駒子シリーズに新刊が出ました。
シリーズの4作目となる新作は、
『1(ONE)』
著者:加納朋子
出版社:東京創元社
『スペース』が2004年の作品で、あれから20年近く。
読者である私たちと同じように駒子さんも大人になって、物語は次の世代に受け継がれていきます。
『ななつのこ』は1992年(平成4年)の第3回鮎川哲也賞受賞作で、主人公の駒子さんは短大生。
気になる本の作者に手紙を書いて不思議な文通による謎解きが始まるというストーリーです。
昭和生まれには懐かしい「短大生」「文通」は今では激減しているものだと思います。
時代はちゃんと平成から動いて『1(ONE)』では、スマホやSNSも登場します。
人の悪意と善意、残忍さと優しさ。弱さと強さ。
時代を超えても変わらない人の心の動きが描かれています。
私にとっては、久しぶりに田舎の同窓会に参加したような、「駒子さん、久しぶり!ご家族は?」とおしゃべりしているような、そんな読書時間でした。
駒子シリーズを読んでいた方は懐かしい登場人物との再会を楽しんで、久しぶりにシリーズ全部を読み返すのがおすすめです。
新しい読者の方は『1(ONE)』から始めて『ななつのこ』に戻ってもいいですし第1作から読んでもいいと思います。
高校生や大学生はお父さんお母さんの若い頃を知るような感覚で読めるんじゃないでしょうか。
<駒子シリーズ一覧>(2024年4月現在)
シリーズ1作目『ななつのこ』
シリーズ2作目『魔法飛行』
シリーズ3作目『スペース』
シリーズ4作目『1(ONE)』
シリーズの4作目となる新作は、
『1(ONE)』
著者:加納朋子
出版社:東京創元社
『スペース』が2004年の作品で、あれから20年近く。
読者である私たちと同じように駒子さんも大人になって、物語は次の世代に受け継がれていきます。
『ななつのこ』は1992年(平成4年)の第3回鮎川哲也賞受賞作で、主人公の駒子さんは短大生。
気になる本の作者に手紙を書いて不思議な文通による謎解きが始まるというストーリーです。
昭和生まれには懐かしい「短大生」「文通」は今では激減しているものだと思います。
時代はちゃんと平成から動いて『1(ONE)』では、スマホやSNSも登場します。
人の悪意と善意、残忍さと優しさ。弱さと強さ。
時代を超えても変わらない人の心の動きが描かれています。
私にとっては、久しぶりに田舎の同窓会に参加したような、「駒子さん、久しぶり!ご家族は?」とおしゃべりしているような、そんな読書時間でした。
駒子シリーズを読んでいた方は懐かしい登場人物との再会を楽しんで、久しぶりにシリーズ全部を読み返すのがおすすめです。
新しい読者の方は『1(ONE)』から始めて『ななつのこ』に戻ってもいいですし第1作から読んでもいいと思います。
高校生や大学生はお父さんお母さんの若い頃を知るような感覚で読めるんじゃないでしょうか。
<駒子シリーズ一覧>(2024年4月現在)
シリーズ1作目『ななつのこ』
シリーズ2作目『魔法飛行』
シリーズ3作目『スペース』
シリーズ4作目『1(ONE)』