『ポリッセーナの冒険』
作:ビアンカ・ピッツォルノ Bianca Pitzorno
絵:クェンティン・ブレイク Quentin Blake
訳:長野 徹
徳間書店 (2004)
イタリア語タイトル:「Polissena del porcello」(1993)
「ほんとうのお父さん、お母さんは別にいる」
ある日、自分が修道院からもらわれた子だと知ったポリッセーナは、本当の両親をさがす旅に出ます。
動物曲芸団をひきいる、みなしごのルクレチアとゆかいな動物たちと一緒に、海から農場、街道の宿屋、そして宮殿から荒れ地の村へ……。
それそれの場所で、さまざまな人々から得る情報に、ポリッセーナは一喜一憂しつつ、今までの人生で経験したこともないような苦労をいくつも乗り越えて、前に進んで行きます。
驚き、喜び、絶望、希望、そして大きな「どんでん返し」!
物語のあちこちには、宝さがしのように、大団円を完成させるためのピースがたくさん隠されています。
最後まで読んだら、また最初からピースを確認するために読みたくなる物語です。
前向きで想像力ゆたかで、ちょっと思い込みが激しくて突っ走り気味なポリッセーナと、運動神経抜群なのに冷静で控えめで思慮深いルクレチア。
自分の人生を自分でつかみ取ろうとする、2人の女の子の「ダブル主人公」の物語です。
旅の先々で出会う人々の人生もさまざまで、個性豊か。
素直なポリッセーナの感情にふれることで、自分の中の偏見にも気付かされました。
ハラハラドキドキの中に、「本当に幸せなのは、どんな人生?どこでどう生きること?」そんな問いを投げかけてくれる1冊です。
イラストは、国際アンデルセン賞受賞画家のクェンティン・ブレイクさん。
ロアルド・ダール作品の挿絵でもおなじみですね。
日本語版は451ページもありますが、最後まで飽きない面白さです。
イタリアで出版され、ドイツ語、フランス語、スペイン語などに翻訳されいるとか。
是非、日本でアニメ映画化されないかなぁと、期待しています。
作:ビアンカ・ピッツォルノ Bianca Pitzorno
絵:クェンティン・ブレイク Quentin Blake
訳:長野 徹
徳間書店 (2004)
イタリア語タイトル:「Polissena del porcello」(1993)
「ほんとうのお父さん、お母さんは別にいる」
ある日、自分が修道院からもらわれた子だと知ったポリッセーナは、本当の両親をさがす旅に出ます。
動物曲芸団をひきいる、みなしごのルクレチアとゆかいな動物たちと一緒に、海から農場、街道の宿屋、そして宮殿から荒れ地の村へ……。
それそれの場所で、さまざまな人々から得る情報に、ポリッセーナは一喜一憂しつつ、今までの人生で経験したこともないような苦労をいくつも乗り越えて、前に進んで行きます。
驚き、喜び、絶望、希望、そして大きな「どんでん返し」!
物語のあちこちには、宝さがしのように、大団円を完成させるためのピースがたくさん隠されています。
最後まで読んだら、また最初からピースを確認するために読みたくなる物語です。
前向きで想像力ゆたかで、ちょっと思い込みが激しくて突っ走り気味なポリッセーナと、運動神経抜群なのに冷静で控えめで思慮深いルクレチア。
自分の人生を自分でつかみ取ろうとする、2人の女の子の「ダブル主人公」の物語です。
旅の先々で出会う人々の人生もさまざまで、個性豊か。
素直なポリッセーナの感情にふれることで、自分の中の偏見にも気付かされました。
ハラハラドキドキの中に、「本当に幸せなのは、どんな人生?どこでどう生きること?」そんな問いを投げかけてくれる1冊です。
イラストは、国際アンデルセン賞受賞画家のクェンティン・ブレイクさん。
ロアルド・ダール作品の挿絵でもおなじみですね。
日本語版は451ページもありますが、最後まで飽きない面白さです。
イタリアで出版され、ドイツ語、フランス語、スペイン語などに翻訳されいるとか。
是非、日本でアニメ映画化されないかなぁと、期待しています。