MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

雪が積もったら読む本 『けいてぃー』

2011年01月14日 | BOOKS
 今年になってまだ半月ほどだというのに、「朝、カーテンを開けると真っ白な景色」という日が3日もありました。
テレビでも、年末から雪のニュースが続いています。
 この週末も雪が降りそうな予報ですし、子どもたちは「雪マーク!」と喜んでいます。(大人は「雪だと大変だろうなぁ」と思うのですけどねぇ)

 雪が降る季節になると、我が家で人気急上昇するのが、

『はたらきものの じょせつしゃ けいてぃー』
 バージニア・リー・バートン文・絵 /石井桃子訳 福音館書店

 『いたずらきかんしゃちゅーちゅー』や『ちいさいおうち』のバージニア・リー・バートンさんの絵本です。

 主人公は「K.T.」と車体に書いてある赤いトラクター「けいてぃー」。
 夏はブルドーザー、冬は除雪車として大活躍するのです。

 原題は「KATY AND THE BIG SNOW」。
 直訳すると「ケイティーと大雪」といった感じでしょうか。

 この「けいてぃー」が、本当に働きものなんです。
 自分がするべき仕事を最後までやり遂げる喜び、人の役に立つ喜び、頼りにされる喜びを、思い出させてくれます。


 読んでいて、大人も心がすっきりするような絵本です。
 乗り物や地図の好きな男の子に、ぴったり。もちろん女の子にも。

 大雪などの自然災害があると様々な仕事が機能しなくなって多くの人々が困るということも分かる絵本ですから、天気予報の画面の雪マークを見たときに「どこかで困っている人がいるかもしれないね」と、雪国の人の生活に思いを寄せるのも良いと思います。
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