家事の時間短縮!! これは多分すべての主婦の課題でしょう。中でも食事の仕度にかける時間はバカになりません。準備して、食べて、片付けて・・・ 2時間近くかかります。そういうわけで今日本では高性能食器洗浄機が人気だとか。ではブルガリアではどうやって短縮するのでしょうか。それは仕度の時間を縮めることです。
だいたいどこの家庭にもあるのが、先回のオーブンの回の写真に載っている、大きなズンドー鍋です。これで何をするかというと、スープ(ブルガリア語ではスパ、またはトルコ語が起源のチョルバ)をつくるのです。これがものすごーくおいしくて、、しかも、一回大なべにつくればあとは暖め直すだけで何もしなくてよい!! あとは、ブルガリア人の食事に欠かせないパン(フリャップ)さえあればOK!! そして、若い人にも年寄りにも人気のメニューなのです。(ちなみに、「日本ではオリス(米)とスパ(スープ、つまりみそ汁)を食べるんだよ。」というと、「ヘンなの~!」とブルガリア人に言われます。彼らにとって米はおかず、もしくは野菜のひとつだからでしょうか・・・)
それぞれの家庭にそれぞれの味があります。たっぷりの野菜・・・ モルコビ(にんじん) スパナック(ほうれん草) ルク(玉ねぎ) チェスン(にんにく) カルトフィ(じゃがいも)・・・などなど。 そして少しだけお肉、たいがいはピレ(鶏肉)か カイマ(ひき肉)が入ります。 味付けに欠かせないのがハーブ類!! 日本語ではなんと呼ぶのか分からない香草類(多くはドライ。でも生のほうが断然おいしい!)がたくさん入ります。 マグダノス、コポル、ツェリナ、ジョージンなどなど。 いろいろな種類の食品が入ったスープはそれだけで栄養満点! 体も温まります。
変わったところでは、最近ご馳走になったビオレッタばあちゃんのスープは羊の心臓のスープでした。また、料理上手なエミリアの、ほうれん草とごはんの入ったスープ(日本人のわたしからするとおじやのようでした)もおいしかったです。
レストランで最も一般的なのは、シュケンベ・チョルバとピレシュカ・スパ、そしてボブ・チョルバでしょう。シュケンベは臓物(胃?)だけが入ったスープで、(昨年7月のもつ鍋の回に書きましたように)味は豚骨スープに近く、お好みでトウガラシ粉と、みじん切りにんにくを酢につけたものを入れて食べます。これがまたうまい!! ピレシュカ・スパは鶏肉入りで、これにはたいてい野菜とスパゲッティが少し入っています。 「ボブ」とは豆のことで、白い豆、多分いんげん豆がはいっています。日本だったら「白あん」になるんでしょうが・・・こちらでは「肉の代わり」としておなかにたまる食材なんだそうです。
食事のためのスープは、トロッと重く、あとひき味。わたしの一番のお気に入りはシュケンベ!! そういえば琴欧州関は博多のとんこつラーメンがお好きなようですが、ということは、その根底にシュケンベ・チョルバの味があるのでしょうか? 最近うわさの、東京汐留のブルガリア料理店、シュケンベ・チョルバ、あるのかな?
ちなみに、写真は家庭のものではなく、田舎町ペルニックで一番おいしくてセンスもいいレストラン「エベレスト」のシュケンベ・チョルバ(1レバ=70円)です!このとき一緒にいただいたビール(500cc)も、なんと1レバでした。これでも、レストランなので、高級なんだよ・・・・
ルーマニア在住のマリチカです。
こちらでも、チョルバを大量に作り食べてます。そして、牛の胃袋のスープも!
まるで、ルーマニアの食事事情を読んでいるような記事。ただ、トウガラシ粉と、にんにくはいれませんが。その代わり、トウガラシを生のまま、かじりながら食べてます。
やはりお隣だけあて、同じようで、微妙に違う辺り、ちょっとおもしろいですね。
ブルのシュケンベのインスタントもの。スーパーで売っています。URL:に写真あります。
にゃるへそー・・・トンコツスープと
深い関係があるんですね。
面白く読ませてもらいました。
momoさん、こんにちは。momoさんのサイトの写真、なぜか見れなかったんですよ。隣なのに、ブルとル、国民性も大きく違うみたいですね。ブルガリア人は、自分からはあまり積極的に行動しません。ソ連の衛星国といわれた時代があった様で、なんだかわかる気がします。
バービーちゃんさん(あれ?)はじめまして。どんたくはどうでしたか?今年も人出ナンバーワンの座をキープしたでしょうか?ライバルの広島フラワーフェスティバルは?シュケンベのレシピ、みんなに聞いてもみんな違うことを言います。どれが本当なのか・・・でも、もつ鍋OKなら、気に入ることうけあいです!またのコメントお待ちしてます!
むうちえさん、画像が見れなかったとのこと。
http://kcv-net.easymyweb.jp/member/momo/
ここから入って、コンテンツの2月5日、「ブルのあんなこつ、こんなこつシリーズあいうえを第6回「か」」に、シュケンベインスタントがあるくさ・・。
わかっちゃいました。実は、私も博多んモンたい。
今度は、見れればいいのですが・・・。
zottyさんの所からやってきましたが、何気に博多に反応!
わたしは久留米人です!
(でも今は阪神地区にいますが)
モツ鍋は関西にいっても作ります。
でも、希望のチャンポンメンがありません・・・
ブルガリアは近未来に行きたいところです!
また立ち寄らせてもらいます~
久留米ですか、丸星ラーメンがなつかしく思い出されます。関東では普通の塩ラーメンに野菜炒めをのせただけなのに「ちゃんぽん」といっているところがあって、これは許せません!それはタンメンだろう!
ところで日経のサイトにあるB級グルメの記事、ご存知ですか?編集長が久留米人らしく、読むと今すぐ食べたくなるものばかり。日本を懐かしむのに最高です!
またのコメントお待ちしております。
ああ、400円のラーメンで育った罪ですね。
日経のグルメ記事興味深く拝見しました!
笑える!特に紅しょうがの天ぷらとか。
関西に来て「あれはふつうなのか?」とわざわざ聞きました。ある意味衝撃!
久留米ラーメンは丸幸が一番ですよ!
大いに脱線失礼しました…
また遊びにきます。