『あおぞら町 春子さんの冒険と推理』
著者:柴田よしき
出版:原書房
『捨てる』(出版:文藝春秋)というアンソロジーの本に入っていた「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」が改題し、2つの作品が追加され、3つのストーリーが入った連作集になりました。
事情があって主人公の名前は「花子」から「春子」に変わったそうですが、『捨てる』のときから気に入っていた、この爽やかな夫婦の物語をまた読むことができて嬉しいです。
スポーツ選手と結婚して仕事を辞め専業主婦をしている春子さんが、毎日を過ごす街「青空市」で出会うちょっとした不思議に向き合うことで、事件や謎が解決していきます。
(「青空市」って「あおぞらいち」とも読めて、生活するのがちょっと楽しそうですよね)
前向きで可愛い春子さんと、優しくて頼りになる拓ちゃん。
謎解きが面白いのはもちろんですが、新婚夫婦のお互いを大切に思っているところが伝わってくる場面が素敵で、ほっこりするのです。
あとがきで「またお届けしたい」と書かれているので、これはシリーズになってくれそう。
続編が出るのが待ち遠しいです。
著者:柴田よしき
出版:原書房
『捨てる』(出版:文藝春秋)というアンソロジーの本に入っていた「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」が改題し、2つの作品が追加され、3つのストーリーが入った連作集になりました。
事情があって主人公の名前は「花子」から「春子」に変わったそうですが、『捨てる』のときから気に入っていた、この爽やかな夫婦の物語をまた読むことができて嬉しいです。
スポーツ選手と結婚して仕事を辞め専業主婦をしている春子さんが、毎日を過ごす街「青空市」で出会うちょっとした不思議に向き合うことで、事件や謎が解決していきます。
(「青空市」って「あおぞらいち」とも読めて、生活するのがちょっと楽しそうですよね)
前向きで可愛い春子さんと、優しくて頼りになる拓ちゃん。
謎解きが面白いのはもちろんですが、新婚夫婦のお互いを大切に思っているところが伝わってくる場面が素敵で、ほっこりするのです。
あとがきで「またお届けしたい」と書かれているので、これはシリーズになってくれそう。
続編が出るのが待ち遠しいです。