大型スーパー、「カウフランド」や「ビラ」に行くと色々なパスタが売られています。最近はオリジナルブランドの麺やマカロニなどもあり、さらにはブルガリア製やギリシャ製、やっぱりおいしいイタリア製のパスタなどバラエティいっぱい。さらには「ユフカ」というブルガリアのパスタもあるのですが、その一角になぜか売られている「クスクス」・・・
あれっ?! クスクスって北アフリカのパスタじゃなかったっけ?? むかーしパリで友人が本物のモロッコ料理のレストランに連れて行ってくれて食べたのを思い出しました。が、どんな味だったっけ?? ということで試してみることにしました。
日本から持ってきた「クッキングパパ」にもレシピがあったし、ネットで調べればいろんなレシピが出てきます・・・ どれもおいしそう!! さすがに北アフリカのものだから中東やここの文化圏と似て羊をつかうといいかな? 近所のお肉屋さんに行くとちょうどいい感じの骨付き羊肉のぶつ切りが!! 奮発して買っちゃいました(笑)。
面白いのが、多くのレシピでなぜか大根やカブが入ってる事。ブルガリアでは大根は「リャパ・ダイコン」と日本名が付くほど外来の食べ物、って感じなのに・・・ 北アフリカではメジャーな食べ物なんでしょうか。近所の「カウフランド」で売っていた大根は何ともしわしわだったので赤いカブをチョイス。こっちのほうが安かったし。それから台所の奥のほうから発掘された「ひよこ豆」の缶詰。これも入れちゃおう!! 何ともトルコや中東っぽい。コリアンダーを効かせたトマトベースのスープに仕上げます。
クスクスのほうは・・・ 本当はスープを煮る鍋の上にのせて蒸すための蒸し器があるらしいのですが、ウチには普通の蒸し器すらない・・・ でも、調べてみると電子レンジで簡単に調理できるらしい!! 調べたレシピによっていろいろ方法はあるようですが、前もって塩とオリーブオイルを混ぜておいたクスクスと、同量の熱湯をいれてすぐに湯を切り、電子レンジでチン!でうまくいくはずだったのですが、電子レンジの出力が強すぎて「塩おこげ」ができちゃった・・・
お味のほうは・・・ 確かにこれはアフリカの味だ!! コリアンダーとトマト、ニンニク、しょうがが良く効いてエキゾチック!クスクスが元の乾燥状態に近くなっちゃったのがちょっと残念でしたが、次の時には電子レンジにかける時間を短くするかいっそ電子レンジをかけずに放置するかしよう。スープと一緒によそって、ブルガリアの赤ワインと一緒にいただきました!!
でも、中東でも北アフリカでもないのになぜクスクスがこんなに売られているんだろう? そしてブルガリア人はどのようにこれを料理してるんだろう? 茹でたクスクスをミートソースに混ぜて焼き付けたり、プルネニチュシュキ(スタッフドピーマン)の具にお米の代わりに使ったりしましたが・・・ 私のアイデアはこんなところ。でもまさか、マカロニを甘くして食べるブルガリア人のこと、このクスクスも砂糖と卵と牛乳と一緒にオーブンにいれておやつにしたりするんでしょうか?(私としてはプリンはプリンとして食べたい・・・マカロニが一緒に入ってるとおなかが死ぬほど膨れる~!!) そして何より、なぜウチにクスクスが大量にあるのか・・・ それは次回!!