3月・・・に入る前から今年は木々が芽吹いている暖冬でした。ので、マルテニッツァの赤白飾りはあっという間に木に結ぶことになるのかな? 暖冬のせいで春のありがたさが半減(?)なのか、気のせいか去年と比べて飾りをつけている人が少ないような・・・ そして昨日は「国際婦人の日」。日本で言うところの母の日のようなものなのですが、女性たちが色とりどりの花束を手に歩いていました。その花束を見ていると、春がきたなあ・・・という気分。
さーて、冬物をしまわなきゃ!! 3月の声を聞いたとたんにまわりのモミーチェたちの服装は一気に春!! 毛混のタートルネックからTシャツ、キャミソール+シースルーブラウスに!! さすがに朝晩はまだ寒いのでダウンジャケットなどを羽織っていますが、その下はすでにヘソ出し、肩出し・・・が始まっているのです。おお-!! そんなモミーチェたちとキソうわけではありませんがもう着ないタートルネックのセーターなどを洗ってしまい始めました。
そうこうして部屋を片付けていると・・・ アアッ!!大量の瓶詰めの野菜たちが・・・ 忘れていた!! 今年は冬じゅう青々した野菜が買えたので食べる機会を逸していたのだ!! そのビンたちを目の前にしてハタと考える、「どうやってこれ、食べるんだろう・・・」
実はこの瓶詰めたち、いただいたものです。バーバ・エレナ(エレナばあちゃん)から8本あまり、そして頻出のエミリアからも3本ほど、それに加えてひもでつるして乾燥させたリュート・チュシュキ(唐辛子)もどーっさり。どうしよう・・・ 特に日本人の私になじみのない素材、青トマト(ゼレニ・ドマティ)の漬物が、しかも結構たくさん・・・ ブルガリアに来たばかりのころ、興味シンシンでパザールで売っていたものを買ってとりあえずそのまま食べてみたことがありました。が!! 感想は「???」でした。調理するとなると・・・ どうやって? もらったばかりならバーバ・エレナに聞けばよかったのですが、もう何ヶ月も経ってしまっているのでききずらいなあ・・・ 誰か調理法をご存知の方!教えて!!
エミリアのくれた瓶詰めは「油漬け」。そのまま食べれます。または、グラッフ(グリーンピース)やモルコフ(にんじん)をサイの目に切ったものをゆでて、これに和えるとおいしい一品になります。よかった、これは食べきれるぞ!!
そんなことを考えているとウチの母の「教え」が頭をよぎります。「いただいた食べ物を粗末にしてはいけな~い!!!」この教えを自ら実践する母。なので実家の冷蔵庫は常に「魔窟」状態・・・ だが! しかーし!! ウチの冷蔵庫はそんなに大きくないのだ! だから、ひたすら食べるしかない・・・
食費が助かる反面、調理の仕方がわからない素材をもらうとうれしすぎて困りますねー。ちょっと聞くと「簡単よー♪」と教えてくれるのですが、いまいち分からないことが多い・・・ たとえて言うならばたぶん、日本に住んでるブルガリア人に「これ、手作りの味噌なのよー。おいしいのよー! 調理も簡単よ♪」と、その味噌を10Kgくらいドーンとあげる・・・こんな感じかな・・・?
ええーい!! この際なので青トマトのピクルスを使って、ブルガリア人さえも気がつかなかったおいしい調理方法をこのヤポンカの私が開発してやるぞ!!!と意気込むのでした。
実はzottyさんの「シマ」(?)をあらしに行ったの、ご存知でしたか?(笑) ブルガス、ホントにいいとこですね。ペルニックと同じくにとは本当に思えない・・・
びんづめのピクルスたちですが、「困った時はカレー」というわたしのモットーにしたがい、野菜カレーにしてみました。そうしたら・・・ ウマイ!大成功でしたよ。あと、マヨネーズで青トマトのピクルスを和えるとパンに塗って食べたり、ビールのつまみにぴったりでした!