5月・・・ ブルガスに行ってからしばらく続いた寒くて雨の日が、23日からとてもいい天気に!! ちょうどその日に日本から到着したお客さんが晴れを連れて来てくれたのかな?! 関空発のトルコ航空でソフィアまでやってきた彼女。イスタンブールではトランジットホテルを提供されてとても快適な旅だったんだって・・・
とてもドライで、日中は温度が上がっても朝晩はさわやかな毎日、これはブルガリアの一番いいところをお見せしなければ!! どこがいいかな? 真冬の月曜日に見てまわれなかった「美術館都市」(都市?というか村?)コプリフシティツァでカワイイ家々を見てみるのもいいなあ。そこに行くならパナギュリシュテから、バラ祭りのある小さな町「ストレルチャ」を抜けていけばいいな!! 今ならちょうどバラも咲いている頃だし!!
パザルジックで高速道路を降りて、パナギュリシュテを抜けると少しずつバラ畑が道沿いに現れます。でも、まだあまり咲いていないのかな? と思ってストレルチャの町の入口のいつものポイントに来ると、オオ~ッ!! 今年もまたバラの香りが私たちを迎えてくれました!! 道の両側にバラ畑!! そしてじいちゃんたちの乗ったロバ車・・・
今度の週末(6月5,6日)がカザンラクのバラ祭りだそうなので、昨日あたりストレルチャはバラ祭りだったのかな? カザンラクの大きくて華やかな、たくさんの(日本人ツアー客も含めて)観光客のやってくるバラ祭りとは違った良さが、バラ祭り前の小さな町のバラ畑にあります。
ストレルチャを抜け、緑の山道を抜けると裏側からコプリフシティツァの町に入ることになります。通りを抜けていくと学校で民族衣装を着た子供達が・・・ 何か催し物をやってるのかな? と歩いていくと・・・
子供達のかわいいダンスが! この学校の生徒達が8月のイベントに向けて練習をしていました。先生が「ミーショ!! あんたがちゃんとやればできるのよ!! なにやってんの(怒)!!」・・・ 日本の学校でもきっとある光景でしょうが、低学年の男の子はあんまりダンスが好きじゃないのかな・・・
先回は閉まっていて見れなかったハウスミュージアム、今回はできるだけ見てみよう!! 6軒を5レバで見て回れるチケットを買ってまずは広場からすぐのところにある「オスレコフ・ハウス」に入ってみました。
山の中にあるせいか、この町ではまだまだライラックがきれいに咲いています。壁の絵が何ともカワイイ!! そして天井の彫刻もステキ。となりの家もホントはハウスミュージアムになりそうなきれいな家だったんでしょうが、朽ち果てるがままに。火事で燃えてしまったんでしょうか、残念・・・
そこから「デベリャノフ・ハウス」と「カブレシュコフ・ハウス」に。どちらもブルガリアの独立運動に深く係わった家主たちの歴史が展示されていました。でも、女性の服やフェルトの絨毯がたくさん展示されていた「リュトフ・ハウス」がお気に入り!!
この時期は学校の遠足でこの町を訪れることも多いようで、その日は子供達がいっぱい!! でも、地元の子はさっきダンスの練習をしていた子達だけ?・・・ そしてけっこう空き家も。ギャラリーやカフェなどに使えそう。でも高いかな?観光地だし・・・(ちなみにこの建物を買ってもベンツはついてきません。と思う・・・)
でも、そんな町にも毎日の営みがあり、病院や薬局、金物屋なんかもこじんまりとした街並みの歴史的な景観に埋もれています・・・
日が一番長いこの時期、さわやかな天気の中で急がずのんびりしたドライブを満喫した一日でした。