ウクライナのクリミヤ問題・・・ 日本でもいろいりニュースで報道されて、ロシア人にとってこの黒海沿いが特別な場所であることはお気付きのことと思います。とにかく大好き!! もちろんお金があればエーゲ海、地中海の方がいいのでしょうけど、日本で言う、「ハワイ、沖縄より近所の海水浴場!!」という感覚でブルガリアのビーチリゾートに来ているロシア庶民はたぶん圧倒的に多いのでしょう!! オブゾル周辺も例外ではありません。ロシア語を話す人たちは皆、地元ブルガリア人と同じくレンタルのパラソルもシートも利用せず自前のものを使っています。 海辺まで売りに来る茹でトウモロコシやゲブレック(プレッツェルに近いパン菓子)を売り歩いているおにいさんたちにも財布の開き具合が渋目です。
ちなみにこの売り子のおにいさんたち、「ツァ~~ルルルルルレヴィッツツツツァ~」(ブルガリア語でトウモロコシのこと)、「ゲーーーブルルルェっチェ」と大声で売り込みますが、何か超ービックリな巻き舌!!(笑)
結局のところホテルの予約方法も、考えてみると地元ブルガリア人が予約してやってきて現金で代金を払うことよりも、ロシアをはじめ外国から来るお客さんが銀行振り込みで前もって(ユーロやそれぞれの地元通貨で)代金を払ってくれるのをターゲットにしているって事ですよネ~?
オブゾル市街には食べ物だけでなくなぜかブティックがいーっぱい!! 来る時には身軽に着の身着のままで来ても着いてからこちらで逗留中に好きなお洋服を買える、と言う訳です。ちなみにソフィア市内にたくさんある中古服店は一つもありませんでした。
オブゾルの町の中心の時計台の周りにはブルガリア民芸品を売る出店がたくさん並んでいます。
街の中には観光用の馬車が走り回っています。ウチの近所のロマの人たちの馬車とは大違い・・・ ソフィアのお馬さんたちがけっこう痩せてるのに重いものを引っぱらされて車に追い抜かれながらヒーコラ走っているのに比べると
ここのお馬さんたちはゆとりすら感じます。公園にはポニーもいて子供たちに大人気!!
ビーチの近くにある整備された公園にはアトラクションがいっぱい!! 移動遊園地にあるような小さな観覧車や逆バンジー、そして空気で膨らませる滑り台(? そしてそこに書かれているキャラクターも??)、
それから水に浮かべたボールの中で大車輪の中に入ったハムスターみたいにクルクル回るやつ(なんていうんだっけ?)
さらにはまるで日本の縁日のようなくじや射的、
それから今年の流行はどうやら「ドクターフィッシュ」!! でも1回15レバ(日本円にして1000円強・・・ チョッと高くネぇ?)
リゾートに来て財布の紐ならぬチャックがゆるんだロシア系をはじめとする外国人観光客に買ってほしいのでしょう。 そしてロシア系だけでなくトルコ系のビジネスマンたちもEU加盟国であるブルガリアの不動産に触手を伸ばしているらしい・・・ 確かに黒海リゾートはオイシイ・・・
ここだけでなく海岸沿いには貸しマンション、売りマンション建設ラッシュがまだまだ続いており、お客さんの購買意欲はまだまだあるように見えますが・・・ でも、ブルガリアの海岸沿いは「コンクリートジャングル」になっちゃうヨ・・・
ワタシはとにかく文字通りオイシくて楽しい、短いけど充実した休日を楽しみました。アァ~っ!! ポプチェタ(=ハゼ)のから揚げ食べるの忘れた!! 今年もう一度来れるかなァ?