欲しくないのか?! で、いつも通り電話・・・

「いつ来るの~?来れないんだったら持ってってあげよっか~?」
「いいよいいよ!今超忙しいんだ!来週どっかで都合付けていくワ・・・」 ヘンな大家!!(笑) まっ、欲がないってことかな?

昨年秋、自分で仕込んだワイン・・・ 思ったようにいかずほとんど酢・・・でも捨てられないからいろいろ実験したうえで飲んじゃいました。う~む・・・ それで市販のワインを、ボトルや紙箱入りのやつを買ったりするのですが・・・ 最近、ぶどう成分が濃いのはおいしいんだけどちょっと飲むと疲れる感じがします。それでやっぱり戻ってきちゃったワインが「メラクリイスコ」!! 一度はこんなこと書いちゃったんだけど・・・ 以前はまだ「カヴェルネ・ソーヴィニオン」とか「メルロー」とか書いてあるのを買ってましたが、とうとうそれも通り越して・・・

ペットボトルにぶどうのレリーフ?が浮き出て、前よりちょっと高級感を出そうとしてるのか・・・ でも、超うすいっ!! アルコール10%くらいって書いてあるけどたぶんウソっ!! ビールくらい?でも、値段はビールと同じくらい(2.5リッターで2レバ50!!)だし、いいのか~(笑) ビールだったらペットボトルでも開けたら飲んじゃうけど、ワインならグビグビ飲むもんじゃないからすぐになくならないし、栓を閉めて置いとけるので経済的だしね。料理用にもガンガン使えちゃう手軽さっ!! 

あと、これ以外に発見したのが体を温めるラキアのお湯割りっ!! 大きなグラスにまずお湯、そしてちょこっとラキア!! 割り方が九州でいも焼酎を割るのと同じ方法です。うすめてるけどあったかいからふわ~っときいてきます。これは赤ワインと違ってお魚とも合う感じがします。でも、この吞み方で日本食と合わせるんならぶどうのラキアがいいかなァ・・・ 手作りのジャンキのラキアはありがたいけど、なんだか夏に道に落ちて発酵したジャンキの臭いを思い出して・・・

なんて時、サバのフィレが手に入りました。ノルウェー産のサバでしょう、脂がのってオイシイっ!! サバ味噌にでもしてラキアのお湯割りしちゃおうかなァ?

おまけ:風邪をひいたときには日本では卵酒ですが、こちらではホットワインかもしくは「ホットラキア」!!! アルコールが40度くらいある飲み物をホットで飲んじゃうから、のどから体全体が温まるぅ~。でも、ただ単にラキアを温めて砂糖や蜂蜜を入れるんじゃないんですよ!! 最初にカラメリゼして、そこにラキアを入れて温めるんだって!! なるほど~。ぜひお試しあれっ!! 

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おみかん大好き!! ・・・で、「みかんロンダリング」?

2017-01-02 14:55:45 | 海外日本食

新年あけて、最初の営業日・・・ 今日はいつにも増してのほほ~んと田舎っぽい首都の村、ナデジュダ区・・・ ここは「ロムスコ・ショセ」というメイン通り沿いに店が並んでいるせいか、パザールの場所があまりまとまってないんですよね~。

年越しに食べ物がなくなるのがいやだから、少しばかり野菜や果物を確保・・・

でもこの時期、八百屋的な所をふと見るとどこもオレンジ色!! うんっ?どうしてかというと、「マンダリンチェタ」がどこもいっぱいの目玉商品として売られているからです。「マンダリン」は全く日本のおみかん。「ポルトカル」という、日本でいうところの輸入モノオレンジもメジャーなのですが、やっぱりみかんは手でむきやすいもんね~っ!! 

ネットで話題の「和歌山むき」はやってみたらさらに早くむけていいよね~っ!!

ブルガリアの「マンダリンチェ」を和歌山むきしてみた

にしても・・・ アタシがブルガリアに来た最初の頃には、「ポルトカル」はあったけど、「マンダリンチェ」つまりおみかんはなかなかなかった・・・ だからまだまだ「コタツみかん」の感覚が抜けなかったアタシは寂しく感じたものでした。やはり日本でもみかんはどちらかというと西日本のもの・・・ だから日本の北国と同じような緯度にあるブルガリアでもなかなかみかんは簡単には手に入らなかったんでしょーね。それが最近、隣国トルコだけでなくスペインでみかんがよく作られるようになったらしくブルガリアにもよく入ってくるようになったんでしょうかね?

この時期どこの友人の家に行っても、「これ、ポッケに入れてって。途中で食べなさ~い!!」的な感じでもらうみかんっ!! 多分だが、これは買ってきて家にあるっていうのもあるでしょうけど、一部はきっともらい物だっ!! みんなもいろんなところからもらうと思うんだよね~。そしてみかんがまだまだ貴重だったころの感覚が抜けないから、お客さんにとりあえず持って帰ってもらうおみやにピッタリ・・・ もしかして、こうしてみかんは巡っている、大阪のおばちゃんたちの「あめちゃん」のように「ロンダリング」しやすい果物といえるかもね!!

そうこうしていると、ギリシャに帰省していた友人ヨルゴシュとディナに自家絞りのゼフティン(オリーブオイル)を頼んでおいたら、一緒にまたみかんとオレンジを入れてくれてたっ!! 葉っぱまでついてるおみかん・・・ これはどこかのお庭か誰かの果樹園で穫れたもの? ホントは農薬を使ってないレモンを手に入れてもらって「柚子胡椒」ならぬ「レモン胡椒」の材料にしたかったんだけど・・・ あれだけ暖かい国ならレモンだけじゃなくオレンジもみかんもできるよねっ!! これはまさに「国際みかんロンダリング」だっ!!! 

大きめのサイズでむきやすいみかんはちょっとお高めですが、日本のみかんに近い味・・・ ちっこくてむきにくいのも濃い味でアタクシ的には好きですよ~っ!! ちょっと種が多いのがあるのが玉にキズですが・・・ ビタミンも補給できるよねっ? みかんっ!! 大いにもらいまくろーっとっ!! 

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「いとこ煮」?「はとこ煮」?! ウマイのか?

2016-12-16 11:11:23 | 海外日本食

ドカ雪の後、10度くらいまで気温が上がる暖かい日があり、雪が消えたところで日々マイナス6~8℃くらいのドライな寒さがやってきました。肌を刺すこんな日の強風!! なんかナデジュダ区も公園の方って風が強くて困るぅ~!! こういうシーズンは家庭料理=オーブン料理や煮込み料理、つまり温かい料理を作って、その勢いで部屋もあっためよう・・・

そんなある日、友人アニの二男4歳のライアンがたた~っと来て、「ねえ、ボブ好き?」
「んっ?ボブ?ボプチェ?」
「ダー!!」 好きだけど、何? というと、ポンッとビニール袋に入った豆をくれました。

ボブ、またはボプチェというと、日本語でいう「白豆」の類。アタシの記憶が確かならば(笑)、ハナ豆、トラ豆っぽいのもみんな「ボブ」って言ってたような気がします。ちなみにこの国であまり食べられない大豆は「ソヤ」、逆にポピュラーなのはレンズ豆の「レシュタ」、ひよこ豆は「ナフット」と別の名前を持つ豆類もいろいろあるんですけどね。

ママのアニにきくと、「うちの実家の庭でとれたの。新豆だからすぐやわらかくなっておいしく煮えるワよ!」 オオ~っ!! 新しい豆はおいしいもんねーっ!! ブルガリア風だとこれにニンジン、玉ねぎ、パプリカなどを入れて、ハーブは「ジョージン」(たぶんハッカ)や「チューブリッツァ」(たぶん英語では「サボイ」、ブルガリアでポピュラーなハーブです)を入れておかずになるスープとしていただきますが、この豆、日本人的には甘く煮て箸休め的にしたいなぁー、そうだ!! 

ずいぶん前からカボチャが1個、ゴロゴロしてっから、一緒に煮て「いとこ煮」風にしちゃえーっ!! でも、いとこ煮はホントは小豆だから、別の豆だと「はとこ」くらいか?

最近、近所のビラではブラウンシュガー(サトウキビの)が手ごろな価格で売られています。これで、こちらの甜菜糖の軽すぎる甘さと混ぜて、ちょうどよくどっしりとした感じに仕上げようっ!!

できたのはこんな感じ!!

う~んっ!! オイシイ!! やっぱ、こういうの好きなタイプの甘味だよね~!! ヨーグルトや、バニラクリームをかけて食べてみましたが、なかなか合いますねぇ。あー、でも・・・ おモチたべたいなー、一緒に・・・ ブルガリアを含めヨーロッパでは豆は甘く煮ない?けど、こんなお豆を甘く煮ておいしいんだったら小豆がなくても、このお豆で「沖縄風ぜんざい」できちゃうなー。それでロシア人の「冬のアイスクリーム」よろしく、暖かい部屋で冬のさなかにかき氷、しちゃう?  

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なんかブームみたい?! 柿が売られてますよ!

2016-11-26 17:15:32 | 海外日本食

今日も田舎っぽさ漂うナデジュダ区・・・ 大通りの角にある近所のスーパー「ビラ」に買い物に行こう!! と店内に入ると一番手前の売り出しコーナーに「ライスキ・ヤボルキ」がドーン!!

ライスカ・ヤボルカ(単数形)・・・ ライスカ(ライはブルガリアで「楽園」、つまり「楽園の」の意)・ヤボルカ(リンゴ)、日本でいう「柿」です!! ビラで売っていたものはスペイン産。ちょっと見た目渋そうでしたが2個買い、ウチに残ってて処理に困っていたマズいジン(大家のエンチョおじさんがジンを蒸留してさらにアルコール度数を上げた、ちょっと飲めたもんじゃないヤツ。笑)を塗ってビニール袋に入れてしっかり密封し、「樽柿」にしました。うまく渋は抜け、甘くおいしくなりました・・・っつーか、買ってすぐ渋いかどうか食べて確かもせずに有無を言わせず(?)処理しちゃったので、本当は渋かったのか甘かったのかは分かりませんけどね(笑)。

柿はどっちかというと温暖な方の果物っつー感じがします。日本だと北東北あたりから先にはあんまりないような・・・ 関東から西に行くと、その辺に柿の木ってある感じがします。山口あたりに住んでいたころは季節になると何キロもの甘い柿をありとあらゆるところからいただきましたね~。昨今の地球温暖化で、そういう果物の産地的な所も変化してきてるのか、ブルガリアで以前は全く見なかった柿が数年前から果物屋さんの店頭に並ぶようになり、最初は渋柿しか売られてなかったのが甘い柿もできるようになってきた・・・ ってことなんですかね?

先日、メルニック・サンダンスキ方面に行ったとき、柿がその辺で売られていました!メルニックの一軒のお家では庭に柿がなっているっ!! 初めてブルガリアで柿がなってるのを見ましたよ!! つい数年前までは輸入物しかなかったのに、ブルガリアでも南部の方ではできるようになったみたい・・・ まっ、確かに「桃栗三年柿八年」とかっていうから、オイシイ!!と人々が気づいてから実がとれるようになるまで何年かかかったんだよね?

あと、こっちで試してないのが干し柿!! 数年前の柿の出はじめのころ、ブルガリア人はしぶ~くて食べたら口がギコギコになる柿を「そんなもんだ」と思って食べているようでした。そんなんだったらラキアを使って樽柿にして食べたらいいのに、と何人かの友人には教えてあげたのですが、さすがに干し柿は教えなかったなァ・・・ と思っていると、メルニックに行く途中に柿が軒先からぶら下がった家が!! おおっ!! とうとうブルガリアにも干し柿出現かっ!! 

と思ってみてみたのですが、皮を剥いてない・・・ これじゃあ干し柿にはならないよ・・・ 

 

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徒歩5分圏内に発見!! おスシ屋さん⁇

2016-03-28 19:15:07 | 海外日本食

田舎気質は相変わらずの首都の中の村、ナデジュダ・・・

ふと車で通ったとき発見!! なんだアレは⁉ 地下鉄駅そばにいくつかある「パビリオンチェタ」(小さなお店の意)のうちの一つにお寿司の写真だっ!!! えっ、写真だけ? それともお寿司を売ってるの?

早速、車を家の駐車場に停めて歩いて行ってみました。 中華のお持ち帰りコーナーも併設で、地元ブルガリア人にはこちらの方が人気のようです。と、聞いてみようっ!!

「おスシもあるんですか?」
「ありますよっ!!! これがメニューです」

と、出前用のメニューをくれました。確かにおすしあるっ!! 「寿司の出前」って何か日本みたいな感じですねえ~、でも、

「あの、今日はスシを握る人が病気でね・・・ 今日はできないんですヨ。また今度来てもらってもいいですかねぇ?」との事。もちろん、また来ますよっ!!

ちょっと何日かして・・・ やっぱりどうしても気になるから行ってみよう!! もらったメニューを家で熟読して(笑)・・・ この「ラフラック」、つまり「スズキ」のこと? これ絶対試してみなきゃ!! で、とうとうOKな時に注文!! ヤッタ~っ!! 

ジャジャーンっ!! こんな東欧の片隅の、またその片隅の田舎村(首都だけど・・・)にもおスシがーっ!!! ちょうどウチに、スーパー「リドル」の「アジアン・ウィーク」の時に買っておいた日本酒と、ブルガリアのビールも一緒に!!

食べてみると・・・ オオッ!! クオリティーは低くないな~。いくつかソフィアでお寿司を出しているお店で食べてみたけど、場所によってはシャリが「ほとんどおにぎり」状態のところもあるけど、ここのはシャリがかたすぎない。こりゃ~イイワっ!! ネタの方は・・・ まァ、マグロと鮭は冷凍でしょう。スズキは? 冷凍の魚はいつものって感じ。

お店の人が、「食べたら感想、お願いしますネー」とのことですが、これは立派に及第点でしょうっ!! にしてもウレシイですね~っ!! 値段もリーズナブルだし、何せ、こんな近所にっ!!! これをぶら下げてウチに帰るのって、何か酔っぱらったサラリーマンのお父さんがお土産を買って帰ってるみたい・・・(笑)。また別のを試しちゃおーっとっ!! 

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