以前に「こるまめ」や日本から持ってきた納豆で試した納豆作り・・・ 一度はうまくいくんだけどその後がうまくいかない・・・ なにが問題なんだろう、と思いつつあきらめていました。が、ここでいくつかの仮説。
仮説その一:これは大豆に問題があるのではなかろうか
ブルガリアではなかなか大豆が手に入りません。「ヤドキ」屋(ひまわりの種やピーナッツなどをスナックとして売っている)で炒られているものをタマ~に見るか、「フラージュ」(穀物・家畜のえさ屋)で売っているもの。ジェンスキー・パザールで手に入れた人間の食用(笑)の大豆も、小枝、ほかの種、それに小石などが混じってて、割れたのが多くてなんとも質がよろしくない・・・ 粒の大きさはなんとも納豆用にちょうどいいんだけどなあ~
今回は日本に一時帰国した際に、愛知県安城市(日本のデンマークと呼ばれているんだって。知ってた?)の「デンパーク」の道の駅で手に入れた、生産者の名前入りの大豆!! さすが!! 粒がそろってきれい!!
仮説その二:ゆで方の問題?
大豆は「親指と小指ではさんですっとつぶれるようになるまでゆでる」のがコツらしい・・・ トルコ製の圧力鍋を導入したけど圧力鍋の個性なのか、ほかのサイトで調べたゆで時間では足りなかったのかな? 今回はしっかりと1時間を目標にゆでることに
仮説その三:温度管理ができてない?
毛布でくるむ、ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わり、クーラーボックスに電気スタンドを入れる・・・ などなどいろいろ試したけどどれも40℃以上の温度を一定に保つのが難しい・・・ そこで、この冬暖房のために購入した最終兵器(?)電気毛布!! モンゴル経験者の友人によると、パルノがある家ならばパルノのところにおいておくとちょうどいいらしいけど(ブルガリア在住で納豆を作りたい方は是非お試しあれ! でも、冬限定・・・あ、でも納豆は冬の季語らしいからこれが正解?)
さて、結果はいかに?!
十分すぎるほどうるがし(あれ、これって方言?)、圧力鍋は50分弱火で10分蒸らし。日本から送ってもらった「成瀬菌」を投入!! 電気毛布でくるんで24時間・・・ と思ったら、12時間で電気毛布、自動的に切れた!! 忘れてた!!気がついたらずいぶん温度が下がってしまっていたけど、大丈夫か? 電源を再投入してもう一度温度を上げて・・・
やった~、今回はどうにかうまく行ったぞ!! 長く水に漬けすぎたせいか豆がやわらかすぎて混ぜるとすぐぐちゃぐちゃになっちゃうのが難点だけど、しっかり糸を引きます!! ウ~ム、おいしい・・・ 今回でコツをつかめたので次もうまく行くといいなあ~
調子に乗って自家製麹に挑戦しましたが・・・それは失敗。べちゃべちゃに糖化してしまいました・・・ これはまた次の課題です!!