『老嬢物語』
たかどの ほうこ:文・絵
偕成社
『いたずらおばあさん』
高楼方子(たかどの ほうこ):作
千葉史子(ちば ちかこ):絵
フレーベル館
「『老嬢(ろうじょう)』とはなんぞや?」と思いつつ読み始めた『老嬢物語』。
なんとも素敵な「おばあさん」たちが登場するエッセイ集です。
「老嬢」は「結婚しないまま年齢を重ねた女性」と辞書にはありますが、この本では結婚してても子どもがいても「老嬢」のくくりに入れてもらえます。ただ、ちょっと普通のおばあさんではない感じ。「老いの憂い」よりも、不思議な可愛らしさを持っている「おばあさん」たちです。一癖も二癖もあって、正しいばかりではない、ちょっと子どもっぽいようなお茶目なおばあさん。
なんといっても「お嬢さん」の「嬢」ですから、元気で「ときめき」がないといけないような気もします。
読んでいると、自分の中にも理想の「おばあさん」というイメージがある事に気がつきます。
私の場合は、ジブリの映画に出てくるおばあさんたちや、数えきれないほどたくさん読んできた物語の中のおばあさんたちからエッセンスを絞り出して、私のなりたいと思う「おばあさん」ができているように思います。
もう1冊。
『いだずらおばあさん』は、おばあさん2人が子どもの姿になって活躍する物語。
『老嬢物語』を読んだら、読みたくなった1冊です。
こんな風に仲良しの「おばあちゃん友だち」のいる老後って、いいですねぇ。
しかし、「おばあさん」って、「老嬢」って、何歳ぐらいからなんでしょう?
子どもの頃は60代でも「おばあさん」と思ってましたけど、今になってみると60代はまだまだ「弟子」ってところですよね。
堂々と「わたしはおばあさんだから」って名乗れるのは、70を過ぎてからかなぁ……なんて思います。
アンチエイジングが流行りの昨今ですから、70代でも「おばあさん」って言われたら傷つく方もいらっしゃるかもしれませんが。
理想の「おばあちゃん」になるためには、まずは体力維持かもしれないと、この2冊を読んで思ったのでした。
たかどの ほうこ:文・絵
偕成社
『いたずらおばあさん』
高楼方子(たかどの ほうこ):作
千葉史子(ちば ちかこ):絵
フレーベル館
「『老嬢(ろうじょう)』とはなんぞや?」と思いつつ読み始めた『老嬢物語』。
なんとも素敵な「おばあさん」たちが登場するエッセイ集です。
「老嬢」は「結婚しないまま年齢を重ねた女性」と辞書にはありますが、この本では結婚してても子どもがいても「老嬢」のくくりに入れてもらえます。ただ、ちょっと普通のおばあさんではない感じ。「老いの憂い」よりも、不思議な可愛らしさを持っている「おばあさん」たちです。一癖も二癖もあって、正しいばかりではない、ちょっと子どもっぽいようなお茶目なおばあさん。
なんといっても「お嬢さん」の「嬢」ですから、元気で「ときめき」がないといけないような気もします。
読んでいると、自分の中にも理想の「おばあさん」というイメージがある事に気がつきます。
私の場合は、ジブリの映画に出てくるおばあさんたちや、数えきれないほどたくさん読んできた物語の中のおばあさんたちからエッセンスを絞り出して、私のなりたいと思う「おばあさん」ができているように思います。
もう1冊。
『いだずらおばあさん』は、おばあさん2人が子どもの姿になって活躍する物語。
『老嬢物語』を読んだら、読みたくなった1冊です。
こんな風に仲良しの「おばあちゃん友だち」のいる老後って、いいですねぇ。
しかし、「おばあさん」って、「老嬢」って、何歳ぐらいからなんでしょう?
子どもの頃は60代でも「おばあさん」と思ってましたけど、今になってみると60代はまだまだ「弟子」ってところですよね。
堂々と「わたしはおばあさんだから」って名乗れるのは、70を過ぎてからかなぁ……なんて思います。
アンチエイジングが流行りの昨今ですから、70代でも「おばあさん」って言われたら傷つく方もいらっしゃるかもしれませんが。
理想の「おばあちゃん」になるためには、まずは体力維持かもしれないと、この2冊を読んで思ったのでした。