おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

こんな味で「インカ」コーヒー麦茶?

2013-08-26 17:59:12 | ブログ

インカコーヒー、ってご存知ですか?Inkacoffee


ヨーロッパでは結構一般的で「オルゾコーヒー」(オルゾとはイタリア語で大麦らしい・・・)とも言われる、穀物由来のコーヒー風飲料なのですが、カフェインが入っていなくて、ミネラル、食物繊維が豊富な健康飲料なんだそうです。マクロビオテック的には、もともとコーヒーは暑いところ原産の飲み物なので体を冷やすらしく、これなら妊婦さんや冷え性の人でも気にせずに飲めるらしい・・・ まっ、小さいころにはだれしも麦茶に牛乳を混ぜて「コーヒー」なんて言ったものでしたが。(松谷みよ子さんの「ふたりのイーダ」にもそんなシーンがありましたね) 

このインカコーヒー、ワタシがブルガリアに来たはじめのころから地元おばあちゃんたちから名前は聞いて知っていました。カフェインが入っていないから午後から飲んでも眠れる・・・ って。でも、コーヒー好きのワタシとしては、「カフェインが入ってないものを飲んでもね~・・・」ということで見向きもしなかったワケです。

何でもこの穀物コーヒー、第二次大戦中コーヒー豆が手に入らなくなったドイツで、タンポポコーヒーやチコリコーヒーとともによく飲まれた「代用コーヒー」らしい!! だからなのか、それが今もポーランドで作られ続け(確かに通販で見つけるインカコーヒーはポーランド製!!)、東欧つながりでこのブルガリアでも広く知られた飲み物、なのでしょうか?

そんなインカコーヒー、なぜ急に探し出したのか、って? それには理由が・・・

先日、思いがけず日本から友人夫婦がヨーロッパ旅行の途中にソフィアに立ち寄ってくれました。奥さんはポーランド人!! 彼女にとっては東欧はどちらかというと自分のフィールドでこちらに住むワタシを気遣って、

「こっちにきて何が一番恋しい? 日本のもので何が手に入りにくい?」と尋ねてくれました。その日はちょうどとっても暑い日で、ふと何気なく浮かんだのが・・・ 「麦茶かなぁ~。日本ではどこでも手に入って、どのお家に行っても冷蔵庫に入ってる気軽な飲み物だったけど。こっちでは見ないなぁ・・・」と答えてしまいました。 するとここで彼女が、

「それならインカコーヒーを薄めて飲めばいいのよ!!」 あっ!! そうか!! 原料が同じだし!! これは海外生活あるあるの情報逆輸入だっ!! で、早速スーパーに行って探してみたのですが・・・Inkacoffeemugicha


以前にはどこでも売られていた「インカコーヒー」と書かれたものは見つからず・・・ その代わりブルガリア製で原料名を書かれた小箱、それも一箱数十円の世界です!! 原料は大麦と・・・レブレビア、何じゃこりゃ?! と思って辞書で調べると・・・ なんと!! ヒヨコマメ!! でした。少し粉っぽくてそのままお湯に溶かすとモサモサするのでティーバックに入れて・・・ これじゃほんとに麦茶だー、って言うか、最初っからコーヒーとして飲んでないし(笑)。とにかく、こんなに安くて簡単に海外で麦茶が飲めて「インカ帝国」!? (これって昔のカラムーチョの宣伝だ。古っ)

コメント (5)
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