『おひめさまに なった ワニ』
("PRINCESS CORA AND THE CROCODILE")
作:ローラ・エイミー・シュリッツ
絵:ブライアン・フロッカ
訳:中野 怜奈
発行:福音館書店
将来「りっぱな女王」になれるように、朝から晩まで やることばかりの コーラ姫。
毎日の忙しさに うんざりしています。
それでも、王様も お妃様も お世話がかりも、コーラ姫の気持ちに全く気が付きません。
コーラ姫のことを深く愛して、本当に大切に思っているのに、将来への不安と心配で頭がいっぱいなのです。
コーラ姫が 名付け親の妖精に 助けを求めると、お城にやってきたのは大きなワニ!
ワニは コーラ姫の身代わりになって、お世話がかりと王様とお妃様を相手に やりたい放題。
しっちゃかめっちゃかの大騒ぎの中で、大人たちも、やっと大切なことに気がついていきます。
コーラ姫が、”自由な時間”の中で 生き生きと過ごす1日の幸せそうなこと!
なによりも、最後にきちんと 自分の気持ちを伝えることができた コーラ姫が素晴らしい。
そして、姫の言葉に耳をかたむけ、しっかりと聞き、気持ちを受け入れた 大人たちも素晴らしいと思うのです。
これはアメリカの児童書ですが、日本の子どもたちも「そうだそうだ!」と うなずきながら読むんじゃないでしょうか。
「りっぱな大人」になるために、夜遅くまで塾に行ったり、毎日のように習い事に行ったり、”自由な時間”を持つことができない現代の子どもたちの気持ちを伝えてくれる1冊だと思います。
子どもの「幸せ」ってなんでしょう?
毎日我慢して忙しくしていたら、「りっぱな大人」になれるんでしょうか?
大事なのは、お互いの思いを伝え合うこと。分かり合うこと。
お互いに不安や不満を抱えながら、親子の仲がうまくいかないまま、大事な子ども時代を過ごしてしまったら、大きな後悔が待っているような気がします。
まず この本を読むべきなのは、子育てをする大人たち なのかもしれませんね。
「読んであげるなら 5歳から
自分で読むなら 小学校初級から」ということです。
すべての文字に ふりがながついています。
ちょっと長めのお話ですが、お子さんたちも「次はどうなるんだろう?」と、あっという間に読み終えてしまいますよ。
("PRINCESS CORA AND THE CROCODILE")
作:ローラ・エイミー・シュリッツ
絵:ブライアン・フロッカ
訳:中野 怜奈
発行:福音館書店
将来「りっぱな女王」になれるように、朝から晩まで やることばかりの コーラ姫。
毎日の忙しさに うんざりしています。
それでも、王様も お妃様も お世話がかりも、コーラ姫の気持ちに全く気が付きません。
コーラ姫のことを深く愛して、本当に大切に思っているのに、将来への不安と心配で頭がいっぱいなのです。
コーラ姫が 名付け親の妖精に 助けを求めると、お城にやってきたのは大きなワニ!
ワニは コーラ姫の身代わりになって、お世話がかりと王様とお妃様を相手に やりたい放題。
しっちゃかめっちゃかの大騒ぎの中で、大人たちも、やっと大切なことに気がついていきます。
コーラ姫が、”自由な時間”の中で 生き生きと過ごす1日の幸せそうなこと!
なによりも、最後にきちんと 自分の気持ちを伝えることができた コーラ姫が素晴らしい。
そして、姫の言葉に耳をかたむけ、しっかりと聞き、気持ちを受け入れた 大人たちも素晴らしいと思うのです。
これはアメリカの児童書ですが、日本の子どもたちも「そうだそうだ!」と うなずきながら読むんじゃないでしょうか。
「りっぱな大人」になるために、夜遅くまで塾に行ったり、毎日のように習い事に行ったり、”自由な時間”を持つことができない現代の子どもたちの気持ちを伝えてくれる1冊だと思います。
子どもの「幸せ」ってなんでしょう?
毎日我慢して忙しくしていたら、「りっぱな大人」になれるんでしょうか?
大事なのは、お互いの思いを伝え合うこと。分かり合うこと。
お互いに不安や不満を抱えながら、親子の仲がうまくいかないまま、大事な子ども時代を過ごしてしまったら、大きな後悔が待っているような気がします。
まず この本を読むべきなのは、子育てをする大人たち なのかもしれませんね。
「読んであげるなら 5歳から
自分で読むなら 小学校初級から」ということです。
すべての文字に ふりがながついています。
ちょっと長めのお話ですが、お子さんたちも「次はどうなるんだろう?」と、あっという間に読み終えてしまいますよ。