おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

不思議な隣人さんたち。①

2008-02-23 22:36:52 | ブログ

新居のほうの隣人さんたちは、友人のターニャ以外はまだあまり知らないのですが、ペルニックのほうは約3年いたのですっかりみんな顔なじみになりました。

この、かつて重工業で栄えた都市には、安い労働力ということだったのかロマの人たちがたくさん住んでいます。ロマという言葉になじみがない人でもジプシーと言うと分かりやすいかな? 一応、ジプシーとかツィガニというのは差別的な言葉らしいのでわたしはロマという言葉を使っています。でも、このブルガリアに住んで分かったのが、さらにこのロマの人たちを卑下する言葉「マンガサール」!! この言葉をロマでないブルガリア人が使うときがあります。

「またウチのツベティヤ(植木)を盗みやがって!マンガサーリが!!」

「あ~、こんなにごみを散らかしやがってマンガサールめ!!」 というようにです。ブルガリア人は、特にこのロマの人々の中にいる窃盗団や「ゴミはゴミ箱に捨てる」といった常識を意識的に守らない特定のグループの人々をとても恐れて嫌っているのです。

もちろん、2~3年ここに住んだだけのわたしでさえ、すべてのロマの人たちがそうでないことは分かります。むしろ最近はそういう「ロマっぽくないロマの人」も増えてきました。

Neighbors わたしがペルニックに住み始めたのと時を同じくしてお向かいのアパルタメント(アパート)が売れました。買ったのは、何とロマの家族!! 見たところ、お母さんと10代の娘。そしてお母さんの妹とそのムコさんという家族構成です。ロマの人たちはものすごく子だくさんで、親戚関係も広いので「あ、お隣の関係者だな」と分かる人が何人も出入りします。このアパート、中はとても荒れていたのですが、ここを2万レバ(約160万円)で買い、家族+職人を入れての大掛かりなレモント(修理)をはじめました。そんな大金の払いっぷりはロマの人らしくない(?)んですが、行動の仕方がやっぱりロマの人だな~と思うことが。

片付けやゴミの回収にカルッツァ(馬車)に乗ったロマの人が何人もやって来ました。さらにレモントに使う資材をその辺に山積みにしちゃって、いきなり他の隣人たちとモメたり・・・ 隣に住んでてヒヤヒヤしましたが、1年後レモントが完成すると(修理に1年かかった!!)そこはウチのブホッド(入口)をシェアする住人の中で一番ゴージャスできれいになりました。すっごくオシャレだし、キッチンも使いやすそう。センスがいいよね~!! でも、やっぱりロマの人らしく音楽大好き!! いつも大音量です!! わたしはちょっとウルサイくらいがむしろさびしくなくていいのですが、また他の隣人さんたちとぶつからないかヒヤヒヤ。ちなみにわたしはこの家族とは結構うまくやってました。「非ブルガリア人」同士ということで・・・ 

コメント (2)
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